母なる証明のレビュー・感想・評価
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「息子の無実を証明するため、肝っ玉母ちゃんがんばる!」
っという話だと思っていたんですよね…。いやそれはそれで間違ってないんですが。真相に迫っていく母ちゃんの手腕は中々で、ハードボイルドな私立探偵は言い過ぎですが、今作でもやっぱり無能な警察よりも試行錯誤しながら着実に進んでいくんです。ただ、ちょっとこの愛重すぎというか過保護すぎではないかとも思ったら…。ハーイ、バクダンが次次に炸裂しまーす。ですよね。ボン・ジュノですものね。ストレートなミステリで終わらせる訳ないですよね。
そして観終わったあとボン・ジュノではなくポン・ジュノなことに15年経って気がつくというオチw。人間の記憶ってほんとあてになりませんね、母は。
息子としての証明
一心不乱に息子の無実を証明しようと奔走する母。それは行き過ぎて脱線したり、息子には疎ましがられたりするが、その甲斐もあって真実に辿り着くが、その真実は呆気ないものだった。
ラスト息子が見つける”アレ”を何気に渡す息子に救われる母。
そうか、ツボを押せば良いんだ。
前半の変な空気感は若干イライラするし、訳がわからない。あれが韓国の...
前半の変な空気感は若干イライラするし、訳がわからない。あれが韓国の実態だったりするのだろうか?後半はシリアスで良かったかな。
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自宅で鑑賞。贔屓のP.ジュノ新作。この人のは本筋がグニャッと曲がるシニカルなストーリーが多く、観た後、何とも云えない気分になる。その感覚が味わいたく観続けてしまい贔屓となる。本作も観る人を選ぶ様な内容だが、個人的には間違い無くP.ジュノ印で大満足。次も多分観てしまう事になるだろう。“トジュン”役のウォンビンはスマップの中居正広に見え、親しみが持てた。母親のK.ヘジャは違和感無く、申し分無い演技と存在感。因みに原題『마더"Madeo"』はその音からだけだと「母」と「殺人」の意味となるらしい。80/100点。
・鑑賞日:2011年8月7日(日)
母なる証明
私は愛した。インテリジェントに書かれ、卓越して演奏されます。それは愛によって盲目にされた強力な母親のキャラクターによって運ばれます。それはほぼ完璧です。また、時間の空気中のこのナレーションは、観客の認識を妨げる意思を持っています。
物語の構築の小さな欠陥、しかし許す。
踊り始めて、踊り終わらない!?
オープニングから艶かしい表情の婆ぁが踊り始めタイトルが出てラストも同じシーンに戻り?進み?それで映画が終われば大したモンだった。
だけどラストはバスの中で踊っちゃう太腿に踊り狂うツボでもあるのか!?
オチが判明の衝撃的なシーンを呆気なくまるでギャグのようにシュールに演出してしまう斬新さ。
頬に傷のある女子高生が一瞬"いとうあさこ"に見えてしまった!?
愛の奔走…炙り出される人間の真実!
DVDで鑑賞。
殺人の罪に問われた知的障害の息子(ウォンビン)を救うため、母親(キム・ヘジャ)が真犯人を探すために奔走。孤立無援の状況の中、真実へと肉薄していく母親でしたが…
展開がとてもスリリングで、ミステリーの醍醐味を味わうことが出来ました。二転三転する真相、予想外の真実が暴かれるまでノンストップで突き進んで行きました。
母親を突き動かすものは、息子に対する愛情と母性。その底知れぬ強さに、母はやはり偉大だなと思いました。
それが最終的には息子を守ることになりましたが、その方法を果たして罪だと言い切ることが出来るかどうか…
人間の強い想いは真実さえも凌駕してしまう…。ポン・ジュノ監督らしい、人間本来の泥臭さとエグさが濃厚で、従来の価値観を圧倒するような極上のサスペンスだなと思いました。
※修正(2022/06/08)
韓国映画
自分が韓国映画に抱いているイメージ通りの作品だった。
とりあえず、エグい。
脚本や見せ方が、という意味ではなく本来存在する人間社会の闇をきっちりと描くというか、容赦がない。日本映画にも昔はあったのだけど今は一分のコアな作品にしか見られないリアリズム。
それだけ日本は(中途半端に)欧米化してしまってるって事でしょう。
それにしても感じの良い人が全然出てこない映画。
警察もほんまカスですな。
そんな人達で形成された閉鎖的なムラ社会の話だけに絶望感が凄い。汚い現実に晒され続ければ「いっそそんなことを忘れてしまえれば楽なのに」と思うだろうし実際登場人物の台詞や設定には度々そう言った表現が見られる。
けど、人間生きている限り本当に忘れる事なんて出来ない。それでも生きていかなきゃならんのね。ほんとに救い無いわ 笑
こういったサスペンス物にも、きっちりと社会的メッセージを忍ばせるポンジュノ監督は腕利きですね。
女性の肌の見せ方が生々しさを演出できていたし、フレームの外から飛び込んでくる飛び蹴りの演出も良かった。
軽い知的障害を持つ息子がやっていない殺人容疑で逮捕される。 無実を...
軽い知的障害を持つ息子がやっていない殺人容疑で逮捕される。
無実を信じる母親の強さ。それは計り知れない。
息子を想う母親のひたむきさが終始描かれていて、そのためには殺人をもやむを得ない。それほどのひたむきさ。
異常なまでの息子愛。人のエグい部分を引き出していた。
息子や友達はすべてを分かっていたのではないだろうか。
犯人や真相、そして母親までのことを知りぬいていたからこそ、火事の現場に行き、鍼セットを渡したのではないだろうか・・・。
いやぁ救いのない映画だこと、面白かったけど
ちょっとアタマが弱くてほっておけない大きな1人息子の冤罪を晴らすために、年老いた母が奔走する感動作、と思ってみると吐きそうになるかも。
踊る阿呆に見る阿呆踊。 同じ阿呆なら踊らにゃ損損!
冒頭&ラスト、大草原でゆらゆら踊る母親で映画ははじまり、終わります。なんで踊っているのか?きっとこの踊りの理由が分からないと、この映画のテーマは見えてこないと、(私は)思っています。私には、こんなBGMが聞こえてきました。
踊る阿呆に見る阿呆
同じ阿呆なら踊らにゃ損損
きっと多くの方が、息子の無実を晴らそうとする母の姿を見て「これこそが母の姿!母なる証明」だろうと思うでしょう。
けれど本当の母なる証明は、犯人が誰か分かってからです。そこが、この映画の凄いところだと思います。母親の盲目的な愛情の狂気。善とか悪とかないんです。全てを越えてしまった、母の愛。しかし、「母の愛は海より深し、山よりも高し」に、思いっきり平手打ちする、この衝撃!!
でもこの部分をいうと、ネタバレになってしまうんです。個人的には、「母なる証明」が重要なテーマだと思うので、オチを言ってもいいと思うのですが、やっぱりやめておきます。
母親には名前がありません。ポン・ジュノ監督は、これはトジュンの母親の話ではなく、どんな母親も本質はこんなんだ!と言ってるのでしょうか。
さて、何故、母は踊るのか?
踊る阿呆に見る阿呆
同じ阿呆なら踊らにゃ損損
そこまでではない
凄く期待してました。ネットで「衝撃のラスト10選」のようなものにも入っており、どうなるのかなと。個人的には「シックス・センス」のような今まで観てきたものを全部覆される爽快感、もしくは「バタフライ・エフェクト」のようなそうくるかという驚きを想像していたのだけれど、なんだかそれだけ?って感じでした。もちろん息子のために全てを捧げる母の演技は迫真だったし、ラストもいろいろ問題を残していたのだけれど、そもそも全体的にスローテンポで無駄の多いつくりにみえた。
母親ってものは
最初の想像と全く違った形で物語が進行していき、あっという間に引き込まれました。母親はどんな状況であろうと息子を不幸にはしたくないもんなんだろうな。とはいえ最近はそうでもない母親が増えてそうだけど。
後味の悪さ
映画アジョシを観てウォンビンのファンになったので、母なる証明も軽い気持ちでDVDをレンタルしたのですが、軽い気持ちでレンタルしたことを後悔しました。
まず、結末が予想していた終わり方と全然違い、衝撃と軽い吐き気が込み上げてきました。
息子の無実を信じて疑わない母が、息子の無実を証明する話だとばかり思っていました。
騙されました。 これが母の愛なのですか?母なる証明なのですか?これは愛情とは言わないと思います。私は観終わった後にとにかく後味の悪さしか残りませんでした。
私にはこの映画のテーマは難しく、理解できませんでした。
母親の息子に対する異常なまでの愛情も子どもがいない私には理解できませんでした。
軽い気持ちで観ると、絶対に後悔することになると思います。覚悟を持って観ることをおすすめします。
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