「息子の”母なる”証明」母なる証明 tokoro_tenさんの映画レビュー(感想・評価)
息子の”母なる”証明
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平日のお昼、映画館で見ました。
韓流ブームが続いているのか、ウォンビンファンが再集結したのか分かりませんが、”おばさま”ばかり。
香水や化粧品の匂いがぷんぷん。映画を見る環境としては、いただけません。。。
肝心の映画。
オープニングで母親が踊るシーン、それだけで「☆3」の価値があります。
そしてどのカットも美しい。
演出過多な印象もあり、たぶんに食傷気味になりますが、映画=エンターテイメントと思えば、これもまた良しです。
私はこの映画で「母の愛」について描かれているとは思いません。
これは「人間のあざとさ」でしょう。
息子は知的障害者として描かれています。しかしそれは先天的なものではなく、息子が5歳の時に起きた事件の後処理の為に、母の故意による所業なのでは?
そう考えると、母の行動は”愛”ではない。
罪を犯した母が、その罪を隠す。
「カエルの子はカエル」であるように、息子も罪を犯す。
その事実を認めたくない母は、結局息子の罪を隠す。
最悪な悪循環です。
きっとずっと続いていきます。
「母なる証明」という題名の意味、そこには「ここ母親にしてこの息子あり」ということでしょうか。
しかし韓国の警察、ずさんだな。
そして母役のキム・ヘジャさん、ラスト近くバスのガラスに写った顔が野中広務さんにそっくりでした。
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