サマーウォーズのレビュー・感想・評価
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実は18歳以上禁止
残念ながら、細田監督最新作を見に行く予定は全くないのだが、「時をかける少女」といい、この「サマーウォーズ」といい、見てて恥ずかしくなる部分が多すぎて、おっさんのオレには無理。
まあ、そうは言っても初アニメレビューということでもう少しがんばる。
本作あまりに記号が揃いすぎて、有り得ない設定なのに、無理やり家族の絆とか、誰も否定できないような着地点に落とすから、恥ずかしいし、いやらしい。
田舎がどうとか、大家族がどうとか、40代、50代の人らには、はい、はい、懐かしいねえと思うかもしれないが、アニメを見る世代がどんなに上がろうが、その人らを鑑賞対象にはしていまい。
となると、30代もしくはそれ以下の大人が対象、ということかもしれないが、主人公の少年やその先輩の少女を見てると、こっぱ恥ずかしくてしょうがない、と思うのがその世代ではないのか?ちがうのか?
どこぞの誰かが言っていたが、細田監督の作品は大人向け、ということらしいが、いやいや、架空のノスタルジーに添加物を盛り込んだだけで中身は、大人向けとは真逆のもの。
映像とかすっごい綺麗だね。そこはすごいと思う。
だけどやはり変身シーンは無理。ちゅーの演出も無理。
お願いしまーす❤❤
初見は
上田高校出身のかつての友人の推薦。封切りで見たよ。まだまだ、人生が楽しかった頃。直後に僕自身は一旦は奈落に落ちる。今となっては。
閑話休題
我が子に乳を含ませる「由美」そこから左に上田の夏が流れる。台詞はない。アサガオと夏の入道雲。
一番左の端に夏希と健二。
真剣に考えていれば、2011年の災害ももう少し被害を抑えられていたかもしれない。
勿論「まだ負けてはいない」と言う健二言葉を信じよう❤
被害に合われた方の冥福を祈る。
SFではない。希望を持って、このディストピアを生き抜け!
他人がやってる花札を見ている印象
最終決戦、仮想空間でのバトルのルールがよく分かんないから何に緊迫しているのか何に喜んでいるのかよく分からなかった。そしてこのよく分かんなさをずっと感じた作品だった。ルールが分からないから札の手や勝負の肝、勝敗が分からないで人がやってる花札を見ている感じ。
一見、笑いあり涙ありハラハラドキドキ、最後は感動の大団円の娯楽映画!というイメージを伝えたいんだろうな、という作り手の思いは分かった。が、どうも違和感を随所に感じた。
果てしなきスカーレットが色々な意味で話題の細田監督。
細田作品は全く見てなかったのでスカーレットの波に乗るために、まずはサマーウォーズから鑑賞した。
この作品を見て細田守監督がどういう監督かなんとなく分かった。
彼は自分が描きたい情景がまずあって、そこから物語を創作するタイプの監督だと思った。逆に言うと自分が描きたい絵を優先するので、そこに物語を当てはめるから話の筋が通らなくなってしまっている印象。
・仮想空間OZ
・田舎で過ごす夏
・数学に狂気じみた主人公
・夏休みの一家団欒で起こる家族喧嘩
・世間の混乱におばあちゃんが昔からの人の絆で立ち向かう様子
・公開手配されて家族中から白い目で見られる主人公
・家族がそれぞれの能力を結集しあう様子
・世界の危機と並行して描かれる甲子園
・家族の仇撃ちと世界の危機がリンクし、その戦場が仮想空間
これらの場面はまずこういう情景を描きたくてストーリーを作っている印象を受けた。
ここからはより詳しく話しを見ていく。
◾️ストーリーの流れ
一族の家長たるおばあちゃんを中心に個性的な家族の中に放り込まれた主人公
↓
そんな中、放蕩息子が帰ってきたことで家族喧嘩が勃発。
↓
おばあちゃんと主人公が理解し合う。
しかし突然、おばあちゃんが亡くなってしまう。
↓
おばあちゃんの死因は放蕩息子が遠因だった。
おばあちゃんの仇撃ちを一族総出で果たそうと立ち上がる
↓
家族がそれぞれの力を結集する。
↓
合戦。家族の仇撃ちと世界の危機がリンクしつつ、おばあちゃんの仇を打つ
↓
大団円
という流れ。
ここに描きたい情景を捩じ込んだ為、おかしな点も見られる。
◾️疑問点
観ていて疑問が生まれた点を挙げていく。
・陣内家=真田家=大阪夏の陣=サマーウォーズ
なのだと思った。ただし、真田幸村が大活躍した大阪の陣は冬の方(真田丸で戦った)。夏の陣だと真田幸村は討ち死にしてると思ったけど、田舎の夏休みを描きたいからそこはタイトルをサマーウォーズにしたのかなと思った。
もしくは上田合戦(第一次と第二次があり、第二次は関ヶ原の戦いに併せて勃発)として考えると第一次は3月、第二次は7〜9月だから第二次はサマーウォーズに該当する。
・OZという仮想空間が分からなかった。ここのアカウントを持っていれば医療情報、資産管理、通信などの生活インフラが全部一括管理できるようだ。しかし仮想空間になっておりアバターも動かせる。ゲームもできるようだ。OZは何が出来て何をする場所なのか分からなかった。
・OZの中でラブマシーンという人工知能によるハッキングが行われる。この犯人が主人公だとテレビ報道までされ大騒ぎになるのだが、特に何の説明も無く終わる。そもそも主人公はラブマシーンから送られた暗号も間違えてるし疑われないのではないか。
主人公が大事件の犯人でわちゃわちゃするイメージをやりたかったのか?
・OZの混乱によって社会が混乱する中、おばあちゃんが関係各所へ電話する。
世間の混乱におばあちゃんが昔からの人の絆で立ち向かうさまをやりたかったと思うが、電話を掛けて何をしたかったのな分からない。なので、ただただ迷惑になっている。
これもおばあちゃんが昔気質の人であるからこそ未曾有の混乱に対処出来たイメージを伝えたかったのか。
・おばあちゃんとおじさんの喧嘩
おじさんはおばあちゃんに立派になったよ、と伝えたかった。だけど昔のわだかまりがあって喧嘩になる、としたかったのかもしれない。
これはおばあちゃんとおじさんの間に実の血縁関係があれば成立したかもしれない。
ただ、おじさんは死んだおじいちゃんの妾の子。
血の繋がっていない自分を愛を持って、母となって受けてくれたおばあちゃんにあんな態度を取るおじさんとして描いてしまうと魅力的では無くなってしまう。
おじさんは
死んだおじいちゃんの妾の子で、
どうしようもない放蕩息子で、
だけどアメリカのAI開発の天才エンジニアで、
ヒロインの初恋の相手
設定を詰め込みすぎてる。
そもそも主人公に数学オリンピック日本代表候補という設定もちょっとご都合すぎるかな、と感じた。
・世界の危機とリンクする甲子園の熱戦
甲子園やってる場合じゃないよね。
原発に人工衛星落ちてくるかもしれないんだよね?
世界の危機だったんだよね?
これも家族のわちゃわちゃした感じとテレビ越しの甲子園の熱戦がリンクする情景をやりたかったのだろうと思う。
・最終対決が花札なので結局、運の勝負になっている。
おばあちゃんが好きだった花札とリンクさせての最終決戦を描きたかったのかもしれないけど、結局運で勝ってるよね?って思った。
なんで勝てたのかロジックが無い。
世界中からアカウントが集まる場面もドラゴンボールの元気玉みたいにヒロインに全世界の希望が集まる場面を描きたかったんだと思う。
だけど結局、勝つか負けるか分からない勝負に世界の人々が希望を託した理由が分からなかった。
そもそも、ヒロインのバイトに付き合わされる主人公も片想いの気持ちがあったとはいえ、じゃんけんで勝って同行できているので、ここも運によるものだ。ここは主人公が友達を出し抜くくだりを入れてやるべきだったと思う。
・最終決戦、世界中から掛け金としてアカウントが集まるとなんでヒロインのアバターの容姿が変わるの?
そういう場面を描きたかったんだと思う。
◾️よかった点
おばあちゃん。
特に幼少期のおじさんと若き日のおばあちゃんが手を繋いだ静止画。あそこは泣きそうになった。
おばあちゃんの遺言もよかったな。おばあちゃんは、しっかり人を描こうとしていてそこは凄い感動した。(このくだり、絶対、奥寺佐渡子さんの持ってる資質で描けてると思う)
◾️細田監督の傾向
細田監督は美代の油絵専攻からアニメーターになり、アニメ演出、アニメ監督というキャリアの持ち主。なのでやはり情景、絵を優先し理屈よりイメージを伝えるタイプ。
だから映像は新鮮さや美しさ、壮大さを感じて感動する。おかしい演出も上手いと思う。
ただ、ストーリーテリングの土台は無いように思える。
細田守監督はストーリーを犠牲にしても画を優先してしまう傾向があるので、出来上がった作品に違和感を感じる人は居るだろうなと思った。
と、ここまで考えてみたので、まだ見てない果てしなきスカーレットの予想。
おそらく描きたい情景を優先しすぎた為にストーリーが伝わらないと予想。
いや、もしかしたら描きたい情景の羅列でストーリーは破綻しているのかもしれない。
答え合わせをしなきゃ。
「由緒正しき家」を垣間見て、楽しめた🎞️
所謂「由緒正しき家」の生まれに憧れているので、その点は「鬼太郎誕生」や「ミステリと言う勿れ」(共に2023)より描写が細かくて、楽しく感じました。祖母の存在が良く、デール・カーネギー「人を動かす」の「重要感を持たせる」を実践するシーンが好みでした。終盤の展開はまあ普通で、祖母が途中退場して残念です。アカウトを飲み込み続けるAIの存在は、2009年の映画ですが先進的に感じました。細田作品は、脚本は他の方が書いた方が良いと思います。
作品の雰囲気はとても好きなのですが
以前から気になっていたアニメ映画でした。劇場公開から16年たってからようやく見ました。(映画館で、ではないのは残念ですが)
作品の雰囲気や陣内一族の人間関係などはとても良かったです。とはいえ、謎の人工知能との対決が花札でというのが、あまりにも唐突で共感を持てませんでした。栄おばあちゃんとの思い出のあったゲームというのはわかるのですが、それ以外の必然性がほぼなかったと思います。物語のキーとなる要素にしてはあまりにも取って付けた感が否めず、物語に引き込まれつつ見ていたところ、一気に覚めてしまいました。
そう感じてしまうと、暗号解読する場面も冷めた目で見ざるを得なくなります。健二が捕まってしまう原因となった最初の1回目については、本作品のストーリーとして大変効果的だったと思いますが、その後何度も何度も使われるのはいただけません。いくらフィクション作品といえども、さすがに手計算で2度も3度も都合良く解読に成功するというのは無理がありすぎます。作品中では何億もの人が利用し、社会インフラにもなっているOZというシステムに、こんな脆弱なセキュリティしかないのではそもそも普及前に破綻していそうなものです。
もちろん、16年前にリアルタイムで見ていたら、また違う印象を受けた可能性はあるでしょうが...名作扱いされていることに共感はできなかったです。
人と人との美しいつながりがテーマであるがそれが一目でわかる象徴的で印象的なシーンが足りない
2009年公開のアニメ映画。現代日本社会を風刺したドタバタホームコメディ。インターネットが好きな都会の高校生が夏休みに知人女子高生に頼まれて彼女の田舎のおばあちゃんの家に彼女と行きそこでの騒動を描く。
点数:2.0。お勧めしません。このホームドラマは感動しない。主人公が成長しない(年上の彼女と少し仲良くなるだけ)。序盤に各人の抱える問題の描きかたがはっきりせず問題提起が浅いので最後にあっさりしていて味わいが薄い。主人公含め何が問題かはっきりせず騒動が収束しても感動が湧かない。大人までゲームに没頭する日本社会を風刺?私はよくわからなかった。
映画ではインターネットの暴走により現実社会が大混乱におちいるが陣内家や主人公やインターネットの中にいる人々が力を合わせて解決する。インターネット世界も現実社会も地球全体も、全ての世界どうしはつながり、人と人が美しくつながって機能している。インターネットの世界が現実社会と密接につながっているという事実はふだん気が付きにくいがこれはインターネットの世界が顔の見えない世界だからだと思う。本作は陣内家という顔の多い大家族と顔の見えないインターネット世界を両方登場させて両世界の人と人とのつながりの大切さを説いている。陣内家は老若男女が同じ屋根で生活し大家族が美しいつながりをもって機能している、同様にインターネットの世界も美しいつながりをもっているはずだと作者は言っているように私は感じた。本作は人と人との美しいつながりがテーマであるがそれが一目でわかる象徴的で印象的なシーンが足りないと思った。たとえば家族が急病で救急車を呼んだ場合には消防、警察、病院の人たち、そして道を譲ってくれる一般ドライバーなど大人数の人たちが助けてくれる。この事例は人と人とのつながりがいかに大事が一目で、瞬間でわかる。そういった誰でもわかる場面を入れればこの映画はもっと良くなると思う。
視聴:液晶テレビ(無料地上波放送のHDD録画) 初視聴日:2025年8月2日 視聴回数:1(早送りあり) 視聴人員:1(一人で見た)
追記:(雑記など)
本作は2009年公開の映画であるが本作の内容を見ると当時の人々はインターネット社会の希望的な未来を予測していたようである。だが残念ながらその予測は大きくハズレたと言わざるをえない。2025年のインターネット社会は世界全体を悪い未来の混沌へと導いている。コロナの混乱、SNSを悪用する悪徳政治家、悪徳大企業、国内外の詐欺集団、トクリュウ犯罪、集団万引きネットワークなどインターネットは社会での悪用が目立つ。無秩序で自由なインターネットは世界中の人々の生存力のパワ-バランスを大きく変化させ、旧来の平和で善良なインターネット弱者な人々はずる賢く金の亡者のインターネット強者たちに駆逐されようとしている。2025年のインターネットはもはや人類に格差を生み続ける害悪と化している。本作「サマーウォーズ」は劇中で戦国時代の戦国大名の真田家が徳川方の大軍を撃退した上田城合戦の話や徳川方の大軍相手に最後まで抵抗した大阪の夏の陣の話が出てくる。「サマーウォーズ」はつまり「夏の陣」の意味であろう。本作は圧倒的なインターネット社会に立ち向かう陣内家の話である。そもそも情報通信の技術は軍事利用から始まった。戦争では敵の情報を早く正確に知り、それを味方全体で迅速に共有しなければ勝てない。画期的だったのは文字や音声を電気信号に変換し、導線や電磁波にのせて相互通信する技術が1900年代初頭に確立したことである。電気信号は条件にもよるが秒速30万キロメートルの速さの光に近い速度で伝わる。この技術により人類は瞬時に多くの情報を多くの人と交換できるようになった。インターネットは現在の情報通信技術の最先端であるがいつの時代も人類の考えることは同じである。人類は結局はいつも戦争に有利になることしか考えない。インターネット技術によって有利不利が生まれ技術に乗り遅れた国は駆逐される運命にある。インターネットは人と人をつなげるが現在は醜悪なつながりを生んでいることのほうが多い。いかに技術が進歩しようと人類それ自体は進歩しない。進歩しない人類の欲望がインターネットを醜悪なつながりの世界にしてしまっていると私は思う。人と人との美しいつながりとは何か。それは他人の気持ちになって考え、行動することです。お互いが思いやりをもって行動することだと思う。そのためには他人を迅速に正確に知ることが大事だと思う。本来は人を傷つけるための軍事技術だったインターネットなどの情報通信技術はそれを逆の目的で使うことが求められる。これはとても難しい。本作ではアメリカ軍が開発した軍事技術のAI「ラブマシーン」が日本のインターネット仮想空間「オズ」を大混乱におとしいれる。「オズ」と連動している日本のインフラや企業や機関も大きな影響を受けそしてそれを利用する一般国民全員が被害を受ける。現実にもこういう事態は起こっている。2021年5月アメリカの石油パイプラインを管理する企業がハッキングを受け石油供給がストップし一般人はガソリン給油ができず混乱が広がった。日本でもハッキングだけではなくシステム不具合によるなどで社会の混乱がたびたび起こっている。百年後の未来ではインターネットはどうなっているのであろうか。さらに発展しているのか、逆にアナログに戻っているのか。インターネットの弱点は電気がないと動かない、悪用されやすいなどである。停電するとインターネットは利用できなくなる。それまでインターネットに頼ってばかりいた人ほど痛い目にあう。インターネットは悪用されやすい。インターネットは善良な人も悪人も等しく利用できる。善良だった人もインターネットによって悪に染まる。インターネットは悪魔の軍事技術である。人々を洗脳し、利己主義を増進させ、世界を混沌におとしいれる。我々は悪魔の軍事技術インターネットに対抗する手段を編み出さねばならなくなった。私のパソコンは静かだがこれに人類の存亡がかかっていると思うと感慨深い。まず、インターネットは見ないほうがいい。必要時以外はインターネットアクセスを切断するのがいい。そして本作の映画のように人と人との美しいつながりが大事であることに気が付く。信頼できる人を探し団結しつながってインターネットに対抗するのがよい。映画「サマーウォーズ」は「夏の陣」である。人と人が美しくつながってインチキだらけのインターネットに対抗しようとする物語である。
追記2:
私は
何が何やら大騒ぎ・・
高校2年生の健二は、憧れの先輩である夏希から、一緒に夏希の実家に行くというバイトに誘われ、長野上田市の夏樹の実家陣内家に行くことに、荷物の運び役かと思ったら夏希は祖母に健二はフィアンセと紹介、夏希は一体何を考えているのか・・。
そんな、最中、健二がバイトしているネットのVRゲームオズが暴走、誤作動の犯人はこともあろうに健二という冤罪報道で陣内家はパニック。
オズが暴走したのは陣内家の祖父の隠し子侘助が開発したAIラブマシーンのせいで、裏で操っていたのはアメリカ国防総省という訳の分からぬスケール感。
オズの中だけの話なら、どおってことないがラブマシーンがネットを通じてインフラの破壊工作、日本の小惑星探査機「あらわし」を原発に落とすという暴挙、ラブマシーンを倒すために夏希は花札で勝負を挑む、任天堂が観たら喜ぶ設定ですね。
陣内家の歴史を聞いているとまるで真田家、でてくる輩は訳なく大騒ぎ、そもそも、おじさんにはオズっていうVR設定に興味がもてないから、何が何やら分からず戸惑いしかありませんでした。
心躍る作品の一つ。
長野県の田舎、地元の名士的な旧家を舞台に繰り広げられる、世界存亡の危機への闘い。
ハイテクとアナログの対比。
百歳近い栄おばぁちゃんの、矍鑠として凛とした佇まいと、人間としての美しさ。
総てが、個人的に胸熱で、琴線を奮わせる。
風雲急を告げる様な、突然降って湧いた国難に、
NETのネの字も知らない様なおばぁちゃんが、黒電話一つで、どうにか出来そうな偉い立場の知り合いに、片っ端から連絡取って、発破かけて鼓舞する場面…
中には、婆さん一人が電話かけたくらいで…って馬鹿にして鼻で嗤うヤツもいるかもしれない、
でも、
先の分からぬ恐ろしい事態にいきなり立たされた時、
一本芯の通った心からの叱咤激励に救われる事は、存外嘘じゃない。
Judgment Day
AIが学習を重ねることで、インターネット仮想空間で暴走する話なんですね!
4DX再上映にて初鑑賞しましたが、2009年にインターネットの仮想空間を考えた想像力はさすがですね👏🏻
数学オリンピックに出るような天才的な方のおかげで、いまの便利な世の中で生活できる気がしました。
現代では、世界的にコロナ騒動や物価の高騰化も厳しくなってきているので、近い将来VR空間などの技術が進化したら現実から離れてVR世界に入り込む人も増えそうですね。
AIも著しい発達を遂げているので、人類にとって敵対する日もくるかもしれませんね…
お婆ちゃんが皆んなに慕われる存在で、死後も遺書を通して意思が残るシーンが良かったです。
奇跡的に人工衛星の着弾する位置は家からずれましたが、あの速度で落下する衛星がぶつかったら普通の家にいる限りでは助からない気がしました😂
恋愛観のような描写は違和感を感じました。。。
合戦とWar 黒電話とスパコン 寿命と生誕
終始隙のない映画。夏だけでなく、仮想世界、青春、家族、友達、この全てのジャンルでの最高傑作。
両極な二項対立をいくつも盛り込む話の作り方は、比較を通じて温度差や概念を感じる一般的な人間の感じ方に向けて、傑作を作る一番確かな方法だと再び思った。
第一波のインフラへのイタズラを防いだのは栄おばあちゃんと彼女が育んできた絆の力です。その後本当にラブマシーンを倒すのには、カズマと夏希とシンジ、じゃなかつた健二が主に貢献してたようで、そのお膳立てをしていたのはCPU、電力、氷、ミリ波レーダー、等大人の男であり、あんたならできる、と言ってくれた栄おばあちゃんであり、飯を拵えた女性陣であり、健二にアカウントを新規作成してあげた佐久間であり、花札でアカウントを預けた世界中の人であるという形で、絆を描いていると感じました。
ストーリーをかなり知っている上での再度の鑑賞だったためか、子どもの頃よりだいぶ怖くない映画と感じた。
もっとラブマシーンは、遠慮なく人命を奪うようなキャラだと思っていたが。思い返してみれば、美しいハッピーエンドのためにか、人は一人も死んでいない。 栄おばあちゃんは医師の人を信じて、寿命という認識。
確かに死なれてもスッキリはしなかったかも。
世界中の原子力発電所のシステムを暴走させて、爆破するタイムリミットだったと子どもの頃から思っていたが、それで世界中の人間が人質になっているのかと思ったが、あくまで原子力発電所のうちのどれかにあらわしが落ちるだけだったか。
日頃やってる最善と同じか。何回も見てて知っていると、どんなに素晴らしいものなのに感想らしい感想が浮かばない。
というか、悲しいかな映画というものそのものをパターンのうちに収めてしまったのだろう。
起承転結のストーリーライン、キャラクターデザイン、声当て、そういうものの枠にせっかく多くの人の手が入った、それも大神作に分類されるサマーウォーズを納め込んでしまう。
分析するためには、記憶するためには、そういう見方の方が良いけど。全部を知ってるパターンや、知らないパターンが来たらそれを知るパターンに納めてったら、心が動かないったらない…自分のパターンに落とし込むと、全てが自分という一点の中にあって動かない。 違いを感じて刺激を感じる、極が無くなってしまう。
キングカズマが、邪魔するなああああと殴るシーンでの風の量には大満足。
花札も役を揃えるたび椅子がボコッと殴られるのも迫力満点。
逆にそこ以外の4DX演出が足りない…!
俺の求める4DX体験は、ガルパン最終章4話の3倍〜4倍、つまり盛れば盛るほど良い。サマーウォーズでは時間単位ではガルパン4章の1/3.5程度しかなかった。
小説で読んだ時、地の文で、開発者の侘助に捨てられたラブマシーンは愛に飢えていて、だから人のアカウントを吸って人を理解しようと、知識欲とかいうけど、一番知りたかったのは愛だったとそのために行動していたAIだと記憶していたが、映画ではそうとは語られてなかったのか。
ストーリーは本当に最高ありがとうございます。4DXの感想は、特殊演出量もっと増やして、今の10倍は欲しい。 音響は左右と後ろと上との音量がもっと欲しかったかな…つい昨日8/31土に家でスピーカーを掘り出してきて、斜め前と斜め後ろから挟み込んで音を聞いているから、それと比べてすら立体音響で劣っている。
人生難しいものだ…学習しないと最善の努力はできない、けど学習しようとするほど自分の中という一点の中に全てを納め込んで、刺激的な部分を使って刺激を感じられなくなってしまう。
よろしくお願いしまーーす!!
"夫と子が旅行中に映画見まくるゾ"
第四弾は「サマーウォーズ」
好きなんですよねぇ私。
観たい新作もあるのに、やっぱり外せない!
ワリビキ ナイノハ キツイ ケド💲
今でこそ、夏の風物詩として毎年リバイバル上映されるまでに大きくなった本作ですが、元々は単館上映作品じゃなかったっけ?と記憶しているのですが、どうでしたっけ??w
粗も目立つしツッコミ所満載だって良いじゃないか!
多くの方が見て、楽しかった!と思えたからこそ支持される作品になったんだと思います。
これって凄い事だと思います。
栄おばあちゃんの名言
「いけないのは独りでいること。
お腹をすかせていること。」
胸に刺さります。
健二が鼻血を出しながら数式を解くシーンもグッと来ます。
健二しかいない!健二なら出来る!
がんばれがんばれ!と、みんなと一緒になって応援しちゃいます。
そしてあの
「よろしくお願いしまーーす!!」
を絶対に劇場で聞いて欲しい!
仮想空間OZの世界。
わちゃわちゃしてて好きなんです。
色々なキャラが出て来てワクワクするんです。
あのスピード感にも釘付けだ。
映像もキレイで楽しくて引き込まれます。
悲しいシーンもあるけれど。。
腹が減っては戦はできぬ!
皆さんしっかりと腹ごしらえして、是非劇場で体感して下さい!
わざとらしい・・・
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いきなり主人公が学校No1人気の女の先輩からバイトで雇われる所から始まる。
この時点では明かされないが、先輩が「婚約者を連れてくる」
と田舎の婆さんに大言壮語を吐いたため、その役を演じるというものだった。
が、ここで色々と波乱が起こる。
この映画の世界ではOZというバーチャル世界があり、IDがあれば誰でもそこに入れる。
そしてそこで現実世界と同じ権限を与えられ、それは現実世界にも影響を及ぼす。
ある日AIが多くの人のIDを奪い、暴走を始める。
それにより多くの人がOZに入れず、現実世界でも大騒ぎになる。
そんな時婆さんが死ぬ。現実世界の混乱により救急車が来なかったのが一因。
婆さんはみんなで協力してこの難局を乗り切ることを強く主張しており、
残った家族・親戚達と主人公は力を合わせる。
暴走したAIは人工衛星を地球に落とそうとするが、
数学オリンピック日本代表相当の主人公がAIのかけたパスワードを破り、
ゲームの達人である従兄弟か何かが自キャラでAIにダメージを与え、
先輩が花札でAIを倒す。で、最後隕石が家の近くに落ちるが大丈夫だった。
そして先輩は主人公を好きになり、カップル誕生でハッピーエンド。
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とりあえず出だしの強引さで冷めた。
平凡な奴がイヤイヤながら美人の恋人のフリを承諾し、そのままホンマに恋人になる、
まさしく昭和を感じさせる展開が見え見えだったから。
で、強引な展開が多すぎる。
パスワードを解くのに必要な能力はハッキングで、数学オリンピックとは関係ない。
しかも人工衛星が近くに落ちたのに誰も死なない異常さ。。
で、予定調和のハッピーエンド。
SFなのであり得ないのはしょうがないが、それはSF的な部分だけにして欲しい。
あんたなら出来る、出来るって。
出来ない、そう思った時。
あなたのいちばん大切な人はどう言ってくれますか?
そんな質問の答えがこの作品。僕自身がもうダメだと思った時にいつも思い出して元気を出します。
ストーリーは、言うまでもないか。
見終わったあとには爽快感だけが残ります。夏のはじまりにいつも見るし、これを見ると暑くなってきたなと感じ始めます。
家族の絆!
リバイバル上映で初めて映画館で視聴!何回見たかは覚えてない。
•これも時をかける少女と同じで大人になって初めて見た。
•こんなに泣ける映画だったっけ?となって、最初見た時はキングカズマがかっこいい以外考えてなかったのを思い出した笑(今でもめっちゃかっこいいと思う‼︎)
•自分は1人が好きだけど、誰かと一緒にいることもたまには悪くないかと思った、、、
•家族の存在はとても大きいものだ!
•キュンキュン要素もめっちゃ好き!
•bgmもよかった!
夏が始まりました!
ツッコミどころが多くて没入しきれないところがもったいない
全体的には面白かったと思います。
が、物語に没入しきれないツッコミどころが多く、気になっているうちに観終わってました。
・主人公の影が薄すぎません?
(ばあちゃん、孫娘を託すのがこんな少年で良いの…?)
・ヒロイン、学校一の人気者…そんなに素敵でした?(すみません)
・後半のバトルについて説明少なくない?
・花札って説明いらないほどメジャーなゲームですか?
・衛星落ちてあんなんで済みます?
冒頭感じる「これは面白い映画だ!」という期待が
後半ガラガラ崩れていくような感じで悲しかったです。
もう少し前に見ていれば
ボスがAIなのがあまり好みじゃない
感情が無いものと戦ってもあまり感情移入出来ないというか盛り上がりにかける
ネットの世界が主流になっている現代で見たのが悪かったのかな、もう少し前に見ておけば面白く思えたかもしれないです(;o;)ざんねん
あ、でも神木隆之介の声はめちゃくちゃいいです
いくら大家族でもね
ちょっとした出来心でハッカーに加担してしまった。現実、今も続く被害の原因で、好奇心から被害者兼加害者になってしまう電子機器系犯罪の典型だ。
そんなハッカーにバーチャル戦争を挑むわけで、主人公が巻き込まれるプロセスはうまいと思う。ここまでは、前振りなく機関車のようにぐいぐいと引っ張る。
ただ、解決方法がね。vs家族の力は訴えたかったテーマとしても、余りに世間離れしていて、ご都合主義の個人的許容を超えている。何となくシラケてしまう感じだった。
よろしくお願いしまあ〜す!
時をかける少女で一躍その名を知られた細田守監督の、夏の定番となった傑作長編オリジナル映画。
数学オリンピックレベルの計算能力をもつ健二と、それをレンタル彼氏として強引に我が田舎へと連れてゆく夏希の、巨大インターネット空間OZを巻き込んだ、一夏の冒険物語。
田舎らしい風景と繊細かつあたたかな人間描写、そして全てが一点に集約してゆくストーリー、これぞ細田監督の真骨頂といえる作品です。
活目すべきは、田舎の象徴でありみんなの屋台骨を支えていた陣内家当主、栄の死のシーン。
過剰な演出なく、リアルに描かれたその一場面。
皆が悲嘆し、言葉をなくしたそこから、物語は一気にラストまで爽快に駆け抜けます。
細田監督の送る、夏のキラキラのつまったプレゼント、お盆のお供に、毎年見返す映画です。
見る場所とタイミングを選ぶ映画かな
きっと公開当時に映画館でみたら、感動していたに違いない。Ozの世界観に魅了されてただろうし、音楽とか映像の綺麗さにもいちいち感動しながら見れたと思う。
残念ながら私はあまり心動かされなかった。
理由はふたつで、先週、竜とそばかすの姫を見たこと。初めてOzのような仮想空間を見たのですごく楽しくてワクワクした。
でも、その後で前作のサマーウォーズを見ると似ているなーという感想(順番逆だけど)しか浮かばない。
もう一つは、映画館ではないこと。
話自体はいろんな要素を切り貼りしたようなことで、IT、田舎、大家族、恋愛、賭け事、原発、温泉。。あまり関連性がなく、細かいことをいろいろ突っこんで考えてしまうとつまらなくなる。
映画館なら、映像や音楽の勢いで楽しむことができるけど、残念ながら家での鑑賞だとゴチャゴチャ色んなことつっこんでしまって、、、冷めてしまった。
おばあちゃんの感動のお手紙も、わびすけの話が半分くらい占めてて他の家族まじかわいそうとか思ってしまった。
わたしの感性の弱さなんだろうけど。評判がいい映画で楽しみにしてたので残念です。
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