南極料理人のレビュー・感想・評価
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ホントになんにもないんだね
西村がかなり気を使ってつくったたくさんのおいしそうな料理を、そんな気を知ってか知らずか、ガツガツ食べる隊員達を観ていれば、そりゃ唾もでるしお腹も鳴る レイトショーで周りに殆ど人がいなくてよかった 連れにはバレてたけど(恥)
作品に散りばめられた笑いどころの殆どが面白かった 個人的に声に出すのを我慢して心の中で爆笑したのは、「ワルキューレ」がかかっているシーン また感動できるところや考えさせられるところもあって退屈しなかった 日本に帰りたいと思って外に出てみても360度が果てしなく続くと感じさせるような同じ景色だと途方にくれるより外ないのだろう
基地を去って終わりではなく帰国後の日常生活も描かれていて、また観測生活中での伏線も回収されていてよかった
久しぶりに面白い作品に出合った
エンドロールを最後の最後まで観ることをお勧めする
ご飯を食べてから観に行きましょう
特別に盛り上がり部分は無いのですが、全編に渡って楽しめました。
ずっと小ネタを仕込まれ続けた感じで、「クスッ」「クックック」って感じの笑いが最初から最後迄続きました。隣りのおば様はそこまで声を出して笑うかってほど声を漏らして笑っていたくらいです。(笑)
内容が内容だけに、食べ物が沢山出てくるのですが、昼御飯前に観に行った為、終わった時には食べ物の事ばかり考えちゃいました。(^^;
極寒の中での仕事は、きっと想像を超えたものなのでしょうね。
少ない人数での人間関係、閉塞感、家族や恋人から離れた孤独感。
それらも上手に盛り込み、笑いの中にもホロリとさせられたり、考えさせられたり、でも苦悩の部分も笑えたりと、とても観ていて飽きない素敵な映画でした。
この役に堺雅人さんは、とてもピッタリの配役だと思います。
もちろん他の配役も、素敵過ぎるほど素敵な配役です。
是非沢山の人に観てもらい、笑ってもらいたいです。
人は何処でも飯を食う
とくにこれといった派手な展開はなく(せいぜい隊員同士で細かいイザコザがあるくらい)あるのは普通の食卓風景です。
見終わった後はお腹が空きます。
等身大の南極観測隊
南極観測隊で調理担当だった西村淳氏のエッセー「面白南極料理人」「面白南極料理人 笑う食卓」を映画化。
原作を読んだことがあるんですが、元々面白いエッセーでしたが、映画になるとは思っていませんでした。映画になっても、その面白さは失われていません。しかしながら、劇ではないので、少し冗長かなぁと思うところも。セリフの無いカットが多いんですよねぇ。その辺りをきちんと締めれば、もっとテンポある映画になったのかと思うんですが・・・、と、ここまで書いて気が付いたんですが、のんびりした雰囲気を出すために、セリフの無い、一見無意味と思われるカットを多用したんですかね? だとすれば、間の伸びた感じは充分通じました。
主人公にして原作者の西村淳氏を演じるのは堺雅人。原作本の著者の写真を知っていたんですが、こう言っては西村氏には大変失礼ですが、本人よりだいぶカッコいいですね。で、西村氏は海上保安官で、現役時代は特殊警備隊(本人の著書「面白南極料理人 名人誕生」どおり。特別警備隊ではないかと思うんだけど・・・。)も乗船する準特殊警備船に乗っていたとのことで、警備訓練も受けていたと取れる記述があるんですが、堺雅人はそう言う武闘派の雰囲気は全然無いんですけどね。それから、堺雅人本人は、実は全く料理をしないので、この映画のために料理の特訓をしたそうです。その割に、手元を写すシーンは少なかったかな?
ついでに。西村氏は都合二回南極に行っています。映画では最初の南極行きとして描かれていましたが、原作となった本の方は二回目の南極行きに関してのエッセーなので、その辺りは少し事実とは異なります。まぁ、初めての南極行きのときの話とした方が面白いですからねぇ。
テーマがテーマだけに、食べるシーンばっかりです。結構お腹が空きます(笑)。南極観測隊の生活を等身大に(たぶん)描いた作品です。笑あり、涙は・・・無いですが、笑える面白い映画です。
鶏の唐揚げは180℃で2度揚げ
ひょんなことから、南極に単身赴任することになってしまった妻からも娘からも爪弾きにされている料理人が主人公です。
これといった派手な展開があるわけでも、まして、天候が急変して全員が窮地においこまれていくスリリングなシーンがあるわけでもなく、寺内貫太郎的な食卓のシーンが中心です。
実際にはこんなに豪華なものばかりが食卓を飾るとは思いませんが、次から次への手間をかけた料理の数々。
その料理をおいしそうに頬張る個性的な隊員たち。
それを母親のようにニコニコしながら見守る堺雅人演じる料理人。
極寒の地で1年以上もたった8人で顔をあわせ暮らさなければいけないとなるといろいろな行事と食事でメリハリをつけなければ持ちませんよね。
全編笑いが中心のなか所々でほろっとするシーンも
唐揚げのシーンではもらい泣きしそうでした。
結構おすすめの映画です。
隊員たちの悪戦苦闘を無責任に笑う
昭和基地からも遠く離れ、富士山よりも高い南極ドームふじ基地。鳥さえ飛んでいない氷だけの世界で、毎日毎日、同じ顔しか見ない生活。出掛けるところもない。そんな不自由な生活を、少しでも楽しくしようとアタマをひねる隊員たちの行動が、トリビア的につまみ食いできる。
時には隊員たちの悪戦苦闘に笑い、遠く離れた家族に冷たくあしらわれる姿には「うーん、あり得るよなー」と同情どころか意地悪く笑う、第三者的に隊員たちを観測する2時間5分だ。
隊員たちのわがままに文句もいわず、隊員たちのために料理を作り続ける堺雅人のはにかんだような笑みが生きた作品で、キャスティングがいい。
医療担当のドクター(豊原功補)の存在が楽しく、最後まで笑わせてくれる。
「たまたま、やりたい仕事がここでしかできなかった」と語る雪氷学者/本さん(生瀬勝久)たちの帰国を迎えてくれるものは・・・?
意地悪く笑ったことも忘れ、「よかったね」と声を掛けたくなる。
意外とイイ物喰ってるな
まぁ毎日豪華な食材を使う訳ではないと思うのですべてではないと思うけど。
最初から最後まで笑いが散りばめられてて飽きない映画でした。
山場はないが、最後の方の朝食時の堺さんがお母さん、生瀬さんがお父さん、きたろうさんがおじいちゃん、残りは色々な性格の子供たち、みたいな感じの家族みたいなシーンが良かったです。
生きている証
(←5002は旧しらせ観測船)
南極厳冬期の観測時に、あるトラブルが発生
その困難を、8人のプロフェッショナルが
それぞれの得意分野で協力しあい克服する。
中心には、主人公の料理人が作る料理を
食べること(バイタリティとかエネルギー)
で、各人の連帯、結束、絆を深め
最後には、わだかまりのあった
日本の家族とも理解し合える。
という、ありがちなあらすじでは無く
ほぼ内容はコメディーです。
原作本タイトルには、『面白』って言葉入ってるし。
食べ物メインの話であり、氷と南極の空、合わせて
白銀とブルーの綺麗な映像かと思いきや
髭面の顔アップに、飯をかきこむシーン
味噌汁を『ズーズー』すする音や、
オムスビを作るときの、手のアップ 米粒が粘る音『ヌチャヌチャ』
このあたり、生活音であるし、生きている証でもあり
音がないと嘘臭いけれど、やや不快。
そして、うんこ、おなら、おしっこもネタとして入っていて
南極で、大人が子供の悪ふざけしている感がありますが
行為が子供っぽくなる、のは過酷な単身赴任生活の故と
考えるべきでしょう。
そして料理人以外の
隊員の仕事姿は、笑いの一部として登場
プロフェッショナルとはあえてズレています。
その後は、小ネタを挟みつつ
終始、冗長ぎみの間をもって進行し
基地内部のみすぼらしさや、衣装にも気をかけない
リアリティのある映像がでてきますが、
単身赴任者の困難さが改めて強調されます。
そしてついに、1年半ぶりに帰国。
娘との久しぶり再会ですが
おとうさんを疎ましく思う娘さんが怒るときの
憎々しい表情は特筆もの
その表情で、配役が決定したと考えてもいいくらい。
久しぶりに帰ってきても、
態度が出発前と変わらないのが子供らしく媚びてなくて良い。
(でも、途中父親思いの場面もありました。)
そして、エンドロール
南極基地内で、半分冗談のような約束を全員で
するのだけれどその約束を果たす映像が流れます。
映画のなかで一番感動のシーンでした。
未知の世界
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