デメキング

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デメキング

解説

鬼才漫画家いましろたかしの同名長編デビュー作を、お笑い芸人のなたぎ武(ザ・プラン9)を主演に映画化。監督は「少林老女」「口裂け女2」の寺内康太郎。1970年の瀬戸内の港町、中学生のひろしは小学生らと“田ノ浦少年探検団”を結成し、無作為な日々を過ごしていた。夏のある日、幽霊船と噂される船を探検していたひろしらは、遊園地で働く寡黙な青年の蜂屋に出会う。

2008年製作/99分/日本
配給:ジョリー・ロジャー
劇場公開日:2009年3月7日

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(C)2009 いましろたかし/「デメキング」製作委員会

映画レビュー

3.0いましろたかしの原作は好き

2009年5月8日
鑑賞方法:映画館
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ぉゃっ

5.0『謎』という幸せ

2009年4月16日
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

原作は奇才、いましろたかしによる「未完の怪作」と誉れの高いカルト漫画。つまり、完全に終わっていないにも関わらず、むしろ終わっていない物語だからこそ完成されてしまった物語なのである。
現実に未来を知る事は出来ない。今の現状から鑑みるに暗い未来が待っているかもしれない。今よりもマシになっているかもしれない。もしかしたら、とんでもない転機が訪れ輝かしい、明るい未来になるかもしれない。ポジティブでもネガティブでも人は未来に向かって行かなければならない。停滞する事も、もちろん後戻りする事も出来ない。選択肢は無く全ての人間(人間に限った事では無いが)は未来に進む。
もし、たとえば20年先の未来で、自分が前人未到の偉業を成し遂げる事を知ったなら?未来を運命付けられてしまった人間は、来るべき時までどう過ごすべきだろうか?
「デメキング」は未来を知ってしまった男の孤独と、未来を夢みる青年が対比して描かれる。
未来を夢みる青年は、部活動をやめて近所の小学生たちのリーダーとなり、同級生のいじめに会いながら、これから進む未来を明るく見積もり毎日を過ごす。
未来を知ってしまった男は、もはや来るべき時までをただただ純粋に「生きる」。極端に暗くは無いが、知っている以上の明るさは持てない。なぜなら夢はすでに提示されているのだ。
この映画は漫画「デメキング」そのものを象徴している。
誰にも伺い知れない未知の事がらの中にだけ、無限に輝く未来は存在できるのだ。

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