「突っ込むところはありますが、とりあえず泣きましょう。」HACHI 約束の犬 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
突っ込むところはありますが、とりあえず泣きましょう。
1987年の映画「ハチ公物語」のリメイク版。舞台をアメリカ東海岸の架空の街ベッドリッジに設定して作られていますが、話の大筋自体は、元々の「ハチ公物語」のままになっています。
この映画、“一応”主演はリチャード・ギアですが、本当の主演はHACHIを演じた犬達でしょう。子供のときのHACHIは柴犬が演じていたりするようですが、成犬となったHACHIは3頭の秋田犬が演じています。どれもとてもカワイイです。しかも、しっかりと演技しているんですよねぇ。どうやって演技を付けたんでしょうか? 物凄く不思議です。
正直なところ、物語そのものは、特に起伏も無く、淡々と進むために、盛り上がりに欠けています。でも、何だか最後の方は泣けてしまうんですよね。特に最後のシーン。泣けます。
HACHIがパーカー教授の所に来た理由、って言うか、それより何より、何でHACHIが日本からアメリカに来たのか?と言う事が全く解明されず、突っ込みどころは満載です。でもこの作品は、そう言う細かいところは気にしないで、素直に物語を見るのが良いと思います。
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