「広末涼子なかなかいいやん。」ゼロの焦点 grayteerさんの映画レビュー(感想・評価)
広末涼子なかなかいいやん。
こんな悲しい映画だと思わなかった。こんな推理サスペンス物で泣いてしまう自分って・・・・。
戦後がどんなものなのか想像でしかわからないけど、今よりもっと女性が生きていくのに厳しい時代だったことは間違いないでしょう。
なんだか、観てるのが辛くなりました。
室田佐知子役の中谷美紀、田沼久子役の木村多江、鵜原憲一役の西島秀俊3人の過去が切なく胸に迫りました。
鵜原憲一の妻役の広末涼子は、私的に期待度が大変低かった為か、好演しているな~と思ったのですが。新妻の意地がよく出ていたかと思います。
姉に対するすまなさに押しつぶされそうな感じを、ちょっとしか出演してませんでしたが、崎本大海も好演していました。
あと、一見妻に冷淡そうな、鹿賀丈史も最後の最後に魅せてくれたと思います
中谷美紀も木村多江も期待どうりで間違いなし、でした。
みんなが内に秘めた思いがあって、話に奥行きが出していたように思います。
文句をつけるとすれば、ラスト近くの日本海での小船のシーン。
字幕で説明するのはいかがなものか、と。
音楽に関して、またラスト近くの「オンリー・ユー」がうるさかった。
いらないような気がする・・・。
ついでにエンディングロールの中島みゆきの主題歌。
最後まで曲は聞いたが合わないような気がする。あくまでこれは個人的意見ですが。
窓際の壁で刺されて殺された男が、翌朝、子供たちに発見されるシーンが、私は一番怖かったのですけど、みなさんは?(←ポイントずれてる?)
コメントする