「手塚マンガを思い出させる」ゼロの焦点 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
手塚マンガを思い出させる
手塚治虫のマンガで、戦後の時代考証入ったもの、
「アドルフに告ぐ」「奇子」
をよく読んでいたが、その辺りとリンクする事態背景に何だか懐かしさやノスタルジーを感じた。
「ばるぼら」は違ったかな❓
常に付き纏う「敗戦国」故の後ろめたさと、GHQの横暴。振り回された市井の人々の中には、他人には言えない事が幾つもあり、それでも生きてきた、生き延びてきた人たちには、十人十色の歴史がある。
女子大出ても売春しないといけないとか、
学校行ってないから字も読めないとか。
そんな人が再会した時に起こる化学反応は、戦後に温温と産まれてきた人には考えの及ばない事が起こるのだろう。
それぞれのキャラを、振り返りながら絡めていく流れから、3人(憲一、佐知子、久子)の心情が分かり易く、逆に禎子が一番謎なキャラになっていく流れが、不思議だった。
一人、室田社長に関しては、ラストのあの行動に至る動機が不可解で、もう少しキャラ背景が欲しかった。推測は出来るが少し突飛だった。
当時はかなり力入れた作品なんだろうが、
今観ると、2時間ドラマだなー、そこそこ面白いかなー、CGの質❗️💢、とか雑念が多い。
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