「スーダラ節が聴きたくなる。」20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
スーダラ節が聴きたくなる。
…いや、長かったですね(爆)
映画が、というよりここまでが。^^;
私は原作は読んだことがないくせに、誰が犯人かは
分かっていたっていう、いやらしい鑑賞者だったがv
うーん。まぁ巧くひねった?感じになるのかなぁ。。
というより、私はそれを演じた(アノ)役者さんの表情が
な~んか気持ち悪くって^^;(けっこう好きなもんだから)
記憶に残ってしまった。しばらくの間…。
さて。
特に思い入れもないうえに、すごく感動できた訳でもない
私なのだが、ではつまらなかったのかと言われると、いや
けっこう面白かったです。と答えると思う。
ただの漫画らしからぬ、もの凄い社会事件を描いてみせ、
さらにそれが子供時代の「空想の賜物」だった。という…
さぁ!ここから犯人探しです!な引っ張り方があざとくて^^;
いかにもありそうな事件とできるわけないだろう実社会が
(くだらない)ゲーム感覚で繰り広げられる残虐性を生む。
…なんか、気持ち悪いほど笑えない映画だったなぁ(怖)
演じる役者たちのハンパでない?豪華さと(爆)
カンナを演じた平愛梨の演技はいつ向上するのか?^m^
など見所は満載だったと思うが、私はこの「ぼくらの旗」を
自分たちの元へ取り戻すんだ!と言ったワリには、結局
忘れ去られちゃったような…尻切れ感がけっこう否めない。
盛り上げといて「ばははーい」なのは監督のせいなのか?
(漫画家のその後も気になるし…)
う~ん♪しかし。
オッチョはカッコよかった!!彼を見ているだけで安心。
春波夫(古田)もいいが^^;後半けっこうしつこいし(爆)
高橋幸宏の登場には胸が躍ったが♪ドラムじゃないのね。
ケンヂに関しては、あのバイク(スーパーカブ)がイイぞv
でも、あんなに走れるのか??(大泉洋に縦断させたい)
…とまぁ、脇に逸れても見所は満載^^;
確かにケンヂみたいな子が人気者なのは分かるが、
案外いろんなところで他人を傷つけている可能性大だ。
それが子供時代の、ほんの些細な事であったとしても、
それで人生が変わったと、逆恨みする輩もいるわけだ。
人生は自分の力で幾らでも切り拓くことができるのに、
苦労した分、逆境から這い上がることだってできるのに、
要は、誰もが大人になっていないことが原因で、
なんでもヒトのせい、社会のせい、にしたがる世の中だ。
いつも思うのだが(爆)
お金がないのは、貯金してこなかった自分のせいだろ。
そこに警笛を鳴らしたのがあのラストだとすれば、
ケンヂがそれぞれに、きちんと提言しているのがいい。
ゲームじゃないのよ人生は。浪花節かな、やっぱり。
(エンドロールで神木くんの名前を見つけたら…おぉっ!)