劇場公開日 2009年6月6日

「グリードは悪?」ハゲタカ Noriさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0グリードは悪?

2014年11月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

原作は全て読んでいました。
映像で観るのはコレが初めて。

大枠は原作から借りているものの、鷲津・芝野の設定や立ち位置が微妙に異なるんですね。鷲津のパートナーや飯島他の人物たちも同様に。
確かに全部盛り込んではいられないとなると、こういう切り方も一つのあり方なのでしょうね。

プロットとして納得いかない部分は何点かあります。(派遣労働に関する捉え方や、ピンポイントで治安悪かったりというご都合主義など)
しかし、人間を扱ったドラマとして面白さを感じました。たぶん、中国残留孤児三世・劉一華の心の奥底にあるものが投影されたとき、自身の中にある温かいもの、無垢なものに、我々観客も思い巡らすのではないでしょうか。

Nori