アベンジャーズのレビュー・感想・評価
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オモチャ箱みたいな話だけどバランスは取れてる
神の兄弟ケンカに、ヒーローと地球と異星人が巻き込まれる話。ヒーローたちも最初はケンカばかりしている。
複数の作品世界を合わせたため、ヒーローのスペック差が激しい。でも、かなり強いはずのソーは弟に出し抜かれ、同じくハルクはただ暴れるのが専門。逆に劣るはずのキャプテンアメリカが人々の救出メインで非常に正当派ヒーローらしく、肉体的には一般人のエージェントたちは仕事に専念しクールなアクションシーンをしてたりして、上手くバランスが取られている気がした。
個性的でタイプもバラバラなヒーロー全てに見せ場を用意した、オモチャ箱みたいな話だった。ギクシャクして色々噛み合わないシーンも楽しかった。
Gentleman, I bring the party to you. 壮大なる計画マーベル・シネマティック・ユニバース。そのフェーズ1の締めの作品
2008年
「アイアンマン」
「インクレディブル・ハルク」
2010年
「アイアンマン2」
2011年
「マイティ・ソー」
「キャプテン・アメリカ」
そして
2012年
「アベンジャーズ」
ここに至るまでに5本の映画を作ってきたマーベル・シネマティック・ユニバースの第一期(フェーズ1)の締めの作品です。その重要な作品が面白くない訳はない!!そりゃ、CG映画とかアメコミヒーローが嫌いな人はダメかもしれませんが、そういう方を除けば存分に楽しめる娯楽大作に仕上がっています。
ってか、5本の映画を作って、それを最後にまとめた映画を作るって計画、長い映画史に置いても初めての試みですよね。それを上手くまとめあげたマーベルはスゴい!そして、その後も関連した同じ世界観での映画を作り続ける、そしてそれぞれの作品を一定のクオリティを保ちちゃんとヒットさせるって事、実は前代未聞です。
100年以上続いてる映画で、70年以上続いてるコミックを再現できるようになったのって、なんだかんだでここ10年ちょっとの話じゃないですか?コミックという自由に想像できる表現にやっと映画の表現力が追い付いたというか。だって日本映画では未だにできてないですしね。コミックを好きな人も納得できる形でちゃんと映画を作ってるって偉業だと思います。
もちろん他の作品観てないと少々分かりにくい所もありますが、壮大なマーベル・シネマティック・ユニバースの世界を現代に生きる映画ファンとして体験しないのは勿体無いでしょ!?ハマってしまうと抜け出せなくなりますよ!
さぁ、お次は「アイアンマン3」だっ!
ヒーロー映画の頂点。男は黙ってアベンジャーズ。
自分は今でも後悔している。なぜこの映画を映画館で観なかったのかと。そしてマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)と言うとてつもないシリーズが2008年のアイアンマンから既に始まっていた事実に今更気づいた事を。
ここまで個々のヒーロー達をハイクオリティで提供しておきながら、各作品にリンクを張り巡らせこの作品で一気にクロスオーバーさせると言う反則技を堂々とやってのけるシリーズを他に知らない。
序盤と中盤は各関連作品を観て置かないと少々退屈気味に感じるかも知れないが、関連作品を観てきた人なら中盤におけるヒーロー同士のいがみ合いがたまらなく面白く感じると思う。
トニー・スタークは今までの作品ではジョークを飛ばす軽い男だが、自分の事は自分で解決してきた。
「僕に命令出来るのは僕だけ」とでも言わんばかりに自分のスタイルを決して崩さない。
そんなスタークを見てかつて組織に与し、仲間と共にいつでも全力投球で戦ってきた超真面目で元もやしっこスーパーソルジャー、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースと反りが合う筈がない。
いがみ合いの中心は主にこの二人だ。
「スーツを着ろ。勝負だ。」と正に一触即発の空気に雷神ソーが割って入る。
彼は最初こそ傲慢で力こそ全てだったが、人間と接した事で本当の強さとは何なのかを理解し、本物のヒーローになった。
(アベンジャーズメンバーで一番成長したのは彼だと思う。自ら地球に飛来し、ロキの地球征服に見立てた王になると言う画策を企てた時、「それでは王は務まらない」と言う台詞が何よりの証拠だし、ソーファンの自分には嬉しい限りだった。)
そんな彼だからこそ、互いのエゴをぶつけ合う二人を見て「下らないちっぽけな連中だ。」と罵る。
さらにコズミックキューブを研究した事で人間では決して扱えないパワーを制御しようとする人類の愚かさに苦言と警告を鳴らす。
神ならではの目線だ。
ブラック・ウィドウは唯一の紅一点故に罵詈雑言を浴びせ合う男達に呆れ果てた様子。
フューリー長官はそうせざるを得なかったと弁明しつつ、そうさせたのはお前達だと火に油を注ぐ。
ハルクことブルース・バナーは実験の失敗から今に至るまで、たった一人で生き抜いてきた。皆を危険に遭わせないために。しかしこんな茶番劇に引っ張り出された事で苛立ちを感じ、「僕がどうやって正気を保っていたか教えてやろうか?」とメンバーに半ば脅しの様な言葉をかける。
お互いの主義主張がこの一連の流れ一つで一発で分かる様になってるのが素晴らしい。
そして注目すべきがメンバーが一致団結し、大乱闘と言わんばかりのニューヨーク大決戦。
ここで人物紹介だけで留まっていたホークアイの弓矢さばきがクールに決めてくれる。
カット割をせずにヒーロー達が次々と横切りながらそれぞれの戦い方を見せつけるあのシーンは男なら大興奮間違いないだろう(と思うw)。
どストライクだったのがバック・トゥ・ザ・フューチャーのアラン・シルヴェストリが奏でるあのテーマ曲。
個人的にはスーパーマンのテーマ曲に匹敵すると思ってるし、ヒーロー映画に実にふさわしい最高のテーマ曲だと思う。
核ミサイルをアイアンマンが宇宙空間に飛ばした時のヘリキャリアのオペレーター達の歓声、戦いが終わった後のニューヨーク市民達の「ありがとう、アベンジャーズ」と言う声。
そして戦いを終えたヒーロー達が自分の居場所に散り散りになって帰っていくシーン。
長くなってしまったが、今まで自分のヒーローはウルトラマンしかいないと思っていたが、アメコミヒーローでこんなにかっこいいと思ったのはアベンジャーズが初めてだった。
これこそ真の、そして最高のスーパーヒーロー映画だと思う。
全体的に勿体無い作品です。
2012年9月中旬、TOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン5(現在のスクリーン9)にて3D版をオールナイトの最終回で、2D版は2013年1月中旬に三軒茶屋シネマで鑑賞。
マーヴェル・コミックス原作のヒーローたちがコミックやアニメの世界以外では不可能だった世界観の共有と競演を果たす企画“マーヴェル・シネマティック・ユニヴァース(MCU)”の実現の為に、2008年の『アイアンマン』を皮切りに、同年の『インクレディブル・ハルク』、2010年の『アイアンマン2』、2011年の『マイティ・ソー』と『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アヴェンジャー』の五作で張られた伏線が一つになり、映画史に新たな歴史を刻む一作『アヴェンジャーズ』が登場し、興味を持って鑑賞(当時)してきました。
ソー(クリス・ヘムズワース)との死闘の末にアズガルドから姿を消したロキ(トム・ヒドルストン)が育ての父オーディン(アンソニー・ホプキンス)が大昔に地球に残し、現在は秘密機関“シールド”によって回収、解明が進められている“四次元キューブ”を奪取し、シールドのエージェントのクリント(ジェレミー・レナー)やセルヴィグ博士(ステラン・スカルスゲルド)を操って逃走し、シールドの長官ニック(サミュエル・L・ジャクソン)はキューブの奪還とロキの計画の阻止の為にヒーローを招集する計画を実行に移し、70年の冬眠から覚めたばかりのスティーヴ(クリス・エヴァンス)、実業家のトニー(ロバート・ダウニーJr.)、科学者のブルース(マーク・ラファロ)を空中戦艦“ヘリキャリアー”へ呼び寄せる(ここまでが粗筋)。
アメコミ原作の映画も自分の好物の一つで、本作以前の五作品は『インクレディブル・ハルク』を除けば、全て楽しんだので、本作への興味と期待は高い状態で公開を待ち望んでいて、観られた時は非常に興奮しました。2時間20分と長い本編はその長さを感じさせず、3Dの映像は完成度が非常に高く、クライマックスでは自分の視線の先で“アイアンマン”が空を飛び、“ハルク”が暴れまわるといった飛び出し効果を満喫し、その時は幼い頃にディズニーランドで観た『キャプテン E.O』に匹敵する興奮を味わえ、この3Dの迫力がスゴすぎたせいか、2D版を観た時に迫力を感じず、「3Dもやり過ぎは良くないのかな」と思ったほど、3Dで観るのが一番な作品と感じました。
話とキャラクターは特に魅力を感じることはなく、予想よりも全てが浅く、意外性等も少なく、そこが残念に思います。能力や考え方など、違いの大きすぎるヒーローたちが集まるので、意見が噛み合わないのは当然で、それを堂々と描いた点は良いと思いますが、他に良い部分は見えず、本作に至るまでの五作が非常に丁寧に話、キャラが描かれ、VFXに関しても、CGをフルに使っていても、それに頼り過ぎず、一作に1億7千万ドル以上の製作費を投入しながらも、カクカクとしたコマ撮りのような表現を一部に入れたり、特殊メイクを駆使していたりと「どうせ、CGしか使ってないんだろ」と思うことが当たり前になっているだけに、その辺りに驚いたり、主人公の葛藤や成長とMCUとしての伏線を無理なく張って描くことを両立し、脇役やアイテム等を含めて、それを描いていたのに、本作では、そういうのが無く、普通の超大作映画にありがちな映像頼みの作品にしかなっておらず、内輪揉めを入れるだけで、今までの作品を踏まえた気の利いたやり取りなどが少なく、そこに物足りなさを感じます。例えば、スティーブこと“キャプテン・アメリカ(キャップ)”は70年間の眠りから覚めたばかりで、彼の感覚では、ついこの間まで、ハワード・スターク(ドミニク・クーパー)に装備を作ってもらっていただけに、ハワードの息子であるトニーに対しては特別な恩のようなものを感じていても可笑しくなく、トニーはハワードを父として嫌っていたものの、『アイアンマン2』ではハワードからの古いビデオメッセージを通じて和解し、当時のトニーにとっては大問題だったアーク・リアクターによる障害を解決するヒントも得たのですから、キャップとトニーがハワードに関する会話を交わして、MCUとしてのシリーズの繋がりを更に増やすような事があっても良かったのではないでしょうか。それが無いから、悪いとは思いませんが、そういうやり取りがキャップとコールソン捜査官(クラーク・グレッグ)以外に無かったのは残念で、もっと気の利いた会話を見てみたかった(キャップ、アイアンマン、ソーの三つ巴の対決を最後に、操られたクリントのチームにヘリキャリアーを襲撃されるまでにアクションが無く、心理戦などのドラマチックなパートが盛り込まれているのだから、そこを活かしてほしかったという思いは贅沢でしょうか?)です。
スケールが大きいわりに緊迫感に欠けるのもマイナスだと思います。本作では終盤にワームホールが開いて、別世界からチタウリ星人が侵略を始め、キャッチフレーズの一つの“地球滅亡へのカウントダウン”が描かれる瞬間でもありますが、全体的にライトでユルい作風(そこを突き詰めて、SFファンタジー系アクションを究めれば良いのに、昨今のシリアスな作風を取り入れたことによって中途半端になったのは残念)なので、他の宇宙からの侵略モノの大半が冒頭から、“何かが空からやって来る”という空気や雰囲気を漂わせているのに対し、本作にそういうのが無いので、意表を突いている感じはありますが、それが唐突で強引すぎるように見えるので、折角のヒーローたちの勇姿が空回りし、チタウリ星人も『スター・ウォーズ 新三部作』のバトル・ドロイドと変わらない敵なので、強いのか弱いのかがよく分からず、なぜ、この星人を悪役に持ってきたのかと疑問を感じます。
本作を鑑賞直後は興奮し、観ている間も楽しめたのですが、今までの五作のうち四作がエンドロールを迎えている最中に「また観たい」と思ったのに対し、本作はそうでもなく、今までの五作を踏まえると良い印象があるのですが、単体では、本作の少し前に公開された『アメイジング・スパイダーマン』の方が全てにおいて面白く感じたので、本作はとても勿体無く、期待しない方が楽しめたのかもしれません。
最高だ!
日本よ、これが映画だ
とてもカッコいいヒーローたちの映画です
ヒーロー!!!
登場人物を知らないと辛い
総合:65点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:65点 )
アメリカの本来は個々に出演する独立作品のヒーローが集合して戦う。好きな人にとっては夢のような企画なのかもしれないが、ヒーローものに詳しくない自分としては、誰がどのような登場人物でどのような背景があるのかが必ずしもわかっていない。この手の映画は物語はたいして気にしなくてもいいものだが、登場人物に関する情報が少ないと話そのものを理解できず面白さも減少する。しかもどういう因縁があるのか、味方どおしでやたらと仲間割ればかりしている。まあ派手な映像と活劇を観れたからそれでいいです。
カッコいい
ハルクおもろい。
圧倒的アクション
マーベルヒーロー集合!
スマブラしてる感じ、予習は必要、個々のキャラいい
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