劇場公開日 2012年8月14日

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「普段忘れてる内に隠された興奮を呼び起こす作品」アベンジャーズ willstrongさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5普段忘れてる内に隠された興奮を呼び起こす作品

2012年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

これだけの主役級の登場人物を一つにまとめた監督と脚本に驚きである
それぞれに見せ場があり、さまざまな感情、思いが交錯し、
やがて一つのチームとして結成する
監督がどれだけアメコミを愛して、どのヒーローもエージェントも悪役も引き立たせたい気持ちがよく伝わる

ただ、それだけを重要としていると最も期待している壮絶なアクション全開の戦闘シーンが
おろそかになるが、やはり映画は見て楽しむものであると思うので、
無心で本能に付き従うように興奮できる魅力も存分に盛り込まれている
仮面ライダーやウルトラ兄弟が映画で集結したかのような興奮と感動があった

一つ言いたいのはアベンジャーズはただ人気のヒーローの寄せ集め映画ではないこと
アベンジャーズとはこの作品だけで成り立つものではない
「アイアンマン」「マイティソー」「キャプテンアメリカ」「インクレディブルハルク」
これらの作品から徐々に垣間見えたストーリーがやがて一つにつながり、
主役級のヒーローたちが一堂に会する壮大な物語へと集約される
ここまで長く数多くの作品が序章となり、一つになって魅せる集大成はかつてない興奮を生んだ
この作品自体の原作も1960年代から現代まで脈々とつながり、
そうして歴史に残る「アベンジャーズ」という映画史に残る作品に成り得た
この作品一つでは語れないし、その背景には想像も付かないさまざまな人の思いが詰まった
まさに超大作のアベンジャーズは、ただ見るだけの興奮するエンターテイメントと簡単な言葉では片付けられない
この時代のこの作品に出会えて無類の興奮と喜びを感じる

最後にあの宣伝文句に首をかしげる人もいるのではないでしょうか
「日本よ、これが映画だ」こんなふざけたセンスの欠片もないキャッチコピー
作品を端的に伝える必要があるのに、内容に深みもない上から目線なものいいで憤りさえあります
日本の配給会社は深く反省するべき
この監督はコメディ要素が好きなのか少々盛り込みすぎな部分があったかな 2ではもう少し笑いは控えて、迫力のシーンをもっと見せてほしい 期待をこめて☆-半個

bp