アマルフィ 女神の報酬のレビュー・感想・評価
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惜しい
自ブログより抜粋で。
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惜しいんだよなぁ。
織田裕二主演ありきの企画だけあって、織田裕二扮する黒田は、まさに青島刑事以来のはまり役でカッコイイ。
イタリアロケにこだわった撮影も功を奏していて、素晴らしいロケーションで魅せてくれる。
でも、サスペンス・ミステリーとして観るとかなり薄味。
黒田と研修生・安達の出会いのシーンはクールで腕の立つ黒田らしさがうまく表現されていて、けっこういい滑り出し。黒田がなにやら特命を受けているらしいという思わせぶりな設定も巧い。
なのに、端を発する誘拐事件の描き方が単調で、まさに観光案内映画にしかなっていないのよ。
セリフでは大使館内部にも共謀者がいるかもしれないと振っておきながら、とりたててそういう描写がないのもサスペンス感を欠いている。
犯人の目的がほかにありそうだとわかってきてからはグイグイ引き込まれるんだけど、その頃にはミスリードもないまま犯人の察しがついてしまうので、犯人探しの面白みは無いに等しい。
誘拐された娘・まどかの病気が展開的にまったく機能していなくて、ラストではすっかり忘れ去られているのも気になった。
終わってみればタイトル『アマルフィ 女神の報酬』も、どこが「すべての真相は、そこにある」なのやら。
続編ありきにガックリ
面白かったが、レベルの低い作品
楽しく見る事が出来たのに、ラストになって、ん?なんで?って思える内容!
前回、容疑者Xの献身でも同じような疑問を感じたが、視聴者にあっと言わせる為のドンデン返しにピントを合わせたのはいいが、結果ありきでストーリーを作っているから、上手く行き過ぎてるし、謎解きの不確定要素が全て確定要素の上に成りたっているので、矛盾だらけ!矛盾しているから視聴者は想像出来ない、辻褄合わせに無理な設定を作り出す。残念ながら脚本は三流の推理小説以下。
後で知った事ではあるが、脚本でトラブルがあって脚本家名が入っていないらしい。理由は良く分からないが、個人的に感じた疑問や不満とリンクしているような気がする。それとこの作者が真保裕一であるのにも驚き!実は個人的にはあまり好きではない!原作と大きくかけ離れた脚本になっているらしいので、取り合えず原作も読んでみたいものだ。
それとわざわざオールイタリアにする意味があったのだろうか?主役に織田裕二や天海祐希を使う必要があったのだろうか?個性が強いこの2人をこんな使い方するなら別の人で良かったんじゃないか?フジの歴代映画は面白かったので、こんな形で不満の残る作品に仕上がってしまったのは残念。
映像が荒い
綺麗だな
黒田から提供されるヒントをもとに先を考えていくのは、ミステリー好きな私にとっては面白かったです。おそらくこうだろうと考えていても、その裏をかく展開。犯人にまんまと翻弄されました。しかし、黒田とともに翻弄されながらも、イタリアの風景を垣間見れたのはよかったです。
また、サラの歌が本編で何回か流れるのですが、個人的にかなり気に入りました。ストーリーはともかくこの歌を聴けたという意味においては劇場に行ってよかったと思います。
で、気になった点
犯人の動機が(小説の中ではという意味で)ありがちです。そして、犯人の最後の行動。何故あそこであの行動を止めてしまうかなあ。ま、所詮その程度の動機だったということでしょうか。演出面では、頭と尻のぶつ切り。あれは観ていて(といっても一瞬でしたが)不愉快でした。
総合的に、楽しかったです。やっぱり、俳優の殆どが実力のある人だと観ていて安心できますね。
イタリアだから見れる映画
全編イタリアロケって言いたかっただけでしょ?
時間があったので観たので、映画内容の情報はほぼ無い状態で観ました。
観始めてあまりにも面白くないので、ついつい粗探しをしちゃいました。(^^;
これは正直イタリアロケでなくても、映画でなくても全然良いし、歌姫の必要性あったのか?って思います。
全編イタリアロケってのは確かに凄いと思いますが、ただそれを言いたかっただけにここで撮ったの?
歌姫はお金掛けたかったの?
たぶん日本を撮影地にして、テレビ2時間ドラマでも、このストーリーじゃ面白くないと思いますが、でもまだその方が良かったのでは?
う~ん、文句を言い出すと止まらないなぁ・・・。(苦笑)
ストーリー:★
俳優陣:★★★☆(これだけ揃っているのに)
ロケ地:★★★★(とても素晴らしい景色だが、ストーリーと合ってるかと言うと、ここである必要性は少しも感じないなぁ・・)
カメラワーク:★(綺麗な景色なのにねぇ、しかも一度真っ暗になる切替はなんで?)
主人公黒田の情報が少なく、どこか謎っぽく感じさせているのも
もしかして、また続編ででも作って、少しづつ明かしていこうって
考えの事かな?(笑)
もう要らないですよ、面白くない映画の続編は。
観やすい映画
TOHOの日ということで、1000円で観て来ました。
犯人はすぐに解れど、最後まで飽きないストーリー展開でした。
犯行の動機や外交との接点などが、単純なんだけどもバレバレではないために、「あーなるほど」と思い続けてクライマックスに至ります。
織田裕二の黒田はハマリ役。
しかし、天海祐希の役は少しイメージとのギャップがあって、違和感を感じました。二人の距離が近づくシーンも違和感ありで、素直に見れません。新境地など狙わず単純に弱い女性で良かったんではないでしょうか?
個人的には福山雅治と戸田恵理香の役が気に入りました。黒田と際物ライター、黒田と新米外交官の2つのコンビは続編があっても継続して欲しいです。
全編通してのメッセージ性なんかを深読みせずに、休日に気楽に見る映画としてオススメです。
母の心情
演技に圧倒!!
観光してる気分で…
しみじみ
久しぶりに落ち着いて見れる日本映画だった。
なかなかの秀作
イタリアと織田裕二の魅力が
ストーリーも俳優さんも良いな。
真保裕一さんの原作なので、期待大で見に行きました。
「驚愕のラスト」なんてなくても、とてもドキドキしして、心配して、そして楽しめる作品でした。
贅沢なキャストは、見ていて安心感を与える。
織田裕二さんは、監督から「眼力」を封印されたそうですが、それがイイのだな。
天海祐希さんも、気丈なシングルマザーを演じきった。
佐藤浩市さんの、強さと弱さ。
佐野史郎さんの、飄々としているけれど、部下思いで官僚的な事務官。彼にうってつけの役だと思った。
福山雅治さんと織田裕二さんとの、絡み具合もなかな味がある。
声の出演だけだけど、中井喜一さんの存在。
本人役の、サラ・ブライトマンの伸びのある素晴らしい歌声。
現地の警部も、表情が良い。
そして、イタリアの素敵な街並み、景色。
サスペンスだけど、推理物をよく読まれている方には、犯人がわかってしまうかもしれない。
けれど、そこに至る背景がわからないので、充分楽しめる。
娯楽大作といえば、娯楽大作だけど、エロいのも、エグいのもなくて、上質の作品に仕上がっている。
質の良いストーリーと俳優陣、スタッフ等、すべて揃った作品だと思う。
最後に2つだけ残念なこと。
戸田恵梨香さんの髪がお顔にかかって、表情が良く見えなかったこと。
犯人側の≪理由≫を、もう少し突っ込んでくれても良かったかな。
チョット?
二時間ドラマでもよかった気が…
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