「オドレイとシャネルが完全にひとつに」ココ・アヴァン・シャネル ゆっこさんの映画レビュー(感想・評価)
オドレイとシャネルが完全にひとつに
まず、映像が美しい。
また、音楽。
ストーリー性より雰囲気でひきこまれていく。
オドレイは、まさにココシャネルになりきっている。
19世紀末のフランスの、やや気だるい貴族社会のなかで、無一文の身から、貴族の愛人となり、さらにはイギリスの青年実業家に恋し、愛され、、
したたかでもあるが、生きるために懸命のココシャネルであったと思う。
ある意味、男性たちを利用しながらも、
自らの賭けうる仕事、ファッション、を見つけ、さらにのしあがっていく。
ココシャネルの目力はそのままオドレイの目力。
オドレイにも、いまはなきシャネルにも拍手をしたくなる映画だ。
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