トワイライト 初恋 : インタビュー
「トワイライト」では顔出し程度の出演になったが、早くも今年11月20日に全米公開が決定しているシリーズ第2弾「ニュー・ムーン」では、ベラと急接近し、エドワードを含めシリーズの主要キャラへと成長していくジェイコブ・ブラック役のテイラー・ロートナーに話を聞いた。(取材・文:編集部)
テイラー・ロートナー インタビュー
「次回作でジェイコブが“豹変”するのが楽しみだよ」
テイラー・ロートナーは、ロバート・ロドリゲス監督の「シャークボーイ&マグマガール 3-D」(05)でタイトルロールのシャークボーイを演じていた若手俳優。幼い頃から習っている空手では黒帯を持っているなど、スポーツ青年でもある。本作では、次回作以降でシリーズの重要な位置を占めることになる人気キャラ、ジェイコブ・ブラックを演じている。
――原作は熱狂的なファンをもっていますが、そんな作品に出演することにプレッシャーは? 役が決まったときの気持ちは?
「プレッシャーがないと言ったら嘘になるけど、それよりは楽しみな気持ちのほうが大きかったよ。役がもらえたときは、そのこと自体に対する喜びもあったけど、キャサリン・ハードウィック監督やクリステン・スチュワートと仕事ができるということのほうが楽しみだった」
――原作はもともと読んでいた?
「オーディションを受ける時は、実は知らなかった。役をもらって準備する時になって、初めてこれがすごい人気のあるものなんだということに気付いたんだ(笑)。本を読んで、ストーリーもジェイコブというキャラクターも気に入ったけど、撮影中はとにかく『トワイライト』に集中しなければいけないから、原作もそこまでしか読まず、続編は撮影後に読んだんだ」
――人気キャラクターを演じたことで、急激に注目を浴びていますが、環境の変化にとまどっていますか?
「びっくりするくらい、あちこちにファンがいるんだ。突然どこからか現れて、ポスターにサインしてくれとか(笑)。とても驚いてるけど、ファンのみんなのサポートはとても心強く、感謝してる」
――今回は出番は少なめでしたが、次回作はどのあたりを楽しみにしていますか?
「『トワイライト』ではエドワードとベラの関係が主軸だけど、『ニュー・ムーン』ではジェイコブとベラの関係が中心になってくるし、同じジェイコブでも『トワイライト』と『ニュー・ムーン』のジェイコブは違ったものになってくる。『ニュー・ムーン』の前半は今までのジェイコブとあまり変わらないけど、後半で“豹変”するからね。あまり詳しくは言えないけれど、そこをとても楽しみにしてるよ。原作本も数回読んで、脚本も何度も読み、体作りもして準備万端だよ」
――やはりアクションには自信が?
「ジェイコブは普段は不器用で動きもぎこちないところがあるけど、変貌するとものすごい俊敏な動きをする。これまでいろいろなスポーツをやってきたので、そういうところに今までの自分の経験をいかせると思う」
――キャサリン・ハードウィック監督の演出で、女性ならではと感じたところはありますか? また、次回作では監督が変わりますが、その点で不安などは?
「女性ならではというわけではないけど、キャサリンは俳優に近い立場にいてくれて、“一緒に作品を作っていく”という点でとても優れた監督だと思う。キャサリンとはとても楽しみながら仕事ができたけど、クリス・ワイツもとても才能のある監督だと思うし、むしろ楽しみにしてるよ」