劇場公開日 2009年4月4日

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トワイライト 初恋 : インタビュー

2009年3月30日更新

続けて、本作で女性ファンから圧倒的な支持を得たイケメン吸血鬼のエドワード・カレンに扮した、主演ロバート・パティンソンのインタビューをお届け。全米ティーンのハートを射止めた王子様の現在の心境とは?(取材・文:編集部)

ロバート・パティンソン インタビュー
「自分を変えず、とにかく落ち着いてこの状況を受け入れるようにしてる」

注目のスターとなった心境は…?
注目のスターとなった心境は…?

ハリー・ポッターと炎のゴブレット」で、ハリーと良きライバル関係を築くセドリック・ディゴリーに扮し、一躍知名度を上げたパティンソンは、本作の世にも美しいバンパイアの青年エドワード・カレン役で大ブレイク。今回の来日直前には、第81回アカデミー賞授賞式にも出席し、「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライドとともに、08年の恋愛映画を紹介するコーナーでプレゼンターも務めた。スターが集うアカデミー賞に参加したことは、彼自身がスターになった証だ。

共演のクリステン(右)とともに一躍スターに
共演のクリステン(右)とともに一躍スターに

――アカデミー賞には初参加だったと思いますが、いかがでしたか?

「すごくびっくりしたよ。出演のオファーは1月になってからきたので、昨年のクリスマスの頃には、まさか自分がアカデミー賞の授賞式にプレゼンターとして出るなんて思ってもいなかったからね」

――憧れのスターがたくさんいたと思いますが、感激した人は?

「ミッキー・ロークと話ができたのはうれしかった。それから僕の出番の直前にウィル・スミスがやってきて、どうすれば緊張しないかアドバイスをくれたんだ。すごくいい人だったよ。それに、出番の直前に入る控え室に僕が行った時、そこにダニエル・クレイグはいるわ、ニコール・キッドマンもいるわ、ウィル・スミスにソフィア・ローレンもいる。彼らが普通にソファーに座って話している様子は、なんだかすごくシュールな感じだったよ(笑)」

自身を“頑固者”と評するパティンソン
自身を“頑固者”と評するパティンソン

――そうした場に呼ばれることも含め、この映画に出たことで周囲の環境が大きく変わったと思いますが。

「正直あまり考えないようにしてるんだ。アメリカではよく“その人の実力は、常に一番最後に出た最新作で計られる。過去の作品は関係ない”と言われる。次回作に失敗した場合、(人気や名声が)落ちるのもすごく速いと。だから急に有名になったからといって、自分を変えることはせず、とにかく落ち着いてこの状況を受け入れ、常に次回作について考えるようにしてる」

――バンパイアのエドワードという人物を演じるにあたり、どのように役作りしましたか?

「原作のエドワードは、パーフェクトで非の打ち所のないキャラクターだから、どう演じるか模索してた。そんな時にオーディションでクリステンに会ったんだけど、彼女自身も、彼女が演じるベラも、僕の思い描いていたベラ像よりも強い女性だった。僕はオーディションでナーバスになっていたので、彼女との立場が原作とは全く逆になってたんだ。そこにヒントを得て、エドワードはすごい力も持っているけれど、ベラの前ではエドワードは少し気弱になってしまうというキャラクターにしたほうが、物語に深みが増すと思って演じたんだ」

――クリステンは映画界では先輩になりますが、共演していかがでしたか?

「僕は頑固なんだけど、彼女も同じくらい頑固だった(笑)。頑固者同士が、一生懸命この作品をより良いものにしようと議論したけど、それはとても健康的なことだと思うし、作品にとっても良いことだったと思う。僕自身、同じくらい熱い思いを抱いて語ってくれる相手に出会えて、すごく刺激的だった」

原作よりダークな雰囲気を心がけた役作り
原作よりダークな雰囲気を心がけた役作り

――具体的に自身でこだわったところは?

「プロデューサーたちは、この映画を誰向けに作るかをかなり模索していて、原作本はヤングアダルトというセクションに置かれているけど、映画ではそのくらいの客層に向けて作ると『ハイスクール・ミュージカル』のようなティーン映画になる。その通りに作ろうって意見もあったんだけど、僕はあまり明るく軽い映画にしたくはなかったし、ダークに演じたいと思った。その点は頑固に守り通したよ」

――最後に、またアカデミー賞の話に戻ってしまいますが、いつかはオスカーを受け取る側に回りたいですか?

「うん、まあ、誰もがそう思うんじゃないかな(笑)」

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