ロシュフォールの恋人たちのレビュー・感想・評価
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60年代ファッション×ポップミュージックのロマンティック・コメディ
とにかく衣装がかわいい! つばの広い帽子とミニ丈ワンピースがカラフルでしかも色違いの双子コーデ! 主役2人が登場するたびに画面が華やかになる。常に前向きで自立心を持った双子達の姿を見ていると、明るい気分になってくる。 ビビッドカラーとパステルカラーを基調とした衣装と同様、音楽もポップなメロディーが全体を通して流れる。"Nous sommes deux soeurs jumelles~"で始まるテーマ曲は一度聴けば耳から離れなくなる。 耳に残るメロディーと歌詞はフランス語学習の点からリスニングの練習に最適。繰り返し聴いて口ずさめばフランス語の音節や単語に耳が慣れてくるはず。 ファッション好きな方、明るい気分になりたい方、フランス語を勉強している方におすすめの作品。
ロシュフォールの恋人たち‼️
名作「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミ監督、主演のカトリーヌ・ドヌーヴに加え、脇を固めるのがダニエル・ダリュー、フランソワーズ・ドルレアック、当時「ウエスト・サイド物語」の大ヒットで人気者だったジョージ・チャキリス、そしてなんとハリウッドのミュージカルのスーパースター、ジーン・ケリー‼️この顔ぶれを見るだけで、映画ファンはホントにワクワクが止まらないはずです‼️年に一度の祭りを控える海辺の町ロシュフォールを舞台に、理想の恋人との出逢いを待つ美しい姉妹、カフェを営む姉妹の母親、祭りに出演するオートバイの曲芸師二人組や兵隊の画家などが繰り広げる様々な恋愛模様・・・‼️「シェルブールの雨傘」ではセリフがすべて唄になっていたのですが、今作では感情の高ぶりでセリフが唄になり、動きが踊りになるという従来のミュージカルのパターン‼️兵隊が心に思い描いてる恋人の絵を描くとドヌーブの顔だった、みたいなシーンもホントに素敵だし、登場人物それぞれの恋愛模様が情熱的だし、ロマンチックだし、ホント至福感に満ちた名作ですね‼️「シェルブールの雨傘」と並ぶフランス・ミュージカルの双璧だと思いますけど、前作がミュージカルと言うよりはオペラのような、音楽映画のような趣だったのに対し、今作は大好きな唄と踊りが満載のハリウッドのミュージカルをフランス人が作りました、みたいな愛情あふれる作品‼️さすがはジャック・ドゥミ監督‼️ミシェル・ルグランの音楽も相変わらず素晴らしい‼️初見から30年、ずーっと大好きです‼️
変な名前
“人間交差点、ロシュフォール”という感じ。ストーリーとしては『シェルブールの雨傘』の方が哀切があって好みだった。/ダム(ダーム)ってそんなに変な名前なの?/お母さんのやってるカフェがなんかグエムル出てきそうな雰囲気なんだよな。
歌って踊って熱く恋して!
理想の恋人を追い求める男女を描いたフランスのミュージカル映画 「ラ・ラ・ランド」の元祖だけあって、とにかく歌って踊りまくる明るい映画だった ストーリーも音楽にのせてそれぞれのキャラが胸の内を語るという群像劇スタイルになっていてずっとノリノリで楽しくみれた また、ファッションも洗練されており、キャラごとに色分けされているのでオシャレなだけでなくこの人誰だっけがなくなって見やすかった 90%ぐらいミュージカル状態だし、仕事しろよっていいたくなるぐらいみんな自由に生きているが、憂鬱さの全くないバカっぽいノリで延々フィーバーしてるので、自然と見てるこっちも明るなってくるパワーがあってよかった 殺人犯の展開いる?みたいな疑問は残るがそういう細かいことはいいんだ!って感じでなんとなく納得してしまう映画
全編ハッピーな雰囲気だけど、ストーリー構成がしっかりしてる!
シェルブールの雨傘はフランス純度100%って感じでしっとりしていて愛や情緒がずっしりだったけど、 恋人たちはアメリカのブロードウェイぽい要素も入り混じっていてハッピーで軽やか&華やかなイメージ! 旅をしていたり、旅立とうとしている人々が主な登場人物であるということも大きな特徴だったと思う。 アメリカ要素でいえば、ジーンケリーが出てきてタップダンスまで始めたの笑った😂 ストーリーに関して、最初一人一人のキャラクターをとりだしてソロで奏でたりアンサンブルしたあと、最後は全部のパートが重なって交差するみたいな感じで進んでいて、構成が綺麗だった!一人一人のキャラも立っていてみんな好き!特にポエマーな彼と旅人の愉快な2人組が良い味を出していた。 一人一人のテーマソングが重なっていくラスト秀逸!何度でも聴ける!テーマソングひとつひとつをとっても、どれもキャッチーで個性が出ていて面白い。 ララランドは音楽とダンスに関してはロシュフォールの恋人たちをだいぶ踏襲してるよなぁ〜と思った。とくに、『ミアとセバスチャンのテーマ』は冒頭のフレーズがほぼほぼ同じだよね。
夢のあるキュートな映画
誰にでもおすすめできそうな、バランスのとれた良い映画。 街のあちこちで繰り広げられる歌とダンスがまず楽しい。ダンスそのものがまず見事だけれど、ついでに街の情景や暮らす人々の洒落たセンスもたっぷり楽しめる。 ストーリーは、基本的には、主人公が白馬に乗った王子様が現れるのを待つ、みたいな内容。でも、これだけで終わらず、姉や母親とそれに関係した人々それぞれが人生を模索する姿も描かれ、人生の深みや哀愁といったエッセンスが加わり、作品が少し深いものになっているのがいい。 若い頃の夢や理想を思い出させてくれて胸がキュンとなるような、そして大人になってもまだ夢を追っていてもいいじゃないかと思わせてくれるような、夢のある、キュートな映画だと思う。
『ラ・ラ・ランド』は完全にこの映画をリスペクトしている。
歌も台詞も完全アフレコが気になる。踊りもジョージ・チャキリスとジーン・ケリーを二枚看板で使っている意味が無い。二人を出演させて、何故か共演させていない。プロダクションや配給会社の壁があるのだろうが、二人の名前があがれば、二人の共演するダンスを期待するのは当たり前。がっかり。 アフレコのドヌーヴとドルレアックの歌など聞く意味が無い。しかし、 音楽がどこかで聞いたことのある音楽。それだけで評価せざるを得ないだろう。 『ラ・ラ・ランド』はパクリ気味にこの映画をリスペクトしている。 追伸 ジーン・ケリーのウィック姿は見たくなかった。
フランスミュージカルの傑作
ミュージカルはアメリカの独壇場だったが、フランスにもいい作品ができると証明した映画だった。
前作「シェルブールの雨傘」でコンビを組んだジャック・ドゥミーとミシェル・ルグランが本格的ミュージカルの傑作を作ったのだった。「シェルブールの雨傘」もジャンル分けとしてはミュージカルだが、どちらかというとオペラに近かった。
アメリカのミュージカルと違って、セットがカラフルで音楽も哀愁を帯びた曲が多く、フランス語の語感とともにフランスのエスプリ満載といった感じで、観ていて、聞いていて、楽しくなる映画だ。ただ、ストーリーは「シェルブールの雨傘」ほど主人公(カトリーヌドヌーブ)に感情移入できず、心を揺さぶるほどの感動までには至らなかった。
なお、日本で公開されたときにはすでにフランソワーズ・ドルレアック(カトリーヌ・ドヌーブの1歳半歳上の姉)は交通事故で25歳の若さで亡くなっており、感慨深いものがあった。
踊りや歌が今ひとつが生かされていない
ウエストサイドストーリーのジョージチャキリスがいきなり登場し驚かされた。さらに、ジーンケリーまでステップを踏む。しかし、フランス風のミシュルルグラン作の曲が今ひとつ彼らのダイナミックな動きに合っていない様に感じてしまった。 カトリーヌドヌーブとその姉が歌って踊るのが見せ場ということの様であり、確かに悪くは無いのだが、二人とも今の感覚ではいけてない衣装や化粧のせいか、綺麗に思えなかった。 ストーリーも大人のお伽話的で割と良い骨格に思えたが、細部の味付けが今ひとつのせいか つまらないと思ってしまった。シュルブールの雨傘であれだけのモノを創った監督だけに残念。
愛すべきフランスシネミュージカル
古典と思って観たが、とても良かった。 有名なあの曲この曲も、キャストもストーリーも映像も、全てがおしゃれでノリがいい。 主役の双子は本当の姉妹だと知って驚いた。当時24歳と25歳。ミニのワンピースがとてもよく似合う若いお嬢さんなのだが、立ち居振る舞いとか顔つきとか、二人とも10代からデビューしているからか、貫禄があった! ラスト近くで二人で歌う、「人生と花、微笑と涙を歌おう」のフレーズが心に残る、素敵な作品。
ミュージカルの良さを実感
正直なところ、話はどうでもよかったりする でも音楽と歌唱と映像が上手いこと混ざると不思議なことに感動的だ ミュージカルは魔法だと思う ただ、音楽がツボにはまった場合のみだけど ミシェルルグランに捧げる星五つ 本当は500ぐらい付けたいぐらいだ
ミュージカル映画嫌いの人にも見てほしい
ミュージカル映画の金字塔。 ミュージカル映画なんて好きじゃないんで、普段は見ないんですよ。 だって、急に踊ったり歌ったりってあり得ないし、普通に考えて変じゃないですか? でもこの映画はそういった考え方を変えてくれました。 色、ファッション、音楽、曲、ダンス、さまざまな表現の要素が駆使されていて、しかもそれらの全てが高度。 CMでよく使われている曲も多く、「あ、この映画の曲だったのか」という場面多々あり。 それだけ、曲の完成度も高いってことですよね。 舞台となった街、フランスのロシュフォールの住民は、撮影に際して自分の住んでるアパルトマンの窓枠をカラフルにするのに全面的に協力したんだとか。今ではすっかり白っぽい色に戻っていて残念ですが・・・。この映画にちなんでカラフルな窓枠にしたら観光客も多く訪れると思うのになぁ、と独り言。
ルグラン・サウンドを堪能
フランス音楽界の巨星ミシェル・ルグランの没後1年/生誕88年特別企画にてデジタルリマスター版を劇場鑑賞。 言わずと知れた不朽の名作であれこれ語るまでもない。テレビでは何度か見ていましたが劇場の第スクリーンではミュージカルの迫力が違いました。華麗なるルグラン・サウンドを存分に堪能しました。 2020-93
観ているだけで幸せな気分に
カラフルでポップな世界観に、それに合わせた音楽に衣装に風景。どれをとっても可愛らしく、思い描くおしゃれなフランスだった。観ているだけで幸せな気分にもなれたし、ストーリーのラストもきちんと表現するのではなく、その後を視聴者側に委ねる感じもフランス映画らしくて好きだった。そしてカトリーヌ・ドヌーヴがとっても可愛らしく素敵だった。
とにかくキュート‼
ミュージカルはキライだし、フランス語の響きは苦手。 ところが、この67年作のクラシックなミュージカル映画のなんとかわいらしく素敵なことでしょう! フレンチロリータ風の衣装、映像の色使い、印象的な旋律、なよっとしたフレンチ男たち、鼻にかかったフランス語の響き、どのシーンも楽しく美しく、堪能しました。 お話は他愛もないものだけど、それぞれの恋物語が絡み合って進み、ハラハラします。また、ダンサーたちの踊りが決まりすぎていないのがいい。主人公の双子の歌や踊りははっきり言って下手だし、群舞も揃っていなかったりして、でもそこが何とも頑張りすぎていなくて心地よいのです。 そして素晴らしいのが音楽。何度も観たくなる、聞きたくなる映画です。自分がこのような映画を楽しめたことが、意外な発見となりました。
良き時代のアメリカンなフランスのミュージカル
ジーン・ケリーやジョージ・チャキリスが出てきて、カトリーヌ・ドヌーブも歌って踊るフランスのミュージカル。 楽しい。
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