デコトラ・ギャル奈美

CSの城定監督特集で鑑賞。
なかなか評判が良いようなのですが、どの辺りが評価されているのか僕にはわかりませんでした。
エンディングは面白かったけど、強引に力技でセトルダウンさせたように見えるし。あ、その力技が評価されているのかな。明らかに低予算の中、効率良く撮られていると思います。

観てからだいぶ経ってしまいましたが、
初ピンク映画（多分）。
あのアルプススタンドの城定監督で、評価も高かったので、ワクワクしながら鑑賞。
デコトラレースに、取り違えによってヤクザに捕まったり、あの事実発覚後の話の運びだったり。
75分に見どころてんこ盛りで、最後にはまさかの感動が待ち受ける素晴らしい作品でした。
こういった映画の最初の一本がこれで、本当に良かったと思います。
エロシーンは入り方がとても自然で美しい。
普通はそっちメインで撮っちゃいがちなところだけど、しっかりデコトラものという前提を守っていて、流石だなと思いました。
とにかく奈美がカッコよくて、女だからとされるのが嫌というのは、今や当たり前なのにグッと胸にくる言葉でした。
また桃香と出会って、奈美の態度や様子が少しずつ変わっていくような気もしました。
奈美と睦雄のセックス中に襖の手前にいる桃香だったり、遺灰を撒くところだったり、撮り方の工夫もなかなか良くて、とても温かい愛の物語でした。