「ガイリッチーの「守破離」」シャーロック・ホームズ にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
ガイリッチーの「守破離」
アーサーコナンドイルは未読なので、
古典的要素は無視してガイリッチーの作品として
純粋に鑑賞してみた。
・・・と、思いつつ、かなりホームズの知識が頭に
入ってて、無視して観るのは無理だった。
それほど、「ホームズ」は偉大なんだね。
原作のファンは、この映画のどこに不満が
あるのかなんとなく見当つきますが、
私には”それ”がないため、しっくりきました。
推理ものというか、アクションものとして。
特に、天才シャーロックの頭の中をどう
映像表現するかという部分に関して、
ギリギリまで無駄を省いてテンポを重要視する
ガイリッチーの編集がピッタリはまっていました。
原作の要素は”守”りつつも、
ドイルの世界観を”破”りながら
独自の見せ場を作ったガイリッチー版シャーロックが、
ドイルの作り上げたキャラクターから”離”れて
新しいヒーローに成長しそうな期待感。
という、次回作、次々回作がとっても楽しみな1本でした。
コメントする