劇場公開日 2009年10月9日

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私の中のあなたのレビュー・感想・評価

全115件中、1~20件目を表示

4.0綺麗事 と 合理的判断

2024年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

癌に侵された姉ケイト
その姉を救うために生まれた妹アナ

次々に移り変わる登場人物たちの視点から映し出される感情と記憶から、視聴者は彼らの気持ちを推し量っていく。
ケイトの命がかかっているとは言え、アナが生まれた経緯は倫理的にどうなのだろうか?
アナの気持ちは?
夜中に家にいないことに全く気付かれなかった長男ジェシーの気持ちは?
と、母サラの強権と父ブライアンの不甲斐なさを感じるとともに、ケイトの命を救う手段の乏しさに八方塞がりの気持ちになる。

母サラの気持ちを推し量るのなら、きっとアナをケイトのスペアなどと思ったことはなかったはず。
最初は臍帯血があれば十分だったはず。
骨髄移植もアナに負担をかけるものではあるが、ケイトの命と天秤にかければ、リスクはあるもののその選択しかとるべき道がないのは明白。
誰かが何かを決断しなくてはならない中、罪悪感と分の悪い賭けを強制されるサラの気持ちを想像すると心苦しくなる。

そして、審議の中で明かされる事実と、それに伴って明らかになるそれぞれの気持ちは第三者として推し量ってきた予想とは異なるものだった。
それはもっとシンプルで、クリアなものだった。
原作小説と比較すると、かなり善性の強い物語になっていると感じる。(特にジェシー)
結末もまるで逆になっていて、映画は綺麗事であると感じる一方で気持ちの落とし所がちゃんと用意されている。

アメリカの親の強権が露骨に描かれている部分は私には母の愛というよりも独善的と映った。
よく見る「外出禁止」や「部屋に戻っていなさい」などアメリカでは子は親の管理下に置かれており、しばしば命令を下される関係性にある。
少なくとも私の生まれ育った家庭よりも不自由で支配的な関係性だ。
「馬鹿な子」「自分が何を言ってるか分かっていない」「まだ11歳」とアナを侮る言葉は多く見られる。
11歳のアナは親の管理化に置かれていて、未熟として正しい判断を行えないと主張されている。
子供を守るためなど、いくらでも言い訳は立つだろうし、国それぞれの事情があるから子供の養育環境や親子の関係性を正しく比較することは難しいが…

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昭和ヒヨコッコ砲

4.0母親の毒親っぷり

2024年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

重病で治る見込みの薄い家族を支える側も支えられる側も辛い。それでも懸命に生きる姉ケイトや家族の姿には心を動かされる。

が、それはそれとして母親が毒過ぎる。いくら姉の命を救うためとは言え遺伝子操作で姉のためのドナーとして子供を作って血液から臓器まで使おうとするのはやり過ぎだ。妹のアナの人権はどこへやら。追認した父親も唆した医師もどうかと思う。
鬼子母神だって自分の子を失って泣くのに、この母親は自分の子のために自分の子を犠牲にしているのだからタチが悪い。

母親は家族のためだと繰り返すが、その「家族」に次女のアナは入っていたのか。せめて母親は一言くらい姉のために散々犠牲を強いたアナに謝るべきだと思ったがそれすらしていないのだろうか。

…と思ったが、これが日本の親だったら「親を訴えるなんて何様のつもりだ」「姉を殺す気か」とアナは親に殴られて強制的に手術を受けさせられて終わりだろうな。弁護士も子供の訴えなんて真に受けないだろう。日本では、子供は親の一部で持ち物だと思っている毒親の多いことよ。

ケイトのボーイフレンドがとてもいい子だったな。どんなに長く生きていてもあんなに素晴らしい相手に出会えるとは限らないのだ。

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Jax

2.0ピンとこなかった

Mさん
2024年1月25日
Androidアプリから投稿

訴訟を起こした理由がピンとこなかった。

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M

4.0嘘の中の真実

2023年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

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とば

4.0お涙頂戴でなく哲学

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

幸せ

キャメロンが母親役になったのかと思うと
感慨深い。
路線変更をするにしろいい映画に出たなあと思う。
映画では子役の演技が光っていた。

大概なにかの病気を扱ったものだと
邦画ではやたらと
かわいそうね、的なお涙ちょうだいに
いってしまうもんだが
この映画は違い、
むしろ限られた人生をどう生きるか、
満足して死を迎えられるのか、といった
哲学的なことも示唆している。

基本的に病ものは嫌いなんだけれども
これは観て良かった。

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こまめぞう

5.0善悪という相対的でしかない価値観が意味をなさなくなるとき

2023年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

素晴らしい作品。

小さな頃は好き嫌い、良い悪いがはっきり言えたけど、大人になるにつれ、その辺が判然としなくなってくる。

命を取り巻くテーマがそのひとつだ。例えば、赤ちゃんポスト。死刑制度。クローン羊。喉の奥に小骨が引っかかったような気持ち悪さがある。

本作でも命を題材に、様々な登場人物の群像劇が実に丁寧に描かれているが、彼らひとりひとりの善悪は極めて曖昧だ。

強い意志で14年間、白血病の長女を守り続け、しかも体外受精で「移植用」の次女をも生み出した母親は悪?善?それを是認した父親は?教唆した医師は?姉が助かる可能性を捨てて「自分の身体を守りたい」と移植拒否の訴訟を起こした次女は?

結局のところ、善悪という相対的でしかない価値観が意味をなさなくなるとき、僕らはきっと相対的ではなく、絶対的な何かに触れているのだと思う。

命も愛も、その人のものでしかあり得ないという絶対的の尊さ、力強さ、儚さに、僕らは息をのみ、心を打たれ、悶絶しながら、止めどなく涙を流す。

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えすけん

5.0私にとっては特別な作品

2023年3月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

私にとっては特別な作品

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トント

4.0少女とその家族、それぞれの思い

2022年11月9日
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こころ

5.0重いテーマを明るく描いた名作

2022年9月7日
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鑑賞方法:VOD
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いけい

4.0涙の量は☆5つ そして、人の尊厳とは

2022年8月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

家族それぞれの思いに共感し、涙がこぼれる。でも、少しずつ終盤に向かうに連れて涙する意味合いのようなものが変化していって大号泣。予告編の印象と本編は少し違うかも。

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きなこ

3.0愛するものを失いたくないばかりに、最大限の医療行為を受けさせる事について考える。

2022年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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かげまさかん

4.5運命を受け入れる事こそ肝要

2021年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

姉ケイトを救うため遺伝子操作によって生まれた妹アナ。キャメロンディアス扮する母サラフィッツジェラルドは、どうしてもケイト中心の生活を送らざるを得なかった。臓器提供するべきアナは、体を守るため両親を訴えた。白血病の子供を抱えた親なら娘を救うためにあらゆる手を尽くすだろうが、妹にも人権があると言うものだ。また医者が罪な提案をするものだから親としては頼らざるを得ないだろうし、拒否する妹を親としては叱りつけるしかない。切り刻まれる妹としては自分の人生が無いのと同じ。親としては妹の主張も認めるべきだろうし、運命を受け入れる事こそ肝要だ。

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重

3.5何も起こらない

2021年11月14日
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生きた時間があった。幸せだった。それを覚えてる。感謝しきれない気持ちをできるだけお互いに届けられるといいと感じました。

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Ironout22

4.0いい映画、素敵な作品

2021年10月23日
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鑑賞方法:VOD

久々に映画を見て心が洗われたというか素晴らしい作品だなと観ながら何度も思った。
キャメロン・ディアス演じる母親に不信感を抱くが、娘を思う故の事。何が大事なのかを忘れてしまっている母に大事なことを最後に伝えて去った姉。家族の素晴らしさを感じることができる作品です。
最後の姉と母のシーンは号泣ものです。

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gi

4.0こんなラストになるとは

2021年8月20日
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ジョニーデブ

3.5愛を知るまでは死ねない私なのだ‼️❓関係ないけど‼️

2021年8月10日
PCから投稿

3度目の鑑賞。何故か、観たことを忘れて、何度も観てしまう難病もの。
最初、観た時は、長女のドナーとして次女を産む母親に引いたけど。
テーマは、姉妹愛だと、3度目で確信。
愛は、愛すること、愛されることでは無く。
そして、誰かを犠牲にしないのが真の愛。
母親は反面教師でした。
妹が素晴らしい。
何故か、あいみょんの歌を思い出した。

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アサシン5

4.0もし自分の子供が病気になったら…?

2021年4月26日
スマートフォンから投稿

泣ける

それぞれの立場になって考えると胸が締め付けられる。

母の行動は理解できることじゃないけど、実際同じ立場になったとき、死なせたくない、大切な存在を失うことなんて絶対受け入れられないから、あんな風になっちゃうのかな、とか思う。

娘の立場にたつと、長女のドナーのために色々なことさせられて可哀想って一見思うけど、次女は次女なりに大好きな姉に向きあってきた背景がきちんと描かれてるから、ただ可哀想なだけでもない。

泣けるまではいかなかったけど、
見終わったあとに、実際自分の子供が病気になったらどうしよう、とかもし自分が病気になったらどう思うのかとか、、、しばらく余韻が残る映画でした。

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ayk

4.0号泣

2020年12月25日
PCから投稿

続けて2回も見てしまった。

普段ドラマで見てる Sofia Vassilieva と Evan Ellingson も良かったし、Abigail Breslin は大人びてきれいになり、ますますいい演技。

大切な人を守る方法は一つじゃない。
何がベストか。

悲しいけど温かい映画です

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UNEmi

4.0そっかー、両親を訴えた理由はそれだったのか。 姉妹仲がいいから苦悩...

2020年9月21日
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👘

3.5感動の物語を装ったサスペンス

2020年9月15日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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ジュリエッタ