スラムドッグ$ミリオネアのレビュー・感想・評価
全215件中、141~160件目を表示
俺のオールタイムベスト
つまりこの映画が世界で一番面白いってことなんだよ!
ちなみに2番目はゴッドファーザーね。私はパート1よりパート2派。パート3も大好きなんだけど1、2と比べるとどうしても大味になってる感は否めないよね。
この映画あまく見ていた
久しぶりに良い映画を観ました。
タイトルと日本のクイズ番組を想像してたのでちょっと避けてたのですが友人があまりにも勧めてきたので観ました。
印象と全然違って最初から最後までじっくり観ました。なんか映画の原点を観た気がします。映画の内容にちゃんど現実を取り入れ尚且つラブストーリーや兄弟愛や友人愛も含まれてて自然と事も進んでいてダニーの上手さが全面に出てます。映画とともにこの映画を観て心に突き刺さった自分はまだ幸せだなと思う。まっ今の政治家やお金大人には突き刺ささらない人間じゃなく良かったと思うぐらい素晴らしい映画です。
インド映画らしくないけど面白い
ダニー・ボイル会心の良作。
「東洋のハリウッド」と言われる?インドだけど、この映画はまんまハリウッドのノリ。マサラムービーとは一味違う。
どん底から運と実力で一攫千金を狙うハラハラドキドキのゲーム。
ジャン・ルノワールの「河」やサタジット・レイ、グル・ダッドの時代と比べると確かに生活は豊かになったのかも知れない。極一部は。昔と変わらぬ貧しい生活を送る者はけして減少していない。
拡がる経済格差がよりインド社会を複雑に歪める。
犯罪に身を堕とし破滅する兄、大博打に出て大金を手に入れた弟。
兄に無かったもの、弟にあったもの。
それは「信頼」である。兄貴は誰も信じずに身を滅ぼし、弟は愛しい女性を最後まで信じた。どんなに身を落としても、人を信じられなくなれば終わり。
物語はスリルがあって興奮するけど、中盤の展開はやや唐突で「ん?」となる。
それでもスピーディーな展開、いざという時に頼れる女性の存在、ラストで生を掴む者と掴めずに終わる者の対比が印象的。かなり面白かった。
ムンバイの社会背景ならミラ・ナイールの「サラームボンベイ!」もオススメ。
インド映画?
って最初は思った。
内容はとても良く、構成も素晴らしい。
途中の音楽もインド感満載でした。
正直、少しエグいシーンも多々…
でもこれがスラム街の…世界に起きていることの現実?なのかも知れない。
私たちは安全で平和な場所にいる。
そしてこの映画で学んだことは、世の中に起こる事象全てが無駄ではないということ。
それが知識へと変わっていくのである
スラムの厳しさ、主人公の一途さ
ミリオネアで正解しまくって、こいつイカサマしたんじゃね。ってなるがイカサマなどしてなく自分の過去でその答えが出てきたという話。
初っ端からスラムの厳しさを見てインドの貧富の差を実感できる映画であった。また主人公の一途さ好きな子を兄にとられ、会っても連れ去られ、それでも追い求める姿が良かった。そしてスラム出身だからという部落差別、宗教的な差別もよくかけていた。
ただエンディングの音楽は、これは、、、、と思った。
私は何も知らない外国人
衝撃でした。インドの現実がひとりのスラム街出身の青年の生い立ちによって、とてもリアルな内容になっていました。まるでドキュメンタリーを見てるようで、出演者が演者とは思えない迫力です。
スラム街の子供たちがどうしてあのようにしか生きられないのかが、とても伝わってきます。
外国人観光客が出てくることによって、私たち外国人は何も分かっていないと言われているようでした。表面的な観光や同情が滑稽な感じがしました。
鑑賞前はミリオネアと絡ませることの意味を分かりませんでしたが、解答出来た理由を紐解いていくと私たちはスラム街の人々を何も知らない人だと当たり前のように思っていたことに気づきました。
彼らは生きぬくためにいろんなこと経験していることを知り見方が変わりました。
目を潰されてしまった少年が主人公に言った君は運がよくて僕はなかったそれだけというセリフが印象的でした。不運を受け入れて、恨まない少年の姿は考えさせられるものがありました。
鑑賞後、主人公が大金を手に入れてどのような生活を送るのかが気になりました。鑑賞した人と討論するのも楽しいと思います。
この映画に出会えてよかったと思える一本でした。
青春サクセスストーリー
ダニー・ボイル監督はいい作品作るね
インドって本当にこんなトコロなんだろうか?映画だからだろうな
一部シーンでウンコまみれなるけどあれはチョコレートだそうな
青春サクセスストーリーで痛快
全く退屈しないで見ていられる
未視聴なら迷わず見る
グロイシーンもあるけど直接的な表現は無いので安心
シナリオ、演出、役者、文句なし5点
ただの映画ではない…
ダニー・ボイル監督って躍動感あふれる映像を作りますね!
『ザ・ビーチ』を観たことがあるのですが、この作品も映像、内容で通じる所があるようなないような。
サクセスストーリーだけれど、ただの夢物語ではなく
現実的な厳しさが映されてるし、映画的に美しいであろうエンディングに、説得力がある!
これがアカデミー賞を受賞したというのは、なんだか複雑な気持ちになります…。
インド社会を知るならば
黄色みのある画がインドの生命力や雑多さ、生活感をより一層引き出していて
映画をもっと魅力的なものにしている。
幼い子供が二人でインドで生活したら……ここまで強く生きれるものでしょうか。
もちろん一歩間違えれば、他の子供たちのように大人の食い物にされて、目を焼かれたりするのでしょう。
それをかいくぐった兄弟は運が良かったのです。
様々な危機を手を取り合って免れてきたふたり。
その裏切りは一層と悲しく、兄弟の道が分かたれていくのが悲しかったです。
小さいころはあんなに助け合って生きてきたのに・・・と。
ストーリーも魅力的。
町並みもすばらしい。
インドが好きなら見るべき。
インド下層社会の描き方の大迫力がすごい
総合85点 ( ストーリー:75点|キャスト:80点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
インドの貧困についてのひどい話は直接・間接にいくらか聞いていたが、それをこのような画像と物語つきで見せられるとその凄まじさに改めて圧倒される。ごみ廃棄場に住むというような普通の貧困生活だけでも十分厳しいのに、民族対立や孤児を食い物にする犯罪者まで登場し、証拠もないのに警察に拘束されて拷問されたりする社会もあり、その世界にどんどんと引き込まれてしまった。ここが最も印象に残ったし、他の映画と比較しても相当に迫力があった。
ひどい少年時代の生活を描いた前半の描写と話は素晴らしかったが、物語の本流はやや平凡だった。物語はクイズに答え続けて幸せに近づいていくという物語はいいし、それに何故ジャマールが答えられるのかを語るのもいい。ただし問題の答えをたまたま知っているというそんな偶然が何度も続くのにはちょっと疑問符がつく。悪に染まった兄サリームが突然に自らの死を覚悟してまで弟とラティカのために裏切るのも唐突だったし、ましてラティカをただ逃がすだけでなく、彼女に執心の犯罪組織の親玉までを殺してその後の憂いをきっちりと絶つというのは主人公に都合がよすぎる。これがなければ大金を得たとしても犯罪組織に追われ続けるのだから、簡単に幸せにはなれなかったはずなので、ここも兄の突然の変心と自己犠牲いう偶然に頼りすぎていると思った。
総合としてはかなりの力作でした。やはりスラムと貧困とを背景にした少年時代の描き方が秀逸。物語は色々と偶然に頼る部分はあるけれど、困難を乗り越えて幸せのために努力する姿もいいし、人生の逆転劇な結末もすっきりとまとめていました。
おもしろい、ストーリー展開は秀逸!
良い映画だとは聞いていたけど、流石アカデミー賞受賞作。
まず、シナリオがいい。
スラム出身の主人公の生い立ちを振り返る形での
出題が見事にマッチしていて違和感を感じさせない。
インドのスラムから近代化を背景に様々なショートストーリーを
次々にみる事ができる、これが良い!
ちょっとしたトリビア的な出題もまさに奇跡。
映像、演出も全てラストシーンへとつながる
素晴らしい映画でした。
単純な立身出世でもないし、奇跡のサクセスストリーでも
ない、これは困難な人生を生き抜いた一人のインド人青年の
生き様である。
インドって言うと踊って歌ってって映画がイメージなんですが
これはまさにハリウッド作品です。
インド、正直恐るべしって感じで採点は4.0です。
ゲームの達人とかストーリー展開に面白さを感じる人
お薦めです。
ボイルは本物の映像作家
リドリーを尊敬する監督として挙げるダニー・ボイルは紛れもない本物の映像作家である。
世界的人気番組ミリオネアを通して描かれるジャマールの過去、そしてハッピーエンドへと1つに収束するドラマはボイルの巧みな映像センスがあってこそ活かされる。
音楽の使い方も文句無しに上手い。
先の読めてしまうストーリー展開だが、本質はそこには無い。
"slumdog"達の目に映る本物のムンバイは息が詰まるほどリアルだ。
急速に発展し続ける街を舞台に"持つ者"と"持たざる者"をしっかりと描き出した良作。
内容の濃い120分だ。
すばらしい映画です。
映画館で3回観ました。
原作も読みました。
フォレスト・ガンプのインド版のように感じましたが、それを上回る出来であると感じております。
辛い人生を送りながらも、最後には幸せをつかむストーリーは結末が解っていても、映画の醍醐味ですね。
素直に気持ちをスカッと出来る映画です。
純粋に生きていく健気な姿は羨ましく思えました。
映画って本当によいですよね。。。
あなたの人生もきっと変わる
突然ですが、問題です。
人生において1番大切なのは何でしょうか?
A運B経験C知識Dお金
私はファイナルアンサーは出ませんが、答えは人によって様々でしょう。
ライフライン使いま~す!なんてね・・・。
本作はそんなことを考えさせられるダニー ボイル監督の意欲作であり、傑作だと思います。ただ、アカデミー賞・作品賞を受賞するべき作品だったかというと「フロスト×ニクソン」が1枚上手のような気がします。
主人公はインドのスラム街で育ったジャマール。
彼はインド版「クイズ$ミリオネア」の回答者席に座ることになり、豊富な知識と経験を生かし正解を重ねて行きます。しかし、番組終了後にズルをしていたのではないかと疑いをかけられてしまいます。ポイントとなるのはスラム街育ちのジャマールがなぜ、問題の正解を知っていたのかという点です。それは、彼がミリオネアに出場するまでの人生を紐解いていくことでその答えが明らかになっていきます。
注目はダニー ボイル監督の映像技術、映画本来の展開力の良さ、手の込んだ演出、そして、ジャマールとヒロイン・ラティカとの恋愛模様です。特にラスト20分の物語の展開の良さは気持ちがいいくらい爽快な気分にさせられました。最後にジャマールがどうなるかはわかっていましたが、そこへたどり着くまでの描き方が本当に良かったです。
映像に関しては「シティ オブ ゴッド」をかなり意識していたと感じたものの、監督のリアリティーへのこだわりのようなものを感じました。国の現状も映像にしっかり残っていてインドの裏社会もちゃんと描かれていました。それから、演出面ですが、「クイズ$ミリオネア」という番組を上手く利用したドラマチックでリアルなものになっていました。ラスト20分の劇的な展開は演出も一役買っていると思います。やはり、家のテレビで観るのと映画館で観るのは全然違うように感じました。(当たり前ですね・・・。)もちろんジャマールとラティカの関係からも目が離せません。
この作品には大きな弱点はありませんが、強いて言うなら前半の展開やや遅いという点くらいでしょうか?
いずれにしても、「クイズ$ミリオネア」を観た事がなくても楽しめる作品でもあり、人生について考えさせられる作品でした。多くの人に観てほしい作品です。
あまりに凄すぎる…
こんなにすごいとは…
ただのクイズ番組の映画かと思っていた
見てみたら…
そんなそんな申し訳ない
そもそも趣旨が違ったようだ
ただのクイズ番組映画なんかじゃない。
この映画の趣旨はクイズより遥かにすごい物だった。
かなりよかった
私にとってアカデミー賞受賞作品というと、社会派で、人間の醜い部分を描き出す、暴力的、などといったイメージがあり、意外と苦手だったりします。でも、もうかれこれ15年近く前「ムトゥ 踊るマハラジャ」というインド映画にはまった私としては、インドが舞台のアカデミー賞作品をどうしても見てみたくなりました。
で、見てみた印象はやっぱり社会派で、人間の醜い部分を描き出しており、暴力的でしたが、多少は笑いの要素もあり、時間軸を行ったり来たりする構成も面白くて、かなりよかったと思います。
監督はイギリス人ですが、舞台はインド、キャストもほとんどインド人ということで、インド映画っぽいようなそうじゃないような不思議な感覚でした。
インド映画といえば、大人数でのダンスシーンがお約束ですが、この映画ではまさかないだろうと思っていたら…?
音楽は「ムトゥ 踊るマハラジャ」と同じ人でした。
それにしても、クイズ・ミリオネアのルールって、日本と全く同じなんですね。
全215件中、141~160件目を表示