「ボイルは本物の映像作家」スラムドッグ$ミリオネア keitaさんの映画レビュー(感想・評価)
ボイルは本物の映像作家
リドリーを尊敬する監督として挙げるダニー・ボイルは紛れもない本物の映像作家である。
世界的人気番組ミリオネアを通して描かれるジャマールの過去、そしてハッピーエンドへと1つに収束するドラマはボイルの巧みな映像センスがあってこそ活かされる。
音楽の使い方も文句無しに上手い。
先の読めてしまうストーリー展開だが、本質はそこには無い。
"slumdog"達の目に映る本物のムンバイは息が詰まるほどリアルだ。
急速に発展し続ける街を舞台に"持つ者"と"持たざる者"をしっかりと描き出した良作。
内容の濃い120分だ。
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