「何があっても諦めない愛は素敵。虐待的なシーンは強烈。相反する2つが強烈なインパクトを残す。」スラムドッグ$ミリオネア ぽんぱるさんの映画レビュー(感想・評価)
何があっても諦めない愛は素敵。虐待的なシーンは強烈。相反する2つが強烈なインパクトを残す。
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兄と運命に翻弄されるジャマールが、何があっても諦めない、ラティカへの強い愛で行動し続け、ついには幸せを掴むストーリー。と、簡潔に書くとよくありがちな話のようだが、観るとかなりなインパクトのある映画。
さらってきた子供に歌を歌わせ、上手く歌える子の目を潰して盲目の子供として道端で歌わせ、物乞いをさせるマフィア。
このシーンと、ジャマールが警察で通電という拷問を受けたシーン、さらにはイスラム教徒ということで村が襲われ、ジャマールとサリームの母が殴られて死ぬシーン、この3つのシーンがあまりにも強烈過ぎて、かなり記憶に残った。
でも、レビューを書こうとして、トレインスポッティングの監督作品だと知り、ちょっと納得。
観る者に訴えかける強烈なインパクトのあるシーンは2つの映画に共通している気がする。
ジャマール・サリーム・ラティカが辛い目に逢ってきた分、最後のダンスシーンが引き立つ。
そして、この映画で唯一安心してみることの出来るシーンかもしれない。
観て決して損はしない、そんな映画だと思うが、観る前に少し覚悟が必要かもしれない。
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