ある公爵夫人の生涯のレビュー・感想・評価
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なかなかえげつない実話...
最後の公爵夫人が社交界に戻り、グレイも首相になって、という終わり方は何と言えば良いか。
ベスとの3人の生活は見ていて異様で不気味だった。そのベスとも和解して、後に公爵夫人になるというのもなかなか...
みんなに愛されたいというグレイの分析は核心をついたものだったのかも。
それにしても、レイフ・ファインズはかっこいい役、悪役含めて魅力的だと感じた作品がないなあ。
公爵といっても王家みたいなものだから、側室もいっぱいいてもおかし...
公爵といっても王家みたいなものだから、側室もいっぱいいてもおかしくない。まぁ、貴族なんてこんなもんだと批判的に描いてくれれば点数も甘くなったろうけど、しょうがない世界だよな。
時代映画
ストーリーは普通です。貴族に嫁ぐ女性の宿命的ストーリー。でも、まあ最後は意外と幸せで良かった。衣装賞とっただけあって衣装はとても豪華でした。
よくある
この時代によくある昼ドラのような何回か見たことあるようなやつ。
歴史に基づいているから、ストーリーは何ともならないのかもしれないけど、どれも同じように長くてドロドロ
キーラ・ナイトレイが綺麗
キーラ・ナイトレイはああいうコスチュームが本当に似合いますね。キーラ・ナイトレイを見るだけでもとても意味のある映画だなと思うほどに。
ストーリーはただただ切ないです。
旦那のあの態度、女なのでキーラ・ナイトレイにそのまま感情移入してしまいます。時代や権力差は違えど夫婦間の切なさやるせなさは変わりませんね。
全てを手にする事は出来ないといえど、もう少し歩み寄れないのかと公爵に本気で腹が立ってしまいます。
子供を持つ親としては子供を受け渡すシーンも切なくてたまりません。
愛する人よりも子供をとった事、切なくてたまりませんが、やはり我が子ほど可愛い存在はありませんもんね
内容が重いので決してもう1度見る気力はありませんが、キャスト、映像美、演技力とても素晴らしい映画です
キーラが物足りない。
イギリス、デヴォンシャー公爵夫人の生涯を、子孫である故ダイアナ妃をちょいちょい匂わせながら描く。
デヴォンシャー侯爵夫人(キーラ・ナイトレイ)は社交界の人気者で全ての人を魅了したようです。が、しかし夫以外。
夫(レイフ・ファイアンズ)は妻を男子を産む道具としか考えていない。愛人を何人も抱え隠し子もいるが、離婚には応じない。男子を産むまで。愛人とのセックスは楽しむくせに、妻には「自分で脱げ」と。てか、妻より犬に興味がある。女子が生まれた時なんかは、顔をちらっと見ただけで去って行く冷淡な男。
結婚初夜のキーラに食い込んだコルセットの後が、この時代の女性の自由のなさを表現しているようで痛々しい。それと対象的な桃色のハイソックスのリボンが可愛い。
でもキーラは勿論綺麗ですが、社交界を魅了したというほどの、圧倒的な美しさ、知性、教養、妖艶さはないので、説得力に欠ける。
おそらくレイフ・ファイアンズや、母親役のシャーロット・ランプリングと比べてしまうからだと思う。
豪華な貴族社会に生きる女の光と影
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 80
音楽: 75
優雅な衣装と宝石に身を包み、豪邸に住みながら毎夜のように宴会と賭け事にうつつをぬかす生活は、当時の一般市民から見れば夢のような生活だろう。だが上流社会には上流社会なりの不幸があり、特に社会的に弱い立場であった当時の女性には制約だらけで自由もない。幸せそうな少女時代は過ぎ去り、時間の経過と共に夫との恵まれない結婚に追いつめられ、社会と家のしがらみの泥沼にはまりもがく女性の生涯の儚さが物悲しく綴られていた。
この時代の絶対権力者である貴族では当たり前であったかもしれないが、それでも夫の行為は裏切りとなって妻の心を傷つけるし、彼との口論や争いの描写は生々しく伝わってきた。ぎすぎすとした殺伐な雰囲気が後半を覆っていて、見ているこちらの感情に直接訴えかけてくる。傷口を触られているような気分にもなって心地よいものでもないが、彼女の感じることがよく理解出来るうまい演出ともいえる。
細部にもこだわりが見られる豪華絢爛な衣装・セットはたいしたもので、英国の時代劇の質の高さが感じられる。まさにこちらが貴族社会にいるかのように思わせてくれる。美しい風景や建物を意識的に撮影している映像も良いし、音楽もよく作品に合っていた。
男と女ではとらえ方が違ってきそうな映画!
男から見れば、子どもまでいるのに、浮気するなんてと思うだろうし、女から見れば、女は後継ぎの男の子を生むだけの道具なのかと思えてくる。映画は、主人公の女の側にたって描かれていて、愛されない妻の不幸を嘆いているようだ。でも、私から見れば、美しい服を着て、楽しい社交界を遊び回っているようにも見える。どちらがより不幸なのか? ウジウジしている夫の方か、どうなのかよくわからなかった。それにしても、公爵ってリッチだなぁ。土地も建物もバカでかい。召使いもたくさんいる。貧富の差がありすぎると思った。
その上の顔が女なら、妊娠だ
映画「ある公爵夫人の生涯」(ソウル・ディブ監督)から。
予告から、故ダイアナ妃と同じく、英国中の人々から愛されたが、
夫からは、愛されてなかった・・という設定が、興味をひいた。
しかし、作品を観終わると、監督は何を言いたかったんだろう・・と
考えてしまったのも事実である。
それならば、作品の中に登場した面白い台詞を・・とばかり
やや読みにくいメモを書き出していたら、この台詞が浮かび上がった。
まず、映画を観なくても、日常の会話で使えるフレーズがいい。
人間ドックで「メタボ」と診断されても、
いっこうに痩せる努力をしない男たちは多いけれど、
いつしか「メタボ」という言葉が市民権を持ち、
他人に「おまえ、その体系、メタボだろ?」と言われても、
恥ずかしくないのも事実。
逆に、自分でお腹をさすって「俺、メタボなんだ」と堂々と自慢する。
そんな奴には、是非、この一言を。
「その上の顔が女なら、妊娠だ」
この厳しいフレーズで、初めて自分の「体系」がイメージできるはず。
今度、若くて太っている男仲間には、こう言って笑い飛ばそう。
キーラのコスプレに◎^^
キーラのコスプレはもうお決まり^^
彼女のコスプレ姿は、なかなか似合っていて、
それに、プードルみたいなヘアースタイルも
キュートで可愛かったです。
アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したくらいだもん!
ゴージャスなドレスには、魅了されっぱなし^^
女性には嬉しい映像が満載でしたね(^o^)
そしてストーリーはというと・・・
う~ん・・・
あの当時の女性は、世継ぎの男の子を産まないと
認められない厳しい現実があったのは
ホント!哀しいですね。
(逆に今このご時世は女の子の方が喜ばれるらしいが・・・(苦笑))
時代やスキャンダルの大小は違えど
夫婦間の感情や苦悩などは、
現代の夫婦と同じで、共感できる気がしました。
ラストのジョージアナの選択は、
間違いなかったと思います。
4月14日MOVIX伊勢崎にて観賞
もう少し公爵の気持ちも描いて欲しかった。
スペンサーという名前が語るように、キーラ・ナイトレー演じる主人公のジョージアナ・スペンサーは、
イギリスの故ダイアナ妃の直系のご先祖様。
こじつけのように見えなくもないけど、キレイで人気があるのに、夫とは上手くいかず、
お互いに不倫に走るあたりは、やはり故ダイアナ妃とダブります。
名家の公爵に嫁ぎ、新生活に期待する彼女ですが、夫からは
世継ぎとなる男子を産み良き母となることだけを求められ、
それ以外は一人の女性としての個性も必要ないような…。
生まれたのが女の子と分かると夫は不機嫌。
貴族の奥様に求められることは、今も昔も変らないのかもしれない。
自分が女だからなのか、とにかく公爵の非情なやり方に納得行かず
本当に憤りを覚えてしまい、途中ものすごくムカッとしてしまった。
お金や権力があれば、何をしてもいいと思っているようで、
今の世の中も男性の力が相変わらず強い面もあるけど
まだまだこの頃に比べたらマシだなと思えた。
最後になって ちょっとだけ公爵が本当は不器用なだけの
いい人なんだ的なシーンがあったけど、
なんだか公爵を悪者にしないようにと取ってつけたような感じがして、逆に興ざめ。
公爵の末裔からクレームでもあった?
最初から 公爵や友人リズがそれぞれ抱える問題とか、
葛藤とかをもっと掘り下げて描いていれば、
もっと厚みのあるストーリーになったのではないかと思う。
とにかく、ストーリーにはただ憤りを覚えるばかり。
後味も良く無くて、決して「また観たい」と思える映画ではありません。
これだけ自分の気分が悪くなったってことは、それだけ演技が
上手かったって事で、キャストも衣装も良いとは思うけど…
全体としての評価は申し訳ないけどあまりいい点がつけられません。
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