グラン・トリノのレビュー・感想・評価
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心に響かず。
なんでだろう。感動はしなかった。深いことはやっているのに、きっとジジイにも少年にも感情移入出来なかったのだと思う。少年は平凡でつまらないキャラクターだったし、少年の姉もそうだ。つーか、敵役がアジア人って言うのがつまらない。白人でいいじゃん。白人を悪者にしたくないのかな。ストーリーも平坦でひねりがない。
古いアメリカ白人のジジイは孤立している。周りの住人はアジア人が増え、息子は日本車を乗っている。グラン・トリノが彼の象徴のような存在だ。朝鮮戦争で多くのアジア人を殺したはずのジジイは自身の白人家族より隣人のアジア人家族の方を大切に思うようになる。これはなんとも言えない感情にさせる。
生涯忘れられない作品
クリントイーストウッドの作品の中で一番好きです。
脚本が素晴らしい。全ての台詞に無駄がない奇跡の作品とすら思っている。
最後の主人公の選択に深く深く考えさせられる。
きっとこれからも人生の節目で何度も見たくなる映画だと思う。
偏屈で
不器用な老人の生き様と、隣に住むモン族の姉弟のふれ合いをイーストウッドが熱演。
歳を重ね本当に老人となったイーストウッドだが、眼にはまだまだパワーを感じる!
そして、本当に渋いオーラを醸し出している。
グラン・トリノが又、良い味出してかっこよすぎる!
見ずには死ねない名作です。 妻に先立たれた孤独で怒りっぽい頑固老人...
見ずには死ねない名作です。
妻に先立たれた孤独で怒りっぽい頑固老人。年取るとそうなるんですかね、最近私もすぐキレてしまいます。
そんな頑固老人が隣家の東洋人姉弟との交流を通して、本当の家族のようになっていく。
書いてしまうとそれだけなのだが、一つ一つの過程に重みと面白味があって、実に深い。
そしてラスト…それもまた重い、深い。
見終えた後のなんとも言えない余韻。
イーストウッドのすごさよ。彼の偉大さをまたも見せつけられた衝撃作であった。
VODで、何があるのか探してたら、知ってる作品で、レビューも良いの...
VODで、何があるのか探してたら、知ってる作品で、レビューも良いので鑑賞。
当たりでした。
戦争から帰還後、息子達とうまくやることができず、溝が深まっていくのを心の中では、苦悩するウォルト。
戦争で人を殺したことのある者にしかない苦しみ。。。
自分の命を犠牲にし、命を奪うことなく、復讐の連鎖を連鎖を断ち切ったところは心打たれました。
年老いた主人公のウォルト・コワルスキーはひょんなことからモン族の少...
年老いた主人公のウォルト・コワルスキーはひょんなことからモン族の少年を1人前の男に鍛え上げていく物語。
この作品は感動できます。しかし、舞台のデトロイトの歴史とモン族について(ベトナム戦争で置き去りにされた etc...)の事前知識を入れたら見やすいと思う。 https://t.co/eH3Lesm6Sq
コレは西部劇だ!
イーストウッドの「許されざる者」が最後の西部劇と宣伝されていたような。
だが本作こそがイーストウッドの撮った最後の西部劇だと思う。
イーストウッドのクールで頑固、燻し銀な佇まいや友のために自分を投げ打ってでも助けようとする特にラストなんて男の西部劇そのもの。
息子夫婦に孫があからさまに怒らせる対応を天然で取る感じに救いようはなくイラっとするが最後は気持ち良いくらいにスッキリ!!
微笑ましいシーンから号泣してしまうシーンにとにかくイーストウッドが渋くて物語もシンプルで良い。
古き良きアメリカ映画的要素が堪らない。
展開読めるけど、いい話
偏屈なじいさんと、少年。
どちらも癖のある人物だが、2人の出会いが
今までの2人を変える。
銃社会のアメリカといえど、
なかなか現実離れした話では?と思わざるを得なかったが、、笑
最後は自分が犠牲になって
タオ達の将来を優先したシーンは、
少しあっけなかったけど、
じいさんが残してくれたものは大きかったと思う。
本当の家族には最後まで心を開かなかったけど、
人生で大切なものを死ぬ間際に手に入れた。
自分が犠牲になることで、
自身が戦地北朝鮮で人を殺した罪の意識からも、
解放されたような、、
そんな意味合いも含まれているような気がする。
総じて良い作品だったと思う。
正直、苦手でした
オチのためにあるような全てのシーンとか
思い切り善は善、悪は悪に描いてるとことか
なんだか苦手でした
もっと言えばクリントイーストウッドのあの役は
嫌いでした。もっと無口でいいしもっと
ハードボイルドな感じの方が好み。
しかも主人公の行動が全部裏目にでてる気しかしない。
スー?隣の女の子だって彼がやり方を変えていれば
レイプされずに済んだかもしれないし
最後だってあんなやり方したら
タオはますます身が危ういかもしれない。
カメラワークも正直嫌いで
コップ落とすところとか
ドライブのシーンとか
なんかベタだなぁって
シンプルで解りやすく友情に感動する
善と悪に白黒つけ悪者にバツを与えスッキリする、クリント・イーストウッド作品に多く見られる男のロマンと年代を超えた友情を描いている。
妻を失った寂しさと晩年の孤独を、口にも態度にも表さず、世の中を批判することで生きる活力をつくっていた孤高の老人の心が、素朴さと純粋さを失っていない一人の少年を守りたいと動き出す。その少年タオに対して父親の様な思いを持ち助けることが、老人ウォルト自身の心も救って行く。
いつも下を向いてたタオの顔が次第に上がっていき、最後には意志を固めた様な凛々しい顔つきをみせる。
ラストにタオがグラン・トリノに乗っている姿から、ウォルトへの憧れがみえ、自身の道を見つけて歩いている感じがした。同時にウォルトの思いを受け止め、しっかりと正しい心を持ち続けられるか、一抹の不安もよぎる終わりになっている。
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