火天の城

劇場公開日:

火天の城

解説

山本兼一が戦国時代の名工・岡部又右衛を描き、第11回松本清張賞を受賞した同名小説を映画化。主演は西田敏行、共演に大竹しのぶ、椎名桔平、福田沙紀ほか。天正4年、熱田の宮番匠・岡部又右衛門は、織田信長から安土に五重の城の建設を命じられる。又右衛門は即座にその命を即座に引き受けるが、城造りを指揮する総棟梁の座を名だたる番匠たちと競うことになってしまう。総棟梁の座を掴むため、城の図面作りに没頭する又右衛門だったが……。

2009年製作/139分/日本
配給:東映
劇場公開日:2009年9月12日

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(C)2009「火天の城」製作委員会

映画レビュー

3.5もっと評価されても良い素晴らし作品

2022年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

山本兼一氏が戦国時代の名工・岡部又右衛を描き、第11回松本清張賞を受賞した同名小説を映画化したもので、西田敏行が主人公を演じている。
三谷幸喜作品で落ち武者の幽霊を演じる西田も大好きだが、長年のキャリアで身につけた、卓越した技術を惜しみなく発揮できる作品との出合いを常に求めているようにも感じる。
信長から安土に五重の城の建設を命じられた熱田の宮番匠・岡部又右衛門を、実に魅力的に演じて見せた西田には最敬礼のひと言。

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大塚史貴

4.0人を建ててこそ…追悼・西田敏行さん…

2024年10月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

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しゅうへい

3.0歴史が分かっているからの

2024年7月14日
PCから投稿

その後の城の運命がわかっているから、一抹の切なさと想像するロマンを感じる。安土を訪れた印象は「兵どもの夢のあと」で、近所のミュージアムで創造の天守模型も。この作品では、設計や構築の様子を見てきたように表現されていて、ドラマとしても興味津々。
さらに、棟梁の夫妻愛も織り交ぜて、ここまでは良かった。西田さん、大竹さんとも名優だねえ。役作りへの真剣な取り組みを感じる。周りのキャストも立派。名バイプレイヤーとしての夏八木さんは画面が締まるだけに、残念な喪失感は大きい。
残念なのは娘役の設定かな。福田さんは夫婦と風貌も違うし、明らかにミスキャスト。制作側の失策で余計な役をこさえて、とってつけたロマンスを織り込んで、作品の質が上がったか? 意図があったにせよ、蛇足の典型と思われる。20分ぐらい短く、壮麗な城の建設、職人と武士、夫婦愛、ここまで絞ったら、もっと良い作品になった気がする。

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Bluetom2020

3.0安土城築城物語。昔の人はすごいですよね。ほんと城とかどうやって建て...

2022年9月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

安土城築城物語。昔の人はすごいですよね。ほんと城とかどうやって建てたんだろう。
いい役者が揃っているのかなかなか見せる。とりわけ緒方直人が良かった。
ところが肝心なところが雑なんだよな。石田卓也と水野美紀とか、丁寧な描写でないから、肝心なシーンで「えーっ」ってなってしまう。芸人の無駄な出演も作品の格を落としている。あまりに長いのもマイナスポイント。
いろいろと惜しい作品かな。
BS日テレ

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はむひろみ