「タラちゃんの○○な話。」イングロリアス・バスターズ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
タラちゃんの○○な話。
つまらなかったら「返金します」キャンペーンをやってたけど、
果たして申告した観客がいたんだろうか?そっちが気になる^^;
ま~尺の長さでいえば「2012」と、どっこいどっこいなのだが、
物語の面白さ、脚本の巧さではダントツでこちらの方が勝る。
(まぁディザスター映画と比べるのもなんなんですが)
一応は戦争映画。でもウエスタン?あれ、ナチス?な喜悲劇。
タランティーノことタラちゃんは、ホントに映画が好きなのねぇ。
そういう「好き」が松本の○○な話みたくバンバン飛び出して、
演じる俳優をも見事に巻き込んでいるのが凄い。ブラピなんて
もうニッコニコ状態であの役を楽しんでいるのがこちらに伝わる。
あくまで主役はM・ロランとC・ヴァルツ(マジ巧い)になるのだが、
その他・ゲストを含めて豪華、豪華!よく観てないとエ?くらい
な人もいたりして…^^;それだけタラちゃんは愛されてるんだな。
この人の映画は常に癖があるので万人ウケするかは謎だが、
暴力描写ひとつにしても、あのしつこさ!惨さ!鮮明さ!が
クスリと笑える所に着地するのが面白い。ホラーが観られない
自分でもこの人のはやはり観られる^^;残酷さからも愛なのか?
それから、オリジナリティ溢れる脚本。(今回はワリと真っ当)
歴史の流れを思いきり変えてみせる。エ?と思わせる技術が
常に観客の期待を裏切らない。もしも、そんな○○があったら。
…なんかドリフ大爆笑みたいな^^;分かっちゃいるけど、あらま、
そうきましたか!というシチュエーションがツボを刺激してくる。
細かい感想をグダグダ書いても、おそらくタラちゃん作品には
観て、感じる、部分が多いので鑑賞後に判断するのをおススメ。
本来深刻である内容をサラリと(長いけど)描いて後をひかない。
しかしヴァルツは何ヶ国語を喋ったか^^;あまりに流暢で大笑い。
個人的にはT・シュヴァイガーにウハウハ♪しながら観ていた私。
(選曲とシーンが合体する心地良さ。映画好きな野郎ども~^^;)