劇場公開日 2009年5月9日

「やっぱり芸歴かな?」余命1ヶ月の花嫁 kaoru1014さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5やっぱり芸歴かな?

2009年5月17日
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

私は女のコと行きましたが、水曜日に観に行った事もあり、女性客が9割くらいでした。
 テーマが重く実話を元にしているだけに、映画として最後どう持ち上げてくるのか(重いままだと映画としてどうなの?と思うので)心配でしたが、物語は王道でした。奇麗な話に作られていて実際にがんという物をご自身・ご家族が体験している方には、そんなんじゃないと思われるかも。ただ、実話であっても映画ですから、私は奇麗に作られている事は良いと思います。
 長島千恵さんの想いどおりこの映画を観て、乳がんやその他早期検診がその後を大きく左右してくる病気に対して、関心を持つ方が増えると良いなと素直に思いました。
 榮倉奈々、今注目されているのは分かります、演技も割と自然に見えますし。ただ、魅力がない気がしました、薄いというか。彼女がメインで映っているので、どうしても際立って気になってしまいました。「世界の中心で〜」時の長澤まさみの方が良かったなぁ。それでも、物語は女性が好きそうなので泣いている方も多かった。しかし、男の私がジーンときたのは千恵さんの父役、柄本明でした。特にケーキのシーン。彼は凄いと改めて思います。一言の台詞に、その場面での感情とは別に彼の力が籠っている感じがしました。榮倉奈々と安田美沙子がどうにかなれば良い映画になったかも。
 それと、エンディングがこの映画には合わないと思う。歌詞はバラードだけど、曲がうるさいです。音を少し抑えたものの方が・・・。

kaoru1014