ウォッチメン 特集: 「ウォッチメン」をより楽しむための実在アイテム・チェック

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ウォッチメン

劇場公開日 2009年3月28日
2009年3月16日更新

本作の舞台は「こうだったかもしれない1985年のニューヨーク」。実際に起きた事件や実在の人物、実在の歌などがあちこちに登場し、アメリカの現代史のある側面を描いていく。これらの史実や実在アイテムをまったく知らなくても映画は十分楽しめるが、これらに気づくと映画がもっと面白くなる。ちなみに、挿入歌は原作にも多数登場するが、映画の選曲は原作とは違う。サイモン&ガーファンクルからナット・キング・コール、フィリップ・グラスまでさまざまジャンルの名曲が挿入されているので、音楽ファンはそちらも要チェック。

<パート2>「ウォッチメン」をより楽しむための実在アイテム・チェック

もしかしたら、あったかもしれない1985年のニューヨークが舞台。原作に何度も登場する新聞スタンドが登場する。 もしかしたら、あったかもしれない1985年のニューヨークが舞台。原作に何度も登場する新聞スタンドが登場する。

史実編

●第2次世界大戦終結 1945

オープニング・タイトルに戦争終結を祝うパレードが登場。女性ヒーローのシルエットが従軍看護婦姿の女性にキスをする。

●冷戦 1945-1989

第2次世界大戦後の世界は、アメリカ合衆国を中心とする資本主義陣営と、ソビエト連邦(当時)を中心とする共産主義陣営との2大勢力が対立した。この状況は武力衝突を伴う「熱い戦争」に対比して「冷たい戦争」=冷戦と呼ばれた。本作のDr.マンハッタンは、この冷戦下でソ連を威嚇する武器として政府に利用される。

Dr.マンハッタンは、この事故でソ連を威嚇する武器として生きていくことになる Dr.マンハッタンは、この事故でソ連を威嚇する
武器として生きていくことになる
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●ベトナム戦争 1959-1975

南ベトナムと北ベトナムの戦争は、資本主義陣営と共産主義陣営の対立を背景とした代理戦争であった。南ベトナムを支援するアメリカは大規模な軍事介入を行い、国内で大きな反戦運動が起きた。本作では“ウォッチメン”の2人、コメディアンとDr.マンハッタンが介入する。

●サイゴンでベトナム僧が焼身自殺 1963

劇中のTVに映る路上で焼身する僧侶の映像は史実。当時の政権による仏教徒の弾圧に抗議してベトナム僧が焼身自殺した。

●ジョン・F・ケネディ大統領暗殺 1963

実行犯と思しき男は逮捕されたが射殺され、現在も事件の真相は明らかになっていない。本作では“ウォッチメン”のコメディアンが暗殺現場から立ち去る。

●リチャード・ニクソン大統領就任 1968

実際の任期は1969年から1974年。本作ではニクソン大統領が5度目の任期を務めている。

ニクソン政権継続中の荒廃したニューヨーク ニクソン政権継続中の荒廃したニューヨーク [拡大画像]

●アポロ11号月面着陸 1969

冷戦下のアメリカとソ連は宇宙進出を競い、アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸に成功する。本作では着陸をDr.マンハッタンが見守る。

●ウォーターゲート事件 1972

アメリカ政府による違法盗聴事件で、結果的にニクソン大統領を辞任に追い込んだ。コメディアンが「自分の国で働くのはいいな。ウォーターゲート事件以来だ」と関与を匂わせる発言をする。

●アフガニスタン侵攻 1979

アフガニスタンに成立した共産主義政権を支えるため、ソ連軍がアフガニスタンに侵攻し占領した事件。史実では79年に侵攻、89年に撃退しているが、本作ではドラマの舞台である85年、Dr.マンハッタンが不在になったために侵攻する。

●ロナルド・レーガン大統領就任 1981

本作にはレーガンが大統領選に立候補するという噂について「お前は民主主義をバカにしてるのか、映画俳優が大統領になるはずがない」という発言が登場するが、史実では元ハリウッド映画俳優であるレーガンは1981年から89年まで2度の任期を務めた。

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カルチャー編

★ミック・ジャガー

ローリング・ストーンズのボーカリスト。“ウォッチメン”のオジマンディアスがニューヨークの有名ナイトクラブ“スタジオ54”の前でインタビューに答えているとき、その後方の自動車の前でデビッド・ボウイと談笑している。

★デビッド・ボウイ

ミュージシャン。73年発表の6枚目のアルバム「アラジン・セイン」時代のメイクと装束のボウイが、ミック・ジャガーと同じシーンで登場。

ウォッチメンとしての活動をやめてもピースマークを身につけているコメディアン ウォッチメンとしての活動をやめても
ピースマークを身につけているコメディアン
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★アンディ・ウォーホル

アーティスト。マリリン・モンローなどセレブの肖像をモチーフにしたシルクスクリーンのシリーズが有名だが、本作では“ウォッチメン”のナイトオウルをモチーフにした作品を制作する。

★アニー・リーボビッツ

写真家。セレブの写真で有名。本作の“ウォッチメン”のオジマンディアスが取材を受けている場面に、カメラマンとして登場。

■「最後の晩餐」

“ウォッチメン”のシルクスペクターの母の引退記念パーティの場面は「ダ・ヴィンチ・コード」にも登場したレオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」の構図。

■ピースマーク

“ウォッチメン”のコメディアンが胸に着けているバッジの図柄は「ピースマーク」と呼ばれる平和と反戦のシンボル。1960年代後半にアメリカでベトナム反戦運動やヒッピー運動の象徴として使われ、世界中に広まった。ベトナム戦争に協力したコメディアンは、バッド・ジョークとしてこのバッジを身につけている。

■ネーナ「ロックバルーンは99」

ドイツのポップグループ、ネーナの83年の大ヒット曲で、反戦歌。英語歌詞版はアメリカでも大ヒットした。ドイツ語の歌詞には「スター・トレック」のカーク船長が登場するが、これは全米の本作公開劇場で予告編が上映されているJ・J・エイブラムス版「スター・トレック」を意識したもの? “ウォッチメン”のナイトオウルとシルクスペクターがイタリア料理店で食事をするときに流れる。

■アーチー

“ウォッチメン”のナイトオウル=夜のフクロウの飛行艇の愛称。劇中でナイトオウルがこの名を「マーリンのペットと同じ」というが、これはアーサー王伝説をモチーフにしたディズニー・アニメ「王様の剣」での名称のこと。このアニメでは魔法使いマーリンの家に住むフクロウの名前はアルキメデスで、その愛称がアーチー。

ピースマークに血の滴がたれると「ウォッチメン」のマークに ピースマークに血の滴がたれると
「ウォッチメン」のマークに
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■レナード・コーエン「ハレルヤ」

カナダの詩人かつベテラン・シンガーソングライター、レナード・コーエンの曲は本作中に2曲も使用されている。この「ハレルヤ」の歌詞は使用場面にぴったりだが、この使用にはもうひとつ意味があるかもしれない。この曲は、元ベルベット・アンダーグラウンドのメンバー、ジョン・ケールによるカバーも有名だが、原作で最後に引用されている言葉は、ジョン・ケールの「Santies」(「Music for New Society」収録)の歌詞。このジョン・ケール繋がりが意識されているのかも。

■オジマンディアス

紀元前14世紀頃の古代エジプトの王ラムセス2世の別名(即位名をギリシャ語読みしたもの)。原作者アラン・ムーアは英国の詩人シェリーの1817年の詩「オジマンディアス」の「我が名はオジマンディアス 王の中の王 全能の神よ 我が業をみよ そして絶望せよ」を踏まえてこの名前を使った。

■「アウターリミッツ」

本作中のTV画面に登場。1963〜65年に全米放送された実在のTVシリーズ。1959〜64年放送の「トワイライト・ゾーン」と並ぶ一話完結のSFドラマ・シリーズの名作。




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