ワンダーラスト
劇場公開日:2009年1月17日
解説
ポップ・ミュージック界の女王、マドンナの初監督作品。カリスマ的人気を誇るジプシーパンクバンド“ゴーゴル・ボルデロ”のユージン・ハッツが、ミュージシャンを夢見るウクライナ移民の青年を好演。バレリーナになることを夢見るストリッパーのホリー、アフリカ難民を救うことが夢の薬局店員ジュリエットら、ロンドンの片隅で夢を追い続ける若者の姿を描く。
2008年製作/84分/イギリス
原題:Filth and Wisdom
配給:ヘキサゴン・ピクチャーズ
スタッフ・キャスト
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誰これ⁈ 凄く独特な危うさと知的な雰囲気を醸し出して惹きつけられた
他の登場人物も暴力やドラッグ無しで
それ抜きでも危ない感たっぷり
凄く楽しい!
最近の迷走っぷりが話題のマドンナですが、音楽でも映画でも、発信したいメッセージは、やっぱりマドンナらしい。
やりたいことをやる前から諦めてしまったら、一体あなたは、いつ生きる喜びを感じるの?
誰の代わりにもなれない自分。
自分で自分を幸せにしないで、どーすんのっ?
しつこいマドンナ節炸裂(笑)
でもだから、ファン(のみんな)はマドンナのメッセージを聞きたがる(待ってる)んだよね。
マドンナの事は苦手でも、この映画は好きです。
2010年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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映画「ワンダーラスト」(マドンナ監督)から。
ポップ・ミュージック界の女王、マドンナの初監督作品。
物語の主人公が、語りのように口にするフレーズ。
それが「俺の故国じゃこう言う」
その諺みたいに台詞がまた面白い。
「ナイフのジャムを舐める者は舌も切る」
「空に届きたけりゃ、とにかく飛べ」
「悪魔が力を失ったら美女をあてがえ」・・
どうやら「ウクライナの諺」らしい。(汗)
「故国」を辞書で調べてみると、
「古くからあった国・昔あった国。
自分の生まれた国・母国・ふるさと・故郷」の意。
翻訳者が、どうして「俺のふるさとでは・・」とか
「俺の母国では・・」と訳さなかったのか、
ちょっぴりわかるような気がした。
先述した諺、もう一度、読み直して欲しい。
何かの教訓なんだろうか・・なかなか味わいがある。
2009年8月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
映画は虚構であり,虚構はフィクションだが,マドンナは初監督作で現実を描いた。
リアルそのものである。
現実のなかで私達は,理想を夢見て生きているのだ。
現実はいつもつまらなく,ただそのなかで生かされているともいえる。
自分が生きる場所,すなわち理想にいる人達はほんの一握りではないか。
だが私達は理想を追い求めて生きている。
理想に辿り着くためには,いま生かされている現実を見直す必要がある。
ふと見つめ直してみるとこう思えるかもしれない。
私達の生きる場所はここなのではないかと。
理想を追い求めて生きている現実は,実は居心地がいいのかもしれない。
そう思えてくると,現実もあながち捨てたもんではない。
ホリー・ウェストン,ビッキーマクルアの生き生きとした演技が光った。
ユージン・ハッツは,この作品のなかの彼とゴーゴル・ボルデロのフロントマンとしての彼はほぼ変わりないのであろう。
とても魅力的な人間である。
マドンナ初監督作として,やはり粗削りな構成もあったが,内容は深く美しい。
次回作に期待を込めて,A-で。