THE 4TH KIND フォース・カインドのレビュー・感想・評価
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見た人でさえ
恩田陸さんのエッセイ本を読んで気になり観た作品。
フォースってforceじゃなかった。汗
不思議な現象って、実際に遭遇したり見たりした人でさえ、時間と共にあれさ夢か幻か?になるんだと思う。
や、首から下が麻痺したり、娘がいなくなり家族がバラバラになったりすればさすがに警察も動くのかもしれないが。
あの保安官のように、結局は博士(この方が結構怖いんだけど)も変人?狂人?扱いに。
見張っていた警官がいたとしてもなのだから。
どれだけ声をあげても、信用してもらえないのだと思う。
だからこのような作品が作られたのかなぁ。
結局「それ」を見た者は恐怖で眠れなくなるのだ。
私も眠れない…だって見たんだもん。なんてね。
策士策に溺れる・・
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999)」や「パラノーマル・アクティビティ(2007)」のようなホームビデオを使ったモキュメント手法をアップグレード、如何にも実録のようなビデオまで製作して織り交ぜることで信憑性を高める魂胆、脚本・監督のオスンサンミさんは、新手のホラーを創りましたね。
如何にも本物風だが主人公のアビゲイル・タイラー博士は現地のジャーナリストも実在しないと言っているし、ドキュメント映像は女優のシャーロット・ミルチャードさんが演じています、ミラより鬼気迫る表情は真に迫って怪演でした。
SFの真骨頂は魔法や偶然に頼らず如何にもっともらしい理屈をこじつけるかでしょう、唯一の物証、テープに録音された奇怪な音声が紀元前4000年のシュメール文明の言語と言っていましたが文明の礎は宇宙人起源説をなぞっているだけで新規性は今一でした。
タイトルから宇宙人による拉致が主題とSFチックな展開を期待しましたが、ふくろうもどきと言うだけで一向に姿を見せません、あえて一線を越えないことで現実感に寄せているのでしょう。
それにしても半分を過ぎても意味不明のままではテンションが上がりません、ホラー映画の常套手段とは言え幼い子供まで巻き込むのは頂けませんし、結局、謎は謎のまま、信じるか信じないかはあなた次第と捨て台詞、手法としてのチャレンジは認めるものの、策士策に溺れる、結局はそれに尽きますね・・。
見る側がどこまで信じるかどうか
最初に言います。
これはかなりショッキングで衝撃的なドキュメンタリー映画です。
未解決の失踪事件が多発する町で真相を解明する為、ミラ・ジョヴォヴィッチが進行と再現ドラマの主演で送るノンフィクション。
とにかくまずは予告を見てほしい。
実際の映像と再現、インタビューをおり交ぜながら進行していきますが、途中実際の映像に非常に胸を痛めるショッキングな場面もあります。
しかし今のようにフェイク動画を簡単に作る事などできない時代、このような映像・音声が多数記録されているという事実から目を反らす事は確かに出来ない。
これを信じる、信じないはあなた次第。
見る者の信じる度合いによって、この作品の評価は大きく分かれる事でしょう。
色々と考えさせられてしまいました…
映画館で寝てしまった記憶
オープニングの催眠療法にかかってしまったのだろうか、ぐっすり睡眠。どんな内容だったか知るために12年越しでアマプラ鑑賞・・・やっぱりつまらん。当時の予告編ではドキッとするシーンがあったけど、それだけだった。
思えば『未知との遭遇』のCM、予告編はとても良かった。第一次接近遭遇、第二次接近遭遇、そして・・・といった、本編よりも予告編の印象が強かったほどです。今作も予告編がリアルすぎた。その第四次というのが今作のテーマ。アブダクション。フクロウの夢とかどうでもよい。
そもそもアメリカ人はUFO・宇宙人に拉致されすぎ!人口の1%くらいは拉致されてるんだからたまったもんじゃない。北朝鮮に拉致された日本人被害者の1万倍くらいいるのだ。そして、みんなアル中かヤク中。さすがに子どもは違うと思うけど、虚言癖や妄想癖が多いんでしょうね。
【2009年12月映画館にて熟睡】
フェイクドキュメントに徹した方がいいような
本当かもしれないと思わせるところにフェイクドキュメントの恐怖ものの効果があると思う。実際、怖かったのはドキュメント部分の映像だった。
ドラマ部分を入れることで臨場感を中途半端にしてる気がする。
たぶんドラマ部分だけだとつまらないと思ったからこういう構成にしたんだろうけど。
当時はこういうのが流行ってた
カウンセラーと不思議な体験をした人々を通じて描かれるモキュメンタリー作品。
実際にあったとされる映像と再現映像を交互に出すことでドキュメンタリー感を演出している点は面白いが一発屋感は否めない。
ストーリーは当時流行っていたようなオカルト話のたぐいなのでXファイルや都市伝説が好きな方にはおすすめです。
こういう映画によくありがちですがオチはかなり曖昧です、最後に含みをもたせて信じるかどうかはあなた次第です的な(笑)
映画としてすごく上手い!
フォース・カインド「The 4th Kind」。
意味は「第4次接近遭遇」。
この言葉の意味は、映画を観るまで全然わからなかった。
おそらくその業界では有名な言葉なんだろう。なので、知ってる人は映画観る前からある程度のストーリーは読めたんだろうと思う。知らなかった自分としては、映画途中で知ったときに、「えっ!?そっち分野のお話なの??」と、正直驚き&少し失望してしまった。
何故失望したのか?
大抵この手の話は、見るからに怪しい人物が何の論証も無く主観のみで述べてる場合が多いからだ。自分にとって都合が良いデータのみ扱い、信じたい話のみを語る。完全に宗教。見てる側としては辟易。。そんなパターンばかり。
しかし、その点、この映画は誠実だった。
監督は、オラトゥンデ・オスンサンミ氏。今まで氏の映画を観たことは無いけど(ひょっとして初監督作品かな?)、あくまで中立の立場を崩さず、事実のみを積み重ねて、最終的な判断は全て映画の観客に委ねている態度は、すごく誠実だし信頼が置けた。
(下記参照サイトで監督のインタビューページを載せているので、そちらも見てみてくださいな)
さてさて…
ここから先はネタばれ要素が含まれるので、まだ映画観てなくて、何の情報も無くまっさらな状態でこれから映画観たいって人は読まないように。。。
一言でいうと、この映画は「超常現象(UFO)」を扱った映画。
しかも、「知的生命体(人間以外)の拉致」=「フォース・カインド」を扱っている。英語ではアダプション(Adoption)とか呼んだりもする。
まぁ、もっと簡単に言うと、宇宙人が人間拉致して何かを体に埋め込んでるってこと。
この話は超常現象系のテレビやら本(マンガ)やら、それこそ昔から掃いて捨てるほどあるわけだし、今更ではあるけども、この映画が今までと違うのは、「証拠VTRがある」ということ。
「客観的事実がある」ということが、何よりもこの映画の価値を高めている。
映画の主人公は、このVTRを撮った心理学者。アメリカのアラスカ州ノームに当時住んでいた。主演のミラ・ジョヴォヴィッチが演じるのもこの心理学者。彼女が心理学者として扱った患者達のVTR、おそらく心理学者は客観性(事実)を何より重視するからこそVTRを撮るようにしてるんだろうけど、このVTRが役者達の演技とパラレルで画面に表示されるという斬新な演出。この演出はすごく面白かったし、良い効果が出てた。
そして、この患者達のVTRが凄い。
戦慄!ショッキング!!ほんとーに怖い!!
映画のトレーラーとかで怖さをPRしていたが、このVTRがマジで怖い!!!途中何度も鳥肌が立ったし、今思い返してもやっぱり鳥肌が立つ。
なお、これは大変失礼な発言かもしれないが、この心理学者本人も映像として出てくるが、正直言って彼女本人が一番怖かった。ある種の狂気性はたしかに感じた。。。
この映画のポイントは「客観性」。
そして、証拠VTRのみが唯一「客観性」の根拠となる。何故なら、最後ちょっとしたどんでん返しがあるが、この事実によって、主人公のこれまでの発言が全て信じられなくなってしまうからだ。
しかし、VTRはたしかに存在する。これは事実。
では、このVTRが本物の映像であるという証拠は??これは実は無い。というか証明しようが無い。
だからこそ、最終的に観た人が判断するしかない。
信じようと思えば全て信じられるし、信じられなければVTRが作りモノという可能性を否定できない以上、全ての話が信じられない。
この映画は一種のドキュメンタリーでもあるが、ほんとにうまい作り方だなーと思った。UFOを信じる信じないは置いといて、映画の作りとしてほんとに優れている。
さて、私の感想はというと、私は知的生命体は存在すると思っている。
私自身は見たことはないし、霊感も無く心霊現象も経験無いので、生涯この手の超常現象も経験しなさそうな気がするんだが(笑)、これだけ多くの人が見たと証言している以上、UFOは存在するのだろうし、知的生命体も居るんだろうなとは思う。
何より、主人公の心理学者が嘘を付く理由が無いからだ。VTRが作りモノだとして、何故そんなことを彼女がする必要があるか?無いんだよな、、どう考えても。彼女の家庭は今も崩壊したままだし。。だから、彼女の証言を私は信じる。
話はちょっとずれるが、知的生命体(敢えて宇宙人と呼ぶが。。)の存在がよくわからん。。シュメール語使うって映画でも出てきてたが、何でシュメール語?もう6000年くらい前の文明なんだけど?昔シュメール人に教えてもらった?それとも過去のシュメール人が宇宙人?にしても、6000年間何してたの、こいつら?宇宙船作れるくらい文明発達してて、人間の体に何かを埋め込むくらい医学も発展してるんだよね?何でコミュニケーションがシュメール語なのよ??せめて英語くらい勉強しとけよ(笑)言語機能は発達してないのかね??ただ、(アメリカ)政府と宇宙人間では取引あるって話もよく聞く。。何語を使ってコミュニケーション取ってるんだろ??妙にアンバランスなんだよな、宇宙人のイメージって。。
最後に…映画見終わって気になることが1点あった。
数週間前にテレビ東京で放送してる「やりすぎコージー」でUFOについて扱った番組があった。その際に、UFOはこの数年で(2012年までに)かなり実態が明らかになる…という趣旨の話があった。
自分が気になったのは、何故この時期にこの映画が公開されたか?ということ。
VTR映像は2000年のモノだし、既に9年の時間が経っている。ハリウッドはここ最近ずっとネタ不足だったし、こんなはっきりした映像が残ってるのであれば、もっと早くこの映画は撮れたはずじゃないのか??
明らかになるという流れの1つなのだろうか??
うーーーむ。。。まぁ、結局は陰謀説と同じで、疑えば全てが疑わしくなってしまうのだけどね。。
そこも含めて、全て観た人が判断しろってことかな?
超常現象系やホラー系映画ははっきり言って嫌いなんだが、この映画はオススメできる。VTRを観るためだけにでも、お金払う価値はあると断言できる。
ホラー映画としてはイマイチかも?研究資料としては最高!
最初の彼女の退行睡眠(夫の死に関するもの)が、理解を妨げる、きっかけとなっているのでしょうが、事実をそのまま反映しているという点で好感が持てます。
実体の無い、生命体なのかも不明な存在は、より怖さを引き立ててくれました。
彼らは何を見たのか?そして、あの動画に映っている明らかに異常な状況はいったい何なのか?
彼らの目的は?
彼らは圧倒的な高い技術を使い、我々の前に立つ。
この未知なる存在をぜひ公然とさせたいものだ。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
出だしとエンドロール直前だけ海外のUFO特番みたいなんだけれど、あとは普通の映画。
宇宙人との接近を経験した人の証言を撮影したり博士のインタビュー記録シーンで本物映像(フェイク)が時々入る。映画の画面を半分に分割して博士を演じてるミラジョボビッチと実際の博士の映像(フェイク)を同時に並べて映し出すくらいでとくにドキュメンタリー風でもない。
第一種接近遭遇:SIGHTING 目撃
第二種接近遭遇:EVIDENCE 形跡
第三種接近遭遇:CONTACT 接触
第四種=フォースカインド:ABDUCTION 誘拐
シュメール文明とかの話もちょこっと出てくるけれど、内容は昔テレビでやってた宇宙人番組レベル。肝心なとこがビデオで撮れてないとかでうやむやになる。ズンアブーイーターとかいって古代文明の神は宇宙人だった説みたいのも後半に出てくるも放置。ちょっと豪華なUFO特番。怖くもない。
ストーリー前半で終わっている!!
怖い以前に、同じような内容を繰り返して引き延ばす姿勢が退屈でした。全体のストーリーの前半部分だけで終わっている印象です。
SFホラー好きにはたまらないゾクゾク感☆
宇宙人好き、ゾクゾク系ホラー大好きな私の一番のおすすめ作。DVDで見る際は、人々が寝静まった真夜中に、部屋の明かりを消してみていただくと、最高のスリルが味わえると思います。
もっとドキュドキュ(メント)させてくれい!
ミラ・ジョヴォヴィッチさん主演で、画面を2分割して、実話に基づくお話&実際の実話記録映像とを併映するスタイルで繰り広げる、本当にあったサイコ・サスペンス・ホラー話…かと思いきや、、、
いや、これ下手なホラーより地味に怖くてイイわ😳 当たりやわ〜‥ と思ったのも束の間、シュメール語からの〜、古代文明に在らぬものが在ったのだ〜と話があらぬ方向へ😧
え〜と、自宅でBlu-ray📀鑑賞だったもんで、そこらあたりのトンデモ話から大眉唾が付いて、ついスマホで検索し始めてしまいして・・、
で!、
よくもドキュメント・ノンフィクション好きのオレ様にこんな舐めた真似してくれやがったなぁ〜オイ!😠コノヤロ と。
残り1/3〜 阿呆らしくて時間が惜しくて、字幕でしたが見られるので倍速で流し観しちゃいました😑
もし劇場で観てて、途中にスマホで検索が出来なくても、この内容では脳内が❓ハテナ😟ハテナ❔祭 👋🏼オイオイ ってなっていたでしょうね。
決して、この手のお話を全否定するつもりはありませんし、類似体験談も昔からチラホラ怪しくお聴きしますが、しかし、その昔、スピ話にぞっこんだった時期もあった私でも、こういうのはもうちょっと客観的に高度な検証をパスしたレベルの映像&物語でやってくれないと、馬鹿にされた気分になりますですよ。
まあ、モキュモキュ(メント)とかふざけんなって話ですよ😤
よくもまぁそんな手法があったもんだという感心で+⭐️1.0。でも自宅鑑賞の私に途中でバレて検索されて−★0.5の、さらにエラい堂々と人様を担ぎやぎったなという図々しさと、その怪しさ満開の内容自体に−★1.5。
とにかくこういうのはバレたらお終い、逆効果。
奇跡体験!アンビリバボー
「フォース・カインド」の意味をテレビの特番等で知った人にはもはやネタバレだろうが、「地球外知的生命体による誘拐」である。他にも「第4種接近遭遇」と言われるが、そちらの方が一般的だろうか。本作で主演を努めるミラ・ジョヴォヴィッチはナレーターも兼ねており、冒頭で「信じるか信じないかはあなた次第」というどこかで聞いたフレーズと共に「実在の人物」とされるアビゲイル・タイラー博士を演じている。本作はPOV作品とも違う趣であり、実際の記録映像と再現ドラマで構成されている面白い設定だ。画面を2分割にしたり、4分割にしたり「24」のジャック・バウアーが出てきそうなシーンである。大半は再現ドラマで構成されており、ここぞというシーンは2分割方式でリアリティさを与えているのだが、このシーンがまぁ怖い。突然人が飛び上がるシーンは同じ反応をしてしまった。
本作の1番の強みは、実際の映像を公開するという衝撃的な手法をとったことである。日本の予告でも相当なインパクトを与えていたのが記憶に残っている。それでも半信半疑感が募ったのは、事が起きるその瞬間は画面にノイズが走り、こちらが見たいと思うそれらが見れないという事である。一瞬物凄い形相の人物が写ったり、空中浮遊している様に見えるのが分かったり、当時中学生だった私でも「上手い演出だな」と思ってしまう物だったのである。世界には不思議な体験をした話や記録映像が残っているが、これが本当だったら大騒ぎになるレベルの話だろう。
映画の宣伝効果もあり、舞台となったアラスカ州ノームは報道陣やオカルトファンが押し寄せる結果となり、観光業に大きな収益をもたらした・・・というハッピーエンドにはならず、日々矢継ぎ早に聞かれる報道各社にやめてくれという地元住民の苦労の日々。そして製作のユニバーサルは映画宣伝の為に虚偽の事件映像を使用した「パフォーマンス」だったと釈明。アビゲイル・タイラー博士も実在の人物なのかは分からないが、つまりは「ウソ」という事である。言わずと知れたフェイク・ドキュメンタリー作品の1種だ。普通に公開してもここまで話題にならなかっただろう本作は、巧みなプロデュース力によって様々な効果をもたらしたのである。ユニバーサル側は和解金で数千万を支払った模様だが、フェイク・ドキュメンタリー=POVという我々映画ファンの心に染み付いたイメージにガツンとお見舞いしてくれた様な作品だという事を忘れてはならない。
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