「なんでもありの空想科学冒険活劇」マーシャル博士の恐竜ランド マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)
なんでもありの空想科学冒険活劇
外国のコメディ、とくにアメリカのそれは、言語の違い、文化の違い等から心底笑えない作品が多い。そんななか、比較的楽しめるのが、ジャック・ブラックとウィル・フェレルだ。
むかーし、吾輩が少年だった頃、イカれた天才博士と助手のキレイな姉ちゃん、タイムトラベルに異次元空間、それに恐竜と原始人だの半魚人が出てきたら、そりゃもうドキドキワクワクもんの空想科学冒険物語だった。そんな素材をふんだんに散りばめられたら、それだけで観ていて無条件に楽しい。
違うのは、昔はちゃちな演出でも真面目に描いていたことを、本作は逆手にとって完全に茶化していること。「ジュラシック・パーク」(1993)で最新の技術により蘇ったT・レックスも、いまやコメディ作品で微妙な表情を演出できる時代となったことに、技術の進化を感じる。バカバカしさと妙なリアリティが絶妙のバランスだ。
子連れのお客が多かったが、アメリカのコメディは下ネタが多いので気をつけた方がいい。邦題は「俺たちタイムトラベラー」のほうがよかったのでは?
「火天の城」も「戦国・あっぱれハマちゃん、お城を建てた!」だったら観に行ったのにな−。(余計なお世話か・・・)
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