「資格…」ディア・ドクター KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
資格…
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人に先生と呼ばれる職業には資格がいる。医師、教師、弁護士など。この場合の資格はそれは法的なもの。その職業の本質である、受け手へのリスペクトこそ、本来持たなければならない資格でないか。それは資格というより資質というべきかも知れない。過疎地域での医療、自分の死に際など社会問題と共に色々考えさせられた。
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きりんさんのコメント
2023年12月17日
そもそも太古においては、
「医療」はその起源が宗教的行為であったことも ふと思い起こさせてくれる映画でした。
(伊野に象徴される)村の神がかりの人間が、
いつしか悩み苦しみながら村人に請われて、呪術師として、神の人として立てられていく・・その様子。
医療と信仰、治癒と救いが一体となった「宗教の教祖」の誕生をここに見ることが出来るかもしれません。
対極としては昨今の「リモートによるデジタル受診」と宅配投薬でしょうか。
でも寛解だけを人間は求めているのではないのだという、これは私たちの原初的・根源的問いですね。