ファニーゲームU.S.A.のレビュー・感想・評価
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観ていて色々な意味で不快になれる作品
OPのメタルでもうすでに眉間にシワが寄るでしょう
不快にするように作られた作品なのでイライラできたらもう思惑通りにされてます
吹き替えで観ましたが三木さんの演技が良すぎてほんとイライラしかしない
パニックホラーへのメタ要素もあるのでスカッともしない
思い出すだけでイライラする
もう一度観よう
暴力を消費することへの告発
監督自身によるセルフリメイク
顔選びのうまさ
映画館とかで観ると余計怖そう
ファニーゲーム∪SA
ホラーとして最高の出来すぎて、評判が悪い映画(私も二度と見ない)
私は大変昔に、たまたまGYAOか何かの無料枠で
本作を発見しました。
鬼才が描く云々といううたい文句がついており、
まさかサスペンスホラーとは知らずに見たので、大変ショックを受けました。
ちなみに普段、ホラーは絶対に見ない人間です。
高評価ですが、もう二度と見たくない映画です。
見ない理由は単純で、
終わった後、気分が大変悪くなるためです。
夜に見たんですが、緊張感が抜けず
どきどきして眠れませんでした。
ただ優秀な映画ではあります。
この映画の優秀な部分は観客を引き込む強さです。
こういう、スリル感を求める映画は
臨場感を与えるために、被害者のカメラワークで描かれたり
過激な演出のオンパレードだとかしたりします。
でもこの映画は、基本、定点観測のようなカメラワークしかしません。
第三者として映画を見ることになります。
暴力的なシーンはありますし、ショッキングではありますが、
そういうシーンは本当に少ないです。
映画としては、確実に観客は画面の向こう側にいて
絶対に巻き込まれるような状況ではないし演出でもない。
そのうえ、胸糞悪い映像もほとんどない。
なのに、なぜか、見ている側は被害者に乗り移った状態で見てしまうし、
信じられないくらいドキドキします。
逃げられるのに、"逃げたい"と願ってしまいます。
加害者たちの異様な雰囲気を、見て取るのではなく
感じ取ってしまうのです。
だから、バッドエンドとしては
本当によくある展開なのにもかかわらず
みんな口をそろえて、胸糞が悪すぎるというのです。
なんだか皮肉な映画なんです。
サスペンスホラーとして完成しすぎていて
観客の評判がめちゃくちゃ悪い。
そういう意味で面白い映画ですから、
耐性のある人は、ぜひそういった部分に注目して
見ていただけたらと思います。
私は何度も言いますが、二度と見ません。
生涯BEST5から、外せない作品の一つ!
DVD化された時に初めて観て、かなり衝撃を受けた作品。
ハッキリ言って、ものすごく胸糞悪くなる作品でしょうが、監督の狙いは 正にそれで、大成功と言えるでしょう。
監督の言いたかった(伝えたかった)ことが、手に取るように分かり、勧善懲悪の作品ばかりの世の中に、いい意味で 一石を投じたといっても良いのではないでしょうか。
でも、これが真理なんですよ。
敢えて理不尽な映像を観せることで、そのものの本質を理解してもらいたかった・・・ということだと思います。
観た者を、失意のどん底に突き飛ばす作品ですが、その意味が理解できれば、最高の作品だと思います。
この作品は、映画好きには外せない作品になってると思います。
私も、人には 「必ず観てね!」と、薦めます。
綺麗事ばかり言っている人には、理解できないかも知れませんが。
イラつきたい時にどうぞ
冒頭から異常にはしゃぐわんわん可愛い。
家族にたらい回しにされてるわんわん可愛い。
と執拗にわんわんが前に出され、
嫌な予感はしたが案の定の展開のわんわん。
ゆるさない。
100点でありながら同時に0点
「ファニーゲーム」を観ずに、リメイクを鑑賞。ただ内容としては全く同じのよう。
どれほど監督が意識したかは別とし、この映画はテーマとしては満点をあげていいほどの素晴らしい内容、しかしそれを表現した以上不快感しか残らないため、観て楽しいという観点で言えばゼロをあげてもいい出来です。これを公開当時PGで出したという日本の映倫はどうかしている(苦笑)
理由もわからずひとりひとり殺されていく、そんなパニックを想像していたのですが、全然違いました。ただただ理不尽な暴力にさらされていく一家。これは、現実なのです。悪いヤツをぶっ殺してスカッとするアクション映画に慣れている人々。そしてその中で偶然爆発に巻き込まれた名もないエキストラたちには興味も示さず、主人公が「敵」を倒して無事に終わればハッピーエンド。その「敵」にも命や家族、正義があるにも関わらず。これは、そういった麻痺した観客に現実を思い出させる傑作です。実際の暴力にはそんな明確な理由がない場合も多い。こんな残忍な事件も現実でも実際に起こっている。
そしてラスト、犯人たちが語る「虚構の世界だってそれを観ることができるのだから現実だ。」という趣旨の会話。この映画は、虚構などではない、そう言っているようにしか見えないです。そして、Funny Gamesなんです、ゲームではないんです。
アメリカへの挑戦状
暴力が快楽の道具にされていることに問題提議した「ファニーゲーム」。このリメイクをハリウッドご本家のアメリカでハネケが自ら監督した作品です。
オリジナルと内容はほぼ変わりません。つまりご本家に対してへの挑戦だと思います。
「暴力」はポテチを食べながら、リモコン片手に楽しむものではない。楽しめる代物ではないんだと。
ハネケの映画作家としてのプロ意識と反骨心には、ただただ頭が下がります。
でもハネケの哲学、アメリカ人に分かるのかしら。
キツい
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