劇場公開日 2008年11月1日

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「北村匠海がいた教室」ブタがいた教室 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0北村匠海がいた教室

2020年7月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

知的

原作未読

2008年の作品

映画館で観ることができず

DVDで何度か観た

2001年から2010年からの邦画ベスト5(あくまで個人の感想です)
『フラガール』『スウィングガールズ』『花とアリス』『百万円と苦虫女』『豚がいた教室』
これだけ系統が全く違う作品
他にも名作はあるが強く印象に残った作品としてベスト5から外せない
この作品の賛否は子供たちの討論以上に評価が分かれるだろうが

妻夫木くんが主役だけど実質は子供たちが主役
当時甘利はるながずば抜けて存在感があったが今はおそらく芸能界を引退しているだろう
むしろそれほど目立つ存在じゃなかった北村匠海が大人になって芸能界で活躍している
なかなか難しいね

議論ってこうあるべきなんだよね
なんでテレビに出てくる知識人どもはこれができないのか
浮世離れした自称インテリの端くれが上から目線で屁理屈捏ねたところで多くの一般民衆の心を揺り動かすことなんてできないよ
討論番組のMCは妻夫木演じた先生が理想であり田原総一朗のような老害中の老害を誰よりも先に降板させるべき

卒業式でみんなが歌う『スマイルアゲイン』最高

車に乗せられる時のPちゃんの悲鳴が辛い
食肉センターに送られるPちゃんを追いかける子どもたちが切ない
しかも観てる側がPちゃん目線になっていることが悲しい

エンドクレジットは卒業証書授与とPちゃんの絵で最後まで楽しめます

この作品を観るといい授業を受けたなような気がします

こんな僕でも涙を流さずにいられない名作です
まだ観ていない人は必ず観ましょう
おすすめです

野川新栄