赤い風船

劇場公開日:2025年11月14日

解説・あらすじ

フランスのアルベール・ラモリス監督が1956年に発表し、シンプルなストーリーとセリフによって描かれる詩情豊かな世界を描いた名作。

街灯に赤い風船が引っ掛かっているのを見つけた少年パスカルは、そこから風船を取って大切に扱いはじめる。やがて風船はパスカルの行く先々に勝手についてくるようになるが、いたずらっ子たちの標的にされてしまい……。

第9回カンヌ国際映画祭の短編パルムドールに輝いたほか、第29回アカデミー賞で脚本賞を受賞した2008年、「白い馬」(1952年/40分)と本作のデジタルリマスター版がリバイバル公開。2025年には、4Kデジタルリマスター版「赤い風船 4K」「白い馬 4K」として2本立てでリバイバル公開。4Kデジタル修復化にあたっては、アルベール・ラモリス監督の意図した映像に可能な限り近づけるため、ラモリス監督の息子であり、「赤い風船」で主人公の少年、「白い馬」で主人公の弟役を演じたパスカル・ラモリスが参加した。

1956年製作/35分/G/フランス
原題または英題:Le ballon rouge
配給:セテラ・インターナショナル
劇場公開日:2025年11月14日

その他の公開日:1956年8月24日(日本初公開)、2008年7月26日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5 風船はどうやって動かしたのか?

2025年12月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

前に「白い馬」と2本立てで観ているが、4 Kというので久々に鑑賞。双葉十三郎さんが、85点つけてたな。少年の薄着が気になります。

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共感した! 3件)
吉田透

4.0 どうやって撮影したのかしら?

2025年11月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

驚く

癒される

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共感した! 2件)
月光仮面

5.0 真っ赤ないのちと真っ白な花

2025年11月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ドキュメンタリー記録映画出身の監督は
目の前に起きる事をひたすら描写する

作家の想いを伝えるのではなく、
見る人がまさに目の前で起きている現象になるべく

ありえない、不思議な不思議なこの瞬間瞬間に
いつしか惹き込まれていくのだ

少年あるある日常生活のなかに
大好きな大好きな対象が見つかってしまったら
毎日はもう尋常じゃいられない

街を行く大人たちはそんな少年をみて
さまざまなリアクションをする

少年のハートは赤い風船でいっぱいだ

もの珍しい現象は、周囲の好奇心、ヤンチャな嫉妬に晒される

かわいいものをいじめたくなる、暴力的本能だ

今も昔も変わらない

綺麗な花を平気で踏みにじることで
みずからを傷つけている事にきづかない

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青樹礼門

4.0 ラストシーンは「不穏」な印象。ペットのように登場した風船は、やがて受難の歴史をたどる。

2025年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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じゃい