2012のレビュー・感想・評価
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その先の"ディザスター映画"、見てみたいな…。
『インデペンデンス・デイ』でがっつりハマって、『デイ・アフター・トゥモロー』で若干ガッカリした自分としては、今回の作品は大規模さで言うなら文句なしの合格点だったな。まあ、物語はあれだったけどね(苦笑)
作品の評判の影響か、エメリッヒ監督ってあまりいい評判聞かないけど、この人って案外挑戦を恐れない人だって思う。だからこそ本作が今後の指標になる可能性を秘めたディザスター映画のマスターピースになってほしかったんだよね。それでもBlu-rayは持ってますが(笑)
映像がすごいw
チャーリーから聞いた!
ザ・パニック映画!
ひたすら危機が訪れて主人公家族が
ひたすらギリギリで逃れる話
ストーリーとしてはありきたりでむしろ
え、そこでお前しぬんかいww
え、そこでお前助かるんかいwwって感じ
タマラの恋人は助かってほしかった(´-`)
結局主人公家族は助かるんだね(´-`)
むしろそこくらいしか助からないよね(´-`)
でも地質学者がお父さんに電話するシーンはありきたりと分かっていながらも素直に泣いてしまった(笑)
この映画で感動したのはとにかく映像!CGがすごい!!地面が沈むシーンがすごい!!いきなりスーパーが真っ二つになったり、線路が沈んだ電車が空中に飛び出してきたり。その辺の映像と演出は大迫力でめっちゃ見応えあった。
あと主人公の娘のリリーめっちゃ可愛かった
タマラの恋人もめっちゃかっこよかった
ラジオDJのチャーリーもいい味だしてたなぁ。終末の話をして、「これだけは覚えておいてくれ!この終末の話を最初にチャーリーから聞いたと!」それが最期の言葉って!(笑)うん!チャーリーから聞いたよ!(笑)
はぁ?
その場限りの見世物としてはいいと思うけど、映画としてはいろいろひっかかるところがある。
「2012年に人類は滅亡する。」というマヤの予言が元らしいけど、今となっては「バック・トゥ・ザ・フューチャー」というか、歴史シュミレーションというか、さらに訳のわからないことになってしまっている。
その他、いろいろツッコミ所はありますが、映像や設定ぬいて、内容的なところを考えると、離婚して子供とも前の奥さんともうまくいってない男が、関係を修復する話です。
これほとんどお約束で、他の映画でも何回見せられたかわからず、最初の部分を見ただけですべてわかるので、ネタばれにもならない。
アメリカ人はどんだけこのストーリー好きなんだよ?と言いたくなる。
逆に、アメリカ社会ってどうなってるの?とよけいなお世話ですが心配になってくる。
あと、例によって家族、家族というところもちょっと抵抗がある。
家族だから助けなければならないって、逆に言えば、家族じゃなければ見殺しにしてもかまわないということかな?
家族のいない人は誰にも助けてもらえず、他人の家族を助ける為に死んでもしょうがないという理屈なんでしょうか?
実際の生活でも、こういう部分があるのは否めないし、ある意味生物としては正しいような気がするけど、なにか納得できない。
本当にこの映画のような状態になったら、自分が生き残るだけで、せいいっぱい、誰も他人を助けられない、助けようとすれば共倒れ、という状態になると思う。
そういう感じになるのが一番現実的で、ものすごく悲惨な映画になりそうだけれど、うまく処理すれば、すごく感動するいい映画になると思う。
そういうリスクをとらずに、あたりさわりのないストーリーで、映像のみの見世物的映画になってしまっている。
2012年の後に見る人のことなど、まったく考えていないところもすごい。
その場限りの見世物としては、結構面白かったけど、映画としてはかなり疑問です。
あっ来年だ
若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ
映画「2012」(ローランド・エメリッヒ監督)から。
天変地異による現代版「ノアの方舟」と言った感じだが、
その原因は、64万年に1度しかない、太陽系の惑星の直列、
2012年の冬至、12月21日に訪れる、という
マヤ暦にヒントを得た終末説は、妙に納得してしまった。
最近の世界各地で発生している異常気象も、
単なる偶然ではなかったりして・・と考えてみたり。
宇宙船ならぬ、潜水艦のような方舟に乗れる人は限られていたが、
アメリカ大統領は、1人の地質科学者に乗船を勧める。
その時の台詞が
「若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ」
もっともっとスケールの大きな台詞があったにも関わらず、
なぜかこの一言を選んでしまったのは、最近、
政治家の価値を疑問視するような出来事が多かったからだろう。
特に、今の日本に必要なことは、科学者・技術者・職人などを
大切に育てる環境だと私は思う。
これからも発生し続ける自然現象を分析、シュミレーションできるのは、
年老いた政治家ではなく、若い科学者であるはずだから。
無人エアフォース・ワンの顛末に笑った
2009年アメリカ映画。158分。2011年15本目の作品。「インディペンス・デイ」などどちらかというと俺様アメリカ的な作品ばかりを撮っているローランド・エメリッヒ監督の最新作。
内容は:
1,マヤ文明が予言した世界滅亡の年2012年、地球の至る所で地震や津波が起きる。
2,主人公の男は離婚した妻と二人の間の子供とあてどもなく逃げる。
3,そうして、彼らは秘密国家プロジェクトの核心に近づいていく。
アメリカ様的ないつもの過去のエメリッヒ作品とは違ったテイスト。だけど観終わってみれば結局いつものエメリッヒ作品。どれだけ目を見張るような特撮を駆使しても、途中から退屈になってくるのは、やはり下手な演出と人間の描き方なのでしょうか。とにかく2時間半退屈。
とにかく人間の描き方がベタで浅い。それでもこんな大作を撮れちゃうんだからすごい。きっとエメリッヒ監督はなにかを持ってるんでしょう。
もともと何も考えずにビジュアルだけを楽しむ目的で借りたけど、肝心のビジュアルがほとんど生きてない作品でした。
エメリッヒ映画の真骨頂!
これぞエメリッヒ映画の決定版!
ストーリーや登場人物像は薄っぺらいが、これでもか!と言わんばかりのCG大パニック・シーンのオンパレード。
パニック・シーンはさすがに圧巻の一言。
本当に2012年こうなるのかなぁ…?と見入ってしまう。
そして今回もラストが中途半端。
箱舟に乗船し(主人公たちは神がかり的な幸運で)、巨大波を乗り切って、陽の光を見て、めでたしめでたし。
でも、その後彼らはどうなったんだ?
「デイ・アフター・トゥモロー」もそうだった。
大寒波を耐え、再び陽の光が差し、めでたしめでたし。
でもその後の、氷が溶けてからの恐ろしい二次災害は無し。
「2012」も、箱舟で新天地を目指すも、なかなか見つからず、舟の中で醜い人間関係が…というPART2は無いかな?
コミック映画ですね
突っ込みどころ満載!そして私は死ぬんだろうな…。
ほぼコメディです。
映像を楽しみたいならいい映画だと思います。
あー映画館で観てたらもっとおもしろかったんだろうなぁ…
地球がぐちゃぐちゃになってゆく映像はほんとすごい!すごいです。
電車が飛び出してくるシーンとかもう爆笑です。
あと、こういう世界崩壊モノはしょーがないっちゃしょーがないんですけど、すごい大勢の人間が犠牲になってるのに、最後主人公まわりの人間だけでハッピーエンドみたいな終わり方になっちゃうのですね。
他の作品ではそんなに気にならないのに、この映画ではすごいそれがひっかかる。
それは、最後助かる人間たちが、どんな立場の人達かってことですよね。
しっくりいかないなあ。
映画の中では涙ながして喜んでるんですが、
観てるこっちは喜ぶ気にはならなかったですね。
わたしは、死ぬ側の人間なんだろうなーとか考えてしまって。
あとは、
山場の主人公ピンチのシーンが、ありがち過ぎる。何度見たかなこういうシーン。
え?あの人あのまま死んじゃったの?ちょっと可哀想じゃない?
ぐらいの感じですね。
ただ、映像はほんと笑っちゃうぐらいすごいので、
オススメです!!
やりすぎCG。
ストーリーとしては、なんだかめちゃくちゃ。
元妻の恋人、あっけなく死んじゃったけど…。
自然崩壊でたくさんの人が死んでいく中ひとり、機械に巻き込まれて死ぬなんて。
やっつけ感満載です。
CGも、これでもかっ!ってぐらい使われている。
あと不気味なラジオオヤジの意外と良かった。
いかにもハリウッドなパニック映画かな
ひとことで言えば、いかにもハリウッドなパニック映画かな。
「インディペンデンス・デイ」などと違って敵がいるわけではないし、「アルマゲドン」のようにオフェンス的な危機回避策があるわけでもないので、基本的に人々は逃げるのみ。
だからこの映画の見どころは、地球規模の災害のスペクタクル映像と、主人公たちのギリギリセーフ的逃避行。群像劇で登場人物が多く「きっとこの人達は生き残るんだろうなあ」と思っていた人が逃げ遅れたりすることもありましたが、7割ぐらいは予想通りだったかなあ。
そもそも数十万人しか救えないというお話で、その状況は最後まで覆らないので、助からない人もたくさんいます。それで本当にいいのか?という苦悩も描かれてはいますが、逃避行中、周りの逃げ惑う人達に積極的に手をさしのべる様子もない主人公たちの行動が、この手の映画の定石とはちょっと違う気がしました。
CGだけは見る価値あり!
都市の崩壊、火山の噴火、山脈を超える津波などなど、CGシーンは圧倒的な迫力で素晴らしかったです。その点だけは見る価値あり。一方でストーリーそのものはご都合主義の連発。まあ、単純な感動モノには程遠い内容になってしまっています。お子様向けには良いのではないかと。
オチ弱っ
エメリッヒ最後のディザスターもやっぱりエメリッヒ・テイスト炸裂!
まずはじめに、この作品はジョン・キューザック扮するしがない作家の、
バラバラになった家族をもう一度ひとつに束ねる物語だ。
そのためには人類が滅亡してもかまわない、という勢いは全編を覆っている。
家族は未曾有の自然災害の渦中で、少しずつ元に戻っていく。
主人公のジャクソンが超越した不死身の人間であることは、
最初のリムジンのカーアクションでおわかりだろう。
そのあとは同じパターンをセスナ機でもう一度描いてみせる。
ここまできたら彼が死ぬわけがない。
これらのシーンは彼を殺させないための保険だ。
そうしてナイスタイミングの連鎖は彼の身を好転させていく。
そして、彼の家族はあらためて新世紀の船上で幸福なハグをする、
七歳の娘がようやくオムツを取れたことを喜びながら・・・。
しかしながら、実は彼の幸福の影で死んでいった人々にこそ、
真のドラマがあったことを忘れてはいけない。
この作品は、ジョン・キューザック扮するジャクソン・カーティスの存在を
別にすれば、比較的よくある群像劇として描かれている。
もうひとりの功労者である地質学者エイドリアン、
エイドリアンの友人で、この未曾有の危機を最初に発見した
インドの地質学者サナトム、
最後までホワイトハウスを離れなかった最後のアメリカ大統領、
最後の最後で父親として勇気を持って死んでいった
元ボクサーの実業家カルポフ、
など、感動的な要素は多いにあった・・・はずなのだが、
ありえない怒涛のVFXにこれらのエピソードはどうでもよくなる。
さらには、イエローストーン国立公園でDJかたわら真実を伝えようとする
チャーリー・フロストは、かの「インデペンデンス・デイ」のアル中パイロットを
彷彿とさせるいかれっぷりで、エメリッヒの作品世界を象徴している。
エメリッヒは、常にどんな難解な局面でもアメリカ人は楽観的であることを伝えている。
それが彼の描く作品の統一的テーマだと思う。
そういう意味で、この作品もエメリッヒ作品から外れない傑作となってしまったのだ。
しかしながら、切断され崩壊するビルの端でぶら下がる人間を描いてしまったら、
今後のディザスタームービーはこれ以上なにを描けばよいのか・・・。
そういう意味では、エメリッヒがこれを最後のディザスターとしたことは確からしい。
これ以上の映像はしばらくは描かれないだろう。
では今後エメリッヒは何を描くのか、そちらの方が逆に心配になったりする。
ところで、タマラってやっぱ死んじゃったのかなあ、
すごく適当な終わらせ方ですこしかわいそうになっているのは、
ぼくだけではないでしょう。
よくぞここまで
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