チェブラーシカ 全4話完全版
劇場公開日:2008年7月19日
解説
オレンジの木箱に入って遠い南の国からやって来た、耳の大きな不思議な動物"チェブラーシカ"。動物園への受け入れを拒否されたチェブラーシカは、町の電話ボックスで暮らすことに。ある日、チェブラーシカは動物園で働く孤独なワニのゲーナと出会う。愛らしいキャラクターと単純ながらも奥深いストーリーで、01年の劇場公開時も人気を呼んだロシア製人形アニメ「チェブラーシカ」を、全4話完全デジタルリマスター版として上映。
1974年製作/ロシア
原題:Cheburashka
配給:三鷹の森ジブリ美術館
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2012年6月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
2010年版を観たときも思ったけど、ロシア版を観て更にゲーナが好きになりました。アコーディオンで、誕生日の歌や人生の歌を歌う静かな彼が愛おしくなりました。チェブラーシカのおうちは電話ボックスだったんだなとか、いじわるなおばあさんは、たくさん掻き回していたんだなとか、発見も楽しい90分でした。ロシアの歌というと思い浮かぶのがパルナスのコマーシャルソング。厳密にはちがうのですが、物哀しい響きで記憶に刻まれる調べが、ゲ−ナの歌と重なりました。入場時にもらった福袋の中にゲ−ナのストラップが😃よい記念品になりました。チェブラーシカ・プロジェクトに感謝です。
鳥の巣箱は作れなくても油圧機を駆使して子どもたちのために公園を造ってしまう実行力!意地悪ばあさんのシャパクリャークにも「あなたはマダムですから」と座席を譲る礼儀正しさと優しさ。ゲーナは私の理想の男性と言えます。
ひねくれ者のシャパクリャークもなかなかいい味している。翌日が始業式なのに真面目に修理作業をしようとしない労働者たちに喝を入れるところは爽快。実際、オデッサでは「リモント(修理中)」のために文学博物館でも美術館でも観られなかった展示があったからなあ。シャパクリャークみたいにしたかった。
第3話のラストで流れる「今日はとってもいい日だった。過ぎてしまって二度と戻ってこないのは残念だけど、明日はもっといい日だろう」というような歌詞の「水色の客車」を聴いていると心が温かくなります。