「お約束物の恋愛喜劇」ベガスの恋に勝つルール Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
お約束物の恋愛喜劇
総合65点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
最初から展開と結末がわかっているお約束物の恋愛喜劇。だからどれだけ途中のおバカぶりが楽しめるかが鍵となる。最初のラスベガスで馬鹿になりきって騒いでいるところは乗りが良くて良かったのだが、ニューヨークに帰ってから相手を陥れようとずるい罠を互いにしかけ続けるのは卑劣さが前に出てちょっと興醒めした。手の込んだことをするのではなく、もっと正面からさっぱりしたやり方をしてほしかった。職場で競合役のアジア系の女が典型的なやられ役で出てきたのもわざとらしさを感じた。だから前半に比較して中盤からは質が落ちた。でも全体としてはこの手のものとしてはほぼ王道でそこそこ楽しめた。キャメロン・ディアスも悪くないが、この手の話ならば全盛期のメグ・ライアンのほうがより適役だったとこれを観ていて思い返した。
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