劇場公開日 2009年11月14日

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「受け止められる人、受け止められない人」脳内ニューヨーク 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0受け止められる人、受け止められない人

2015年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

幸せ

この映画はストーリーを追いかけようとしてはいけない。起承転結も整合性も現実と妄想の堺も気にせず、ただただ、演技とセリフを追いかけていけばいい。
前半の主人公が苦悩し悩むプロットは見ていて辛い。でも舞台を作り始めてからは、主人公の(監督と脚本家の)脳内から作品への発露が起きる。後は演技とセリフを受け止め、そこで自分にわき起こる感情を1つ1つ積み上げていけば、最後に何かが心に残るはず。もう一度観ればまた別の何かが残るかもしれない。
この作品は、各所のレビューを見ても賛否両論が激しい印象を受ける。作家系の人のほうが内容を受け止めやすいと思うので、それが原因なのかも。

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佐ぶ