「混沌と深い闇、そして救い」脳内ニューヨーク ミアさんの映画レビュー(感想・評価)
混沌と深い闇、そして救い
見終わった直後の感想は
複雑・寂しい・悲しい・・だったが
しばらくして、じんわりと気持ちが温かくなっていくのを感じる
この映画は筋を追う事には、あまり意味が無いのかもしれない。
いつかは死が訪れるという恐怖
愛する人と別れなければならない悲しさ
人生が徒労の連続と知る空しさ
求めても得られない苦しさ
そして、無常観・・
心の奥底にかかえている闇が露わにされていき
収拾がつかなくなってきたところに、
チャーリー・カウフマンからのメッセージが
仏陀の対機説法のように様々な言葉で届けられる
ゆがんで見えなくなってしまった自分の心と対峙したくなった時に
またこの映画を見たくなるのかもしれない
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