劇場公開日 2009年11月14日

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「絶妙のバランス感覚」脳内ニューヨーク dobubobaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0絶妙のバランス感覚

2009年12月17日
PCから投稿

泣ける

悲しい

楽しい

チャーリー・カウフマンとスパイク・ジョーンズ。そしてフィリップ・シーモア・ホフマンが出ていて、面白くないわけがないでしょ。と思ってみたら、案の定、ずっぽりつぼにはまりました。

メインストーリーの発想もすごいけど、それよりも演出にうなりました。途中、意味もなく出てくるギミック。意図的に混乱させるような時間軸。劇中、ちりばめられたアートな映像。そんなシュールなディテールに反して、死生観を描写しつつ、最後は愛だなんていう古臭い使い古されたメッセージ。そのバランス感覚がすばらしかった。

見る人を選ぶかもしれないけど、マルコビッチの穴が好きで、デビッド・リンチを愛する人なら幸せになれる映画です。5000円

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dobuboba