ベンジャミン・バトン 数奇な人生のレビュー・感想・評価
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ポータブルDVDによる車内鑑賞レビュー
通勤時間を活用して、ポータブルDVDプレイヤーによる地下鉄内鑑賞、モバイルPCによる地下鉄内レビュー執筆をしております。
序盤で察知した3っつのマイナス要件、
1.ブラッド・ピットが 「ブラピ」 でなかった。
2.監督の不可解な自制
3.非連続的なキャラクター付けの予感
を今作が改善していくのか否かが、ボクの鑑賞テーマとなりました。
そして、序盤早々に激しく心を動かされた
「逆行する大時計」 による 芳醇なる映像世界が
ラストの8分において、
怒涛のように押し寄せてくる快感に
身をまかせる鑑賞となったのです。
制限文字数では語り切れず、完成版はこちらまで、ネタバレ注意。
↓
http (ダブル・コロン)//ouiaojg8.blog56.fc2.com/blog-entry-95.html
最高
ケイトブランシェットが奇麗すぎてうっとりしました
内容も完璧、そして切ない。。
中盤の年が同じくらいなる所は気持ちよすぎでした
2009年のベスト5に入る映画だと思います。
若いブラピってCG?特殊メイク?
運命に抗う勇気と行動
TVで野球観戦していたら、イチローがアウトになって負けた。もし、ここでTVをつけていなかったらイチローはタイムリーを放っていたかもしれない。自分がTVをつけたがために凡打に終わった。そんな想いをしたことはないだろうか?
人との出会いも、どこで何が原因しているかわからない。何年も前の朝食で、卵1個を食べたかどうかで出会う相手が変わったかもしれない。
また、2本の直線がただ1点でしか交わることがない出会いもあれば、思いもかけない再会もある。人は、これを偶然といい、ときには運命という。
人とは違った時間を辿るベンジャミンの人生を追いながら、時間と出会いの不可思議について考えさせられる。そして、決められた運命を辿っているだけの人生かもしれないけれど、それに抗う勇気と行動力を幾つになっても忘れないことの大切さが伝わってくる。
ブラッド・ピッドもいいが、だんだん年老いていくケイト・ブランシェットもいい。ベンジャミンと再会して、彼のホテルを訪ねるシーンでは、逆光気味のシルエット、それも唇の動きだけで年齢を感じさせる演技はさすがだ。167分がまったく長く感じない傑作。
老人ホームから始まる人生
みんなが年老いていくのにブラピは若返る。
最近のCGはすごい!
まるでリバーランズスルーイットの頃のブラピを見ているよう。
そっちばかり注目が行っているけれど、20代の頃のケイト・ブランシェットもきれい!
その他の人との交流も描かれてるけど、フォレストガンプと比べるとちょっと薄い。
印象に残ったのは「年齢は関係ない。やればできる。」ってとこですね。
年老いてスイミングなんてすごい!
ブラピの本当の父親のバトンさんですが、生まれて少しだけしか見てないのに、よく成長した自分の息子を見つけられたもんだ。どう見たって普通の老人なのに。
おやすみ、デイジー
まずは監督のストーリーテリングの旨さに賞賛を惜しまない作品である。
最初から最後までぐいぐい魅せてくれる。
今まで扱ったことのない題材であることから着地(エンディング)が難しそうだが、結末が誰にでもわかるのに、お見事な着地を魅せる。
「死」と「生」。そして「愛」。
ああ、これがアメリカ流の描き方なのね、と思わせる作品でした。
個人的には、お互いがおやすみ前の「おやすみ」エピソードが出色でした。
感情の発露が見事に描かれていました、はい。
そして、明日から人生を精一杯生きようと思わせてくれる作品でもありました。
名作だと思います
この映画の主人公が全編あまりにも大人しく、達観しているようにみえるところに、彼がこれまで受けてきた苦悩を感じます。深読みかしら?
彼以外の人間は60歳で死ぬかもしれない、80歳かもしれない。明日かもしれない。
しかし彼は自分でも寿命がある程度わかっていたわけで、その心中はいかばかりか。僕なら気が狂います。
回想で話が進んでいくあたり、含蓄あるセリフの数々、フォレストガンプを連想させるけど、やはり似て否なる映画だと思うなあ。
一緒に暮らす難しさ
ブラッドピット&デビッドフィンチャーの作品に初めて会ったのはセブンだった。あれから十数年違う意味での二人のコンビ作品に出会う事が出来た。この間にも二人のコンビ作品はあるが、私は最初のコンビ作品セブンが一番好きだし、この作品を含めてもセブンが一番出来が良いと思っている。
先程書いたが違う意味での作品と、それはこの二人のコンビがこの様な作品で会うとは思っていなかったから。デビッドフィンチャーがこんな優しい作品を作るとは思わなかったから。
この作品は全体的に優しくそして生きるという意味での難しさ、愛し合う、一緒に暮らすの残酷さを上手く描いていて、2時間40の中に詰めています。もっと父親との触れ合い、育ての母との交流を描いていれば大満足ですが、これでも大変素晴らしい質の良い作品に仕上がってますので是非ともお薦めです。
雷にうたれたおじいさんの話の下りは最高です。
話題作だったわりには・・・ちょっと・・・
3月に映画館で観てきたのですが、なんだか、淡々と語られている感じがありました。そんなに飽きたからいやだ!という風にはなりませんが、退屈という気持ちもありました。ひとつ気になったのが、途中で微妙に語りの形式が変わったところ・・・そのせいで、そのあとに何が起こるのかがほとんど予想で来ちゃいました(汗)
話題作だったこともあり、素晴らしい作品なのかもしれませんが、2度3度は見る気にはなりませんでした。
雷に七回打たれた老人
80歳の姿で生まれてきた赤ん坊が年をとるにつれ若くなっていく、一方の恋の相手は、年をとると老いていくというお話。
前編 語り調です。ちょっと真ん中で眠くなりました
それなりに物語もよいですが、全体としては、よくも悪くも無くでした。
今週、ひとつだけ観る映画を選ぶとしたらマンマミーアとかメリケンの方ですね。
さあーメリケンだ
この映画のキーワードは 「雷に七回打たれた老人」 ですかね
デビッド・フィンチャーにしてはおだやかすぎる...
カデミー賞に最多ノミネートされたものの、ほとんど「スラムドッグ$ミリオネア」にもっていかれた作品で個人的にもこの作品はあまり観る気になれなかったんだけど....一様義務的に観ないといけない感にかられて観てきた(>_<)
老人の姿で産まれてきたベンジャミンが成長していくごとにどんどん若返っていく様子とそのまわりの人間の変化を淡々と描いていて、その中で自分は若返っていくのに周りの人たちは確実に歳をとって大切なものの死を見なければいけない孤独さややるせなさを描いているのはわかるんだけど、正直言って個人的には普通レベルの話だったと思うし、「歳がいくつだって遅すぎはしない。何歳になったってやる気になれば何でもはじめられる。」っていうメッセージが入ってるし、実際にセリフにもあるけど....それもありきたりなこと言っているようにしか聞こえなかった(@_@)
人間ドラマというよりかはどことなく娯楽映画要素が多い感じがして、これがアカデミー賞最多ノミネートというのはどうも信じられなかった(._.)
監督がデビッド・フィンチャーなのに全体的に話がおだやか過ぎてらしくないし、もっとエグいところまで突っ込んでいってもよかったんじゃないかな??
アカデミー賞をノミネートする組合員はほとんど60歳過ぎの老人だけにこれはウケたんだろうなということは思ったよ(>_<)
ただキャラクター自体は結構作りこまれている感じはした(._.)デイジーの10代、20代、30代での心の変化がよく描かれていて、自分は歳をとっていき確実に衰えてきているのにベンジャミンは若返っていくことへの不安なんかがケイト・ブランシェットの演技から伝わってきて、さすが名女優と呼ばれるべきのことはあると思ったよ(>_<)
幼少期のデイジーはダコタ・ファニングの妹のエル・ファニングが演じているんだけど、お姉ちゃんと違って生意気な感じがしなくって「帰らない日々」なんかを観ても普通の子供っぽいところがいいからこのまま普通に育ってもらいたい(._.)お姉ちゃんみたくインタビューに「女優とはどうあるべきなのか」みたいなことを得意げに話す人にはなってほしくないね(>_<)
個人的にはデイジー役のケイト・ブランシェットとエリザベス役のティルダ・スウィントンは似てると思うから、いっしょにいるシーンが少しでも観たかったよ(>_<)
いいのか・悪いのか?
私が、あまりに期待しすぎたからか・途中寝てしまったからか、分かりませんが・・・あまりいい映画ではありませんでした。
まだ、ビラピが出られてる中では、バベルやMR・Wスミスのが面白かったです。
何はともあれ、私の眼が腐れてたのでしょうか?!
観に行く価値はあまりないと思いました。
ただ一言良かった。
人の死が結構出てきていた。でも、重くないというか、ある意味軽すぎる面も。2時間47分の大作が、あっという間に感じられる程物語に引き込まれました。ブラピの20代の頃は、かっこ良かったな。
淡々と・・・
この映画を観終わった時
『とても良質なウイスキーに水を多めに入れちゃった水割り』
のようだったなぁ~と思ってしまいました。
2時間47分退屈もせず、長過ぎるとも感じず
なのになんとなく物足りないように感じてしまった・・・
映像は素晴らしく、最近の『見所はCG!SFX!』という
作品とは違い映画に静かに浸透していて好感がもてました。
ブラピはもちろん、ケイトブランシェットの20代と60近くの
身体のラインの違いはぞっとするほどリアルで
その映像を観ているだけで人の一生がしみじみと感じられて。
映画とは語らずとも悟らされるものだなあと思いました。
「どんなに頭に来たってその時が来たら人は嫌でも死んでいく」
いかに生きるかいかに死ぬかのメッセージも随所にあり
それに共感も出来ました。
生まれながらにして死が身近にある環境で育った
ベンジャミンは人の死、別れも淡々と受け止めていく。
それは判るのですが、あまりにも淡々とし過ぎています。
幼い頃もあまりに物解りが良過ぎるというか
好奇心だけはおおせいですが、どうも感情が平坦過ぎるんです。
子供らしい無謀さも我儘もない。
生命の危機を感じるだろう場面でもあまり恐れる風でもない・・・
全編で彼は怒りも恐れることも声を荒げることも
転げ笑うこともなくただ淡々と人生を生きていく・・・
障害を持って生まれても精神は健全に成長しているはず
の設定でこの喜怒哀楽の少なさ・・・平坦さ・・・
彼の日記というかメモを読むという設定で
物語が流れるせいでもあるかもしれませんが。
淡々としていたのは映画のつくりというよりも
彼自身の感情なのです。
これがどうしてもベンジャミンというキャラが立たない
というか魅力がいまひとつになってしまっているように
私は感じてしまいました。
物語は小説でも映画でもテレビでもキャラクターが
立っていて魅力的なら、多少内容がいまひとつでも
それなりに面白く観れてしまいます。
この映画はベンジャミンという彼の人生が主題、
映画を淡々と撮るのは素晴らしいと思いますが
彼のキャラクターが淡々とした不思議ちゃんで
「彼が特殊だったからみんなが忘れていたものを
思い出させるんだ」ではフォレストガンプ?って
感じです。でもあれはあのキャラだから成り立つことで
ベンジャミンはまた別のキャラクターのはず。
(いつも同じじゃね)
この映画はエピソードもそこそこ面白くて
設定も人生の逆送と画期的であり
内容もしっかりしているにもかかわらず
キャラクターが皆弱いために私には
メッセージすら心に響いてこなかったんです。
だから観終わった後感動に取り残されてしまったようで、
いくら呑んでも酔えない素晴らしいウイスキーの
薄過ぎる水割りを飲んでしまった印象だったんです。
でもこの映画はいろいろな意見を受け止められる
幅の広い許容量の大きい映画だとも思います。
良質な映画であるということは間違いありません。
すべてを受け入れざるを得ない人生って悲しい・・・
2時間47分という大作だが、不思議に長さは感じなかった。私の関心はもっぱらどのように若返っていくかだった。ブラピはどんどん美しくなっていき、一番美しかった「リバー・ランズ・スルー・イット」の頃のようだった。一人の女性を想い続けるという点で、原作者の代表作「グレート・ギャッツビー」が思い出された。考えてみれば、その映画化「華麗なるギャッツビー」はレッドフォード主演だ。レッドフォードの再来と言われたブラピとの因縁を感じてしまった。主人公は人生に流されていくだけで、それに抗おうとしなかった点が、ストーリー的に無理かもしれないが、物足りなかった。
数奇ってなんだ。
やっと見れましたよぉ~
ずぅ~っと見たかったんですよ~
・・・その期待が高すぎたのかな・・・w
ちょっとCMとか、予告を見過ぎちゃったな・・・w
いやぁ~でも面白かったですねぇ~
特殊効果ってすごいなぁ~って思わずにはいられないって位、
幻想的な映像でしたね
数奇な人生を見ているのに
温かい気持ちになりました
前半は、映像のすごさに感動。
後半は、お話の深さに感動。涙
ファンタジーなので感動はないと思っていたけれど
不思議な感動に導かれた感じでした
良い意味で期待を裏切られました
若き日のブラピがかっこ良すぎる&
出てる人達みんな好きなので★一つ多めで・・・w
あっという間の2時間47分
ブラッド・ピットのファンにはたまらない一本である。
なにせ、彼の若かりし姿から老人の姿までじっくり鑑賞できるのであるから、目の保養(?)にはうってつけといえる。
老人姿のシーンの長さに比べ若者姿のシーンが若干少なめなのはちょっと残念でもあるが、「リバー・ランズ・スルー・イット」の頃のブラピをリメンバーな人には必見である。男の私も「やっぱブラピには誰もかなわないなぁ」と改めて思わされた。
劇中ケイト・ブランシェット演じる恋人が、若い姿のブラピを観て「完璧だわ」と言うシーンがあるが、まさにその通りである。
全体的には「フォレスト・ガンプ」に似た雰囲気。
老人で生まれ、年を追うごとに若返っていく男の人生を淡々と語る形で進む。
障害を持って生まれた者が、真剣に人生について考えさせてくれる。
映像美も相まってかなり良質な作品(もやに煙る公園で踊るケイトのシーンはかなりイイ)。もっとシンプルにできる気もするが、全然長いという印象は無かった。さすがデビット・フィンチャー監督。
これ観たあとあてどもなく街を歩いちゃいました(苦笑)
本当は「チェンジリング」が観たくてわざわざ時間まで合わせて映画館に行ったつもりが時間を勘違い。やむなく20分後に上映だった本作を観ることにしました。
それから2時間40分画面に釘づけ。一糸の乱れも感じさせないような映像と老いていき若返っていく主役二人の特殊効果が素晴らしいのです。本作の主役は、その二人を演じたブラット・ピット&ケイト・ブランシェットと特殊効果につきるでしょう。
内容的には脚本が弱く、いまひとつ設定との一体感を感じません。でも観ている間はそれが気にならないくらい、自然体で演技する二人がとても良いのです。(「レボリューショナリー・ロード」のレオ&ケイトWのがつがつした演技とは大違い)
総合的には傑作といえる程の作品ではありませんが、わたくし個人的には人生について考えさせられたという意味でとてもインパクトのある作品でした。映画というものは総合的にパッとしなくても、何か一つつかみのあるものがあれば心に残るものなのだと思ったものです。生き急ぐのは間違っているが、それでも人生は刻一刻と終わりに近づいている。そんな事思うと泣けてきちゃいました。
欲を言えば本作はデビッド・フィンチャーではなくフランスのパトリス・ルコントに作ってほしかったです。
でも最近観た映画の中では珍しく心に染みる良い映画でしたよ。
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