ベンジャミン・バトン 数奇な人生のレビュー・感想・評価
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老人で生まれ成長するにつれ若くなる
この設定がなかったら凡庸な恋愛物と変わらない
人間讃歌と人との出会いの大切さは伝わってきたが、内容と展開はどこかでみたことあるような物ばかり
俳優でなんとか一流を保っているものの内容は埋もれてしまうな内容
若くなるという設定がなかったら他の作品に完全に劣る
それなのにせっかくのこの設定を全然活かせていないように感じた
オチ以外は別に普通に年取るのと変わらないとしか思えない
そして若くなっていくのも想像の範疇を超えていない
内容も中盤のベンジャミンの行動がよくわからないのも尾を引いた
だいぶ身勝手だけど欧米人の的には普通なのか?
出ていくタイミング早すぎる上に戻ってきちゃうし
女性が好きな私がいなきゃだめだめな男感が気持ち悪かった
テーマやメッセージ、雰囲気は良かったけど肝心なところで爪が甘い作品に感じた
自分の人生
初めて見た時は途中で寝てしまったため、リベンジとなった。
穏やかなブラッド・ピットの語り口調はとても心地が良い。
そしてケイトが美しい!
まずはどのように年齢を遡っていくのだろうか?と思っていたが、最後のブラッド・ピットの若さはすごいなとと思いました。メイクや特殊メイクとかしているのだろう。
恋愛の話ではなく、愛の話。
ベンジャミンを引き取ったお母さんの愛、ベンジャミンのディジーへの愛。ディジーのベンジャミンへの愛。
むしろ運命なのかもしれない。
そして最後のシーンがとても印象的だった。
川辺で座るためにいる人もいれば、アーティストの人もいる。
様々な人がいる中で自分にはなにがあってなんのために生きているのか?と考えさせられました。
老人の体で生まれ、年々若返るという設定はよかった。 ただ、あまりに...
とっても渋くて苦いフォレストガンプ
生老病死。
特に、老いについて深く掘り下げた作品です。
ブラピはストーリー上若返っていきますが、これをあえて逆にとらえ、老いていると考えれば、すんなりとストーリーが入ってきます。
老いた母を看取る、娘目線でストーリーを追えば、そうなると思います。
死の寸前に、出生の秘密を打ち明けられる娘。
自分の父は、特殊な人間だった。
と言われても、一緒に生きたわけでもないし、「こんな人だったのよ」「ふーん」という位の感想なのではないだろうか。
そして、私が感じたのは、ストーリーの語り口や、映像に大きく頼る技法。作品のテーマの類似性など、『フォレスト・ガンプ』にとてもよく似ているということです。
割と肯定的に捉えたのですが、今では当たり前になりつつある、映像加工の技術が、『ガンプ』当時ではおおきな話題をさらったのです。それ目当てで観に行く人も多かったと記憶します。
映像のマジックが、さほど話題にも登らなかったのは、作品の本来のテーマがブレずに観客に伝わったからでしょうか。そこは、D.フィンチャー監督の堅実な作風が貢献したと言えるでしょう。
人生の節目に観たい
結構な長尺の映画だけど、評判が非常に良いので鑑賞。大どんでん返しとか、派手な演出はないけれども生きる事、老いる事のついて考え去られるような作品でした。主人公のベンジャミンは生まれながらに老人で、どんどん若返ってく、、、ってもうこれだけで「なんやそれ気になる」ってなりますよね。
全体を通して、ベンジャミンの日記のベースにストーリーが展開されていくような感じだけど、途中から認知症(?)によって途中でとまっていったのが寂しかったかな。でも、デイジーは彼を手の中で看取る事ができたので、どこか知らないところで死亡、、、なんてことにならなくてよかった。個人的にはベンジャミンがデイジーを看取るのかなーとも思っていたけど、逆でした。
今、22歳だけど、正直老いるのが怖いって思う事があるし、若いうちに色々したいけど、何から始めよう、、って感じになってしまうこともある。でも、ベンジャミンや、あとは後期高齢者のエリザベスが寒中水泳を成し遂げたように、パッションと気力さえあれば年関係なく、挑戦できることはたくさんあると教えられたような気がします。
あとは人の本質を観る。自分はベンジャミンの見た目が老人の時、中身は子供だって分かっていても、中々慣れなかった。それは自分が内面よりも外見から人を判断しているということかなと感じてしまった。別に悪いことじゃないかもしれないけど、あまり外見で判断しすぎないようにしたいとも思った。
この映画を観て、人生は色々な事を経験すべきで、後悔せずに一日一日を大切に生きようと、そう思いました。
巻き戻っていた時間が、止まっていた時間が、前に進み出した
感動して泣いた。
主人公が、その過酷な運命に抗いながらも、最後はその運命通りの結末に向かい、そんな主人公を愛していた周囲の人々が最後まで支える…こういう展開の物語に本当に弱い。全然違うけどアニメのCharlotteとか思い出した。
物語の時代背景も良い。どこか神秘的な風に見える1900年代前半の世界は、宮崎駿監督作品が描く古い時代に、似たような雰囲気を感じた。あの当時の激動の時代を生き抜いた人々のロマンは、どうしても力強く感じてしまう。
あとは個人的に、船で敵船に襲撃されるシーンが好きだ。機関銃?のあの演出は凄いと思った。戦争時代を舞台にしたかまらも戦争をテーマにしないこの作品において、あのような描き方はピッタリだと思ったし、主人公が感じる恐ろしさが伝わるようなカメラの向きだった。
冒頭の戦争の巻き戻しシーンと、逆に進むように作られた大時計。物語のテーマを別の事象を通して比喩する表現はとても好みだ。
ラストシーンのハチドリのような演出も難い。
そしてハリケーン。荒ぶる外に囲まれた病院の中で語られていくこの物語を、ただ神秘的な伝記ではなく、生と死の物語だとはっきり感じさせてくれるのは、病院の中に漂う閉塞感と不安感が影響していることも少なからずあるだろう。
そして何より特殊メイクこそしているが、吹き替え無しで若い頃から老年期まで演じたブラッド・ピットとケイト・ブランシェット。素晴らしい俳優すぎる。ティルダ・スウィントンも短い出演シーンながら凄まじく良かった。
皆の温かさが切ないストーリーの救いに
数奇な愛の物語
年齢差。
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