ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1のレビュー・感想・評価
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えっ?! ええええぇ~\(@0@)/で終わる。
まさか、そんな…。君の活躍は期待していたけれど、君の最期は想定外だよ。
『謎のプリンス』も、え?!、えぇ~!!!で終わったけれど…。でも…。
「喪の作業がなおざり」と前作のレビューで書いたけど、今作は、前作で亡くなった方の死を悼む間もなく動きださなければいけない状況・決意から映画が始まる。そして、主要メンバーの死もバッサリ、あっさり。日常の交通事故よりもあっけない描写。加えて恐怖政治の場面もさらっと強烈に描写する。
世界がファジズムに呑みこまれた様が、自らファシズムに参加したメンバーでさえ、怯える様を露呈するようになった様子で、異様ならざる世界になった様が描き出される。決して、強いものについたからといって甘い汁を吸えるわけではないのだ。
 そして、強い力に憧れ与したものの、悪に染まりきれないドラコ。敬愛する方の死、自身をも脅かす死の影。「能無し」とみなされることを恐れ、有能さを示し人々から一目置かれたい心。そのないまぜに揺れる心。
迷走、迷走。誰もかれもが迷走。
 まだ17歳のハリー・ロン・ハ―マイオニ―が、頼りになる指導者を失って、庇護者の元から離れざるを得ないのだから、迷走するのは当たり前。
 日本の受験勉強のように、「こう解けば正解にたどり着く」なんていう問いを解いているわけではない。見本にできる前例があるわけではない。
 焦り・劣等感…パンドラの箱のように湧き出てくる様々な想いに取りつかれる。魔法で増幅させられ、魔法で思い出させられるけど、全ては自分の中にある思い。今までの映画は、ハリーが自分の中にある様々な想いに振り回されて、ロンとハ―マイオニ―はハリーを見守る立場だったけれど、今作は三人ともその想いに翻弄される。そしてその先…。
そんな様をじっくり描いてくれるから、今作は地味に見える。
 『謎のプリンス』の冒頭で打ち上げた花火が、『謎のプリンス』で回収されなくて、闇との戦いが壮大に繰り広げられると思っていると、今作でも期待はずれ。
 でもpart2を観て思い返すと、面白い。
 お子ちゃまだった子ども達が、ここまで成長したんだと感慨深い。
原作未読なので、ところどころ?が飛び交う。ー”分霊箱”だけでも十分だと思うけど、”死の秘宝”って…-詰め込みすぎー原作がそうなんだから仕方がないのだがー。
そんなストーリーに絡む、主要三人の思春期ぶりにひき込まれる。
 他にも、ヘドウィックの忠誠心に涙したり、トビ―の言動に肯いたり、スネイプ先生とか見どころも満載。
でもやっぱり一番好きな場面は守護霊が出てくるところかな?part2で種明かしがされると更に思い入れが深い。
『死の秘宝』だけ原作未読で鑑賞。
 時間的にも、心的エネルギー的にも、かなりの体力がないと読めない量になった原作。量的にはとっくの昔に上下本になってはいたけど、『謎のプリンス』辺りから、相関図や、ハリポタ事典的なものが手元にないと、私の衰えた頭ではついてゆけなくなっている。そんな原作の映画化。本当は2部作だって表現しきれない。1クールのドラマで表現できるかというところだ。
華やかさや魔法世界のワクワク感はないけれど、ハリーポッターシリーズの映画で一番人間をじっくり描くことに時間をさいた映画として見応えがある。
 とはいえ、どうしても、前作までの設定・世界観を頭に入れておかないと???となってしまう点が惜しい。
シリーズ通してみたときと、このパートだけ見たときとでは、評価が違う。
第7作目。シリーズ佳境の全編。 分霊箱を探し出す旅。 前半はハグリ...
二部作制の元祖的な❓‼️
【ハリポタシリーズ7/8作目!いよいよクライマックス!ラスト3部作の2作目!!】
・2010年公開のイギリス(アメリカ)のファンタジー映画。
・映画[ハリー・ポッター]シリーズ第7弾(全8作)です。
・ヴォルデモートを完全に消滅するために必要な彼の魂を分けた7つの分霊箱を破壊するために活動する中、ダンブルドアが彼らによって殺されてしまう。悲しみに中、それでもハリーとロン、ハーマイオニーは分霊箱を自分たちで探してヴォルデモートを消滅させることを決意する。ここまでが前作。そして、いよいよ本作ではヴォルデモートとの最終決戦に向けて分霊箱を探す旅に出たハリー達、ますます力をつけるヴォルデモート達、ハリーに協力するホグワーツ魔法学校。物語はいよいよクライマックス。その前編。 という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・いよいよクライマックス(前作からの一気観がお勧め!)
・現実世界とハリポタ世界の完全融合
・ドビーの頼もしさに感動
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[物語]
・前作からの一気観がお勧め!
 ∟やはり物語の構成は、第6作「ハリーポッターと謎のプリンス」から最終3部作になっていますね。なので、これまでの作品を観ていない方も、少なくとも前作から一気に鑑賞されることをお勧めします。
・冒頭のハーマイオニーがかなり切ない。そして、確固たる決意を感じ、これから始まる物語へのワクワクさを増してくれます。
 ∟ダンブルドアを殺されて、精神的支柱をなくすもハリー・ロン・ハーマイオニーは3人でヴォルデモートを完全消滅させるために必要となる7つの分霊箱を破壊するために旅立つことを決意。そのため、冒頭ではそれぞれが家族との別れをします。特にハーマイオニーが、家族の記憶から自身を消してしまうシーンはかなり切ないです。しかし、それだけの決意があって3人で旅立つ。つまり、それだけ危険で壮大な物語が始まることを予感せずに入られません。
・まるで映画[ロード・オブ・ザ・リング]のような人間関係の悪化こそが起伏(ピンチ)を発生させて、横道な映画らしさを感じさせてくれました。
 ∟分霊箱の一つであるペンダントを常に身に持つ3人は、その力によって心が乱されます。深い絆で結ばれ、それぞれが確固たる決意をして旅だったはずなのに、この力によって関係が悪化してしまいます。これはまるでロード・オブ・ザ・リングの指輪のような効果と流れ(第1作が同時期の公開なだけに、当時「似ている映画だなぁ」と思っていましたが、ここにきてもそれを感じますね)。しかし、この人間関係の悪化こそが物語に起伏(ピンチ)とドラマチックさをもたらしてくれ、映画たらしめてくれていると感じました。
・「分霊箱」と「死の秘宝」の謎解き要素が強く、素直に物語へ惹きつけられます。
 ∟若干の唐突さを感じた「死の秘宝」笑 しかし、「死の秘宝」と「分霊箱」がヴォルデモートを消滅させるための大きなカギとなります。それがいったい何なのか、どこにあるのか。それが気になって、素直に物語に対して惹きこまれます。
[映像×演出]
・現実世界とハリポタの世界の完全融合にリアリティと感動を覚えます。
 ∟思えば、5作目(不死鳥の騎士団)あたりから、ファンタジーの世界と私たちの現実世界がつながっているようなリアリティを感じはじめました。そして、本作ではそれがもうあたりまえの状態。ハリポタの世界と現実世界が完全融合した感じです。特に、序盤でハリーがヴォルデモート達に見つからないように移動するシーンでは、現実世界の中で敵との戦い(逃げるシーン)は圧巻です。
・映画[ファンタスティック・ビースト]の伏線~!
 ∟既にこの時、この後の映画[ファンタスティック・ビースト]との関連性が提示されていたんですね(先にそちらも観ていたので、それが解りました)!なんか、感動です。漫画[NARUTO]や[ONE PIECE]のような簡単にはわからせない伏線の張り方は、このシリーズの素敵な部分の一つですね。
・頼もしいドビーに感動!
 ∟2作目(秘密の部屋)で登場したドビーが、本作ではキーマンになってきます。ハリー達を助けてくれるドビーの行動力や考え方に頼もしさと感動を覚えて涙します。
[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・ハリー、ロン、ハーマイオニーが三人とも頼もしくて、子供だった彼らが成長し、いよいよラストであることを実感させられます。
・ラドクリフさんが、ふとした瞬間にどことなく、私の大好きな映画[バック・トゥ・ザ・フューチャー]のマーティーことマイケル・J・フォックスさんに見えて、第1作の可愛らしさからカッコよさを感じるようになりました。
[全体]
・前後編に分かれているため致し方ありませんが、映画の終わり方が何とも言えませんでした。DVD化されて一気観できる今なら何とも思いませんが、当時映画館で鑑賞して、次作まで期間が空く、と言われたらモヤモヤがたまりませんね💦
・とはいえ、物語のラストに向けた最後の助走。これをしっかりと鑑賞することで、PART2で気持ちよく締めくくれると信じています!このまま次作、ハリー・ポッターの総仕上げを鑑賞したいと思います。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.6 #演出3.6 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.7 #音楽3.7
ラストへの助走部分
やっと原作の面白さを映像化してくれた!!
ご存知、ハリー・ポッターシリーズの最新作。そして最終章。
ついに完結。その前編。
後編は来年2011年の夏頃公開予定。
これで、長い長いハリー・ポッターシリーズもついに終わる。
原作は一通り全て読み終わったので、結末は知ってるんだけど、それでも映画を観てしまう(笑)
シリーズ物ってのは、そんな力がある。嵌まった人の負け(笑)
で、そんな最終章を先日レイトショーで鑑賞。
観よう観ようと思ってて、やっと観れました。
私は、今までハリー・ポッターシリーズの映画はあまり面白いと感じたことが無かった。と言うのも、原作の面白さを先に体験してしまっていたから。原作は上下巻なので、映画の2時間の尺だとどうしても色んなシーンを削ってしまうことになる。その結果、細かなストーリーで色づけされた原作の話の豊かさがそぎ落とされて、単なる骨(大筋のストーリー)だけの映画になってしまう。致し方ないことだけど。。
その辺り、同じくファンタジー映画の王道、私の大好きな映画「ロード・オブ・ザ・リング」と比較して、映画版にはかなりの物足り無さを感じていた。
しかし、今回の映画を観て、その渇望は埋まった。
さすが2部作に分けているだけあって、ほぼストーリー通りに描かれていた。
そうなんだ!!原作がこんなに面白いんだから、ちゃんと映画化すればこれだけ面白くなるはずなんだよ!!!
予算の問題など様々な要因があって、過去の作品は描きたくても描けなかったシーンがたくさんあったんだろうなぁ。。そんな製作者の苦悩・葛藤も何となく感じてしまった。。
さて、ストーリーだが、最終章なので、前作までの流れを把握してないと、いきなりこの映画を観ても訳が分からない設定になっている。それは仕方ない。もしこの映画を観ようと思っていて、過去の作品を忘れてるようであれば、6作目の「謎のプリンス」だけは観ておくことを勧める。結構つながりが深いので。
細かい説明はしない。とにかく映画館で観ればいい!!
そして、来年夏の完結編を一緒に楽しみに待ちましょう!!!
オープニング必見
完結編の前編
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