「どんな後半戦に…。」ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
どんな後半戦に…。
一作目からずっと観ていると、今作がどうダークになろうと
一応彼らが立派に成長して大人になっているわね、という
母親心に落ち着いてしまって、とりあえず終わる^^;
正直、どんどん暗く死生観が露わになっていく今作の展開に
ファミリー向けな楽しみの要素は少なく、昔のように子供が
喜べる映像も少なくなったと思う(だから小さい子は難しいか)
小さい頃からハリー達と一緒に成長してきたくらいの年代が、
いちばんちょうどよく観られる年頃かもしれない。
だってねぇ♪ロンなんてもう妄想の彼方までいっちゃうし^^;
3人ともすでに見てくれも中身もすっかりオトナ!の年代だ。
なのでまぁ…血みどろの展開や、あっけない死。など、
ダークさもハンパなく増しており、観ていて辛いシーンも
多々ある。が、そうまでして分霊箱を探し出して破壊せねば
ならないという使命を帯びたハリーには、雑念など捨てて、
一人でもやり遂げなければならないという強い意志がある。
やはりそこは応援したくなるところでもあるのだ。(母心♪)
しかしねぇ~話はなかなか進まないのねぇ^^;
あと幾つあるんでしたか。見つけ出すのも破壊するのも大変。
今回はハーマイオニーがリンチされるシーンなんてのもあって
暗いの辛いの痛いのと揃って、上映時間もけっこうな長さ…。
(私は飽きなかったけれど)やはりこういうのは後半戦か…?
それにしても最近こういう前編・後編ってのが多いですね。
だいたいにおいて前編っていうのは話が進まない。
あー。すべては後編なのね。と観終えていつも同じ会話が。
…いつまで続くんだこういうの?^^;
映画業界、確かに大変なのは分かりますが、
3Dといえば横並びに3D化、前後編といえばシリーズ物は総て
という、あからさまに儲けよう路線なのは如何なものでしょう。
そこに賭けるお金を、少しでも良い脚本に注ぎ込んでもらって、
一本でも観応えのある新作に出逢いたいものだと、
映画ファンの多くは待ち望んでいると思うんですが…。
(泣いても笑っても最終章。楽しみですねぇ。どの位の尺に?)