ハプニングのレビュー・感想・評価
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途切れない緊迫感
アメリカでミツバチが死骸も残さずに減少し続けている・・・
何故か?
教師がこんな問いを生徒に投げかけるところから
この物語は幕を開ける
【蜂群崩壊症候群】という実際に起こっている現象である
いまだにハッキリとした原因は解明されていない
なんだか不気味な【自然の怖さ】を感じる
この作品は そんな得体の知れない恐怖に満ちている
オープニングから突然 自殺を始める人々が続出する・・・
この人々の異常行動の原因は何なのか?
テロか 汚染か それとも・・・
今までのシャマラン作品とは思えないバイオレンス映像も多々あり
何が起こるか分からない緊迫感が最後まで続く
ラストのオチに不満タラタラな人のレビューをよく見かけるけど
【アレ】だから良いと思います
【アレ】だから怖いと・・・
シャマラン監督はデビュー作の『シックスセンス』が世界的に超ヒット
してしまった為に 2作目以降のハードルが有り得ないくらいに
上がってしまった可哀想な監督だ
やはりこの作品もあまりヒットしなかったし 良い評判も聞かない
だけど僕は かなり好きです
シャマラン作品を観る時 ラストの【ドンデン返し】を期待して
毎回ガッカリする人が多過ぎる気がする
そんなに『シックスセンス』的な意外なオチばっかりだと
逆に不自然というか リアリティーに欠ける
それに あんまり【ドンデン返し】を待っていると
面白い話も面白くなくなるというか・・・
その作品の訴えてる【大事なポイント】を見失う気がします
ラストにドンデン返しがありそうで無い事も【ドンデン返し】だと
僕は思うんだけど・・・
「驚愕のドンデン返し」を期待するのは未熟だと知るべし
「シックスセンス」は確かに巧妙な“オチ”があった。そして、次作以降も同じような“びっくり”を求める人は後を断たなかった。これがM・ナイト・シャマランの不幸である。
映画というのは元々いろいろなジャンルや語り口があってしかるべきなのに、ある種の物しか期待されなくなってしまったのだ。これはすなわち「驚愕のオチ」を求める客の未熟さを物語っている。そして、残念なことに「未熟な客」というのが現在の世界的なマジョリティである。
シャマランがやろうとしているのは『映画表現』をどこまで煎じ詰める事が出来るか?という高度なチキンレースである。
前作「レディ・イン・ザ・ウォーター」を鑑みれば明らかで、『世界の終わり』という壮大なテーマを低所得者向けのアパートの中だけで展開するという、倒錯したミニマルな演出であった。
ゴテゴテと装飾に彩られCGでつまびらかにされる、ブラッカイマーあたりの幼稚極まりない『世界の終わり』に比べ、極端に削ぎ落とされた世界は、ほとんど記号そのものが動きまわるような、今まで見た事も無い世界であった。
そして、「ハプニング」で描かれているのは『脅威』そのものの闊歩する風景である。
「ジョーズ」であれば巨大なサメが、「ボルケーノ」であれば噴出し地を覆う溶岩が脅威なわけだが、「ハプニング」における脅威の対象とは「脅威」という概念そのものである。
劇中では「ある種の植物には〜〜」というようなエクスキューズもあるが、明確にはされていない以上、マーク・ウォルバーグやズーイー・デシャネルが恐ろしがった物とは、やはり目に見えない「脅威」そのものである。
そして、たとえ目に写らない物であろうと「映画」は見せて表現しなければならない。その極限的な選択として「脅威」の概念は「風」で表現されているのである。死を運ぶ風は地をゆらすように響くBGMをしたがえ、恐怖をもって現れる。それが、映像的にはただ草が風にそよいでいるだけだとしても。
鑑賞者は、この、すさまじく映画的な瞬間にうち震える他なくなるのである。
いい食材を上手く調理できなかった感じ
M・ナイト・シャマラン監督、マーク・ウォールバーグ主演のサスペンス映画です。
ニューヨークのセントラルパークを発端といて突然起こった【異変】。普通に生活している人々が、突然、何の理由もなく自ら死んでいくという現象が、あっという間に広がっていきます。
原因が全くわからないまま、主人公達は当てもなく逃げるのですが・・・。
「原因不明の恐ろしい事態」が急速に広がっていくというのは、確かに怖いですけど、最初から最後まで、原因は結局、判らずじまいでエンディングを迎えるので(仮説は出てきますけど)、大半の人は映画が終わった後、『それで?』って感じになると思います。
恐らく監督の狙いは『原因不明の恐ろしい出来事に巻き込まれた時の人間の感情の動きとドラマ』を描きたかったんだと思うんですけど、何だかそれも中途半端であまり伝わってこなかったです。
やり方によっては、凄く面白くなりそうな題材だけに残念な作品でした。
やはり裏切られた
てかホラーっすかこれ?
おもしろい!
う~ん^^;テンポはいいが・・・
映画の話じゃなくて、映画の観方の話。
久々にめちゃくちゃ面白い映画観たぞ。
『ハプニング』。監督M・ナイト・シャマラン。
あ、お勧めはしません!!!ww
たぶん「普通の人」、「普通の映画ファン」、及び「映画通(笑)の人」が観たら「ポカーン」か「金返せ!」な映画だから。
自分のアンテナを自慢するわけじゃないけど、作品から作り手の気概を感じ取れる人間が観たら間違いなく面白いと思うはず。
(いや、気概を感じ取った上で「ひとりよがりなんだよザケンナ」って思う人もいるか、やっぱり。)
芸術っていうのは、だいたい目に見えるもの、耳に聞こえるもので評価される。
音楽だったら歌声や演奏やメロディや歌詞で。映画だったら脚本や編集や色遣いや音楽で。
確かに、そのレベルで既に、数値化できない抽象的なものだけど。違うんだよ!
さらにその向こうにあるもの(作り手のスピリット・気概)を感じ取ることができるか、正当に評価できるかが、我々芸術を享受する側の本当の問題であり楽しみなんですよ。
でも、大概の作品は「その奥」を感じさせない、音楽なら「音楽」、映画なら「映画」の良し悪しでしか判断しようがないものばかり。
もちろん映画観に来てるんだから「映画」が楽しけりゃそれで十分及第点なわけですが。
そういう表層的なものは、本来ただの「ツール」だと思うんですよ。
作者の心意気に自分の心がリンクしやすくなるための「ツール」。
本質ではく「ツール」だけが評価されるっていうのは、実はおかしいと思うのです。
そんなわけで、たまにこういう、作者の「オレはこれをやりたいんじゃー!!オレは今こんな気持ちなんじゃー!!」というスピリットを感じまくれる作品に出合うと、受け取る側としても、すげえボーナス貰っちゃった、みたいな気持ちになって最高にハイってやつになれるのです。
だから僕は超面白かった。『ハプニング』。
今までのシャマラン映画は「オレ、こういう映画好きだけどどう思う?」っていう、我々に対する配慮が多少は感じられたけど、今回はそんな「どう思う?」な部分は全然なし。
「オレは!こんな映画が!好きだッッ!!」「あぁ~!マジオレのセンスって最高!オレ天才!気持ちいいーッ!!」っていう清々しいまでの超オレサマ感。 さ い こ う 。
シャマラン師匠はとうとう映画作家としての悟りをお開きになった。
賛否でいえば間違いなく「否」が多い映画でしょうが、わたくしは熱烈に「賛」。
ここのところ音楽を聴いても映画を観ても心が飽和状態みたいな感じで、「僕って芸術に対するアンテナ、錆びついてきてるのかな?」って自分を疑うことが多かったのですが・・・『ハプニング』観て、久々に「間違っているのは俺じゃない、世界の方だ!」って思い直せた(笑)。
ありがとうシャマラン!!これからも付いて行きます!!!ww
もうだめシャマラン
独特な世界ではあるね
えぇーーーー
人間の驕り
大変に酷評されてるようですが…
そういう評価を頭に入れて見たのが功を奏したのか…
私には良い出来に思えました。
前作の「レディ・イン・ザ・ウォーター」はちょっとよく分からなかったけど…
今回は人間は地球を支配してないんだってことだよね。
地球上で起きていることを正確には人間は把握してないってこと。
地球に住まわせてもらってるってことを忘れちゃダメだってこと。
どうして人が自殺したくなっちゃうようになるのか?…とか
それを防ぐのはどうしたら良いのか?…助かる術は?…とか
そんなことはどうだっていいんです。
地球がそこに住んでる人という生き物を殺したくなったから…
邪魔だったんじゃない?
もし本当に自然界で訳の分からない現象が起きたとしたら
もっともっとパニックになっちゃうんじゃないかしら??
もし…全く知らない人がやってきて(周りは何で死んでいってるのか
分からない状況で)家に入れてくれと言われたら…
やっぱり、ライフルで威嚇しても入れませんよね。
小さい女の子を連れてるからって(それは演出かもしれないし)
油断してちゃ生き延びれないよ。
他人の家にズーズーしく上がりこんで
そこに住んでる女性を嫌いだとか狂ってるとか
思ってるほうがおかしいと思ったわ。
自分の家にどこの馬の骨か分からないのに
食事をご馳走して、泊まらせてあげ、感謝されこそすれ
変人扱いされるなんて……
酷い主人公ですよね。
だって…主人公が安全な人だって保障はどこにも無い訳だし…
地球を人間だけのものって思ってちゃダメってことですよね。
しかし…監督のこれからの動向が気になります。
期待通り・・・・・・・・・・・・・・・・・・
潔い説明不足
「シックスセンス」以来、毎回、毎回、出来に裏切られます↓
何?
今回シャマランは、卑怯にも逃げにはいりました!!まぁ、安全パイ狙ったのね。
さて、一足早く、出ました!!!
M・ナイト・シャマラン監督の映画みてきました。
まぁ~『シックスセンス』から本当にこの監督に見事に裏切り続けられてきた理由ですよ。
ワーナーからも見捨てられ、拾ってくれたのが、今回20世紀フォックスだった理由でしょ。
さて、どんな落ちが待っているのかと思ったら、あらあら、落ちなし。
よくわからないまま映画が終わることに。
ってゆ~か、本当にただのパニック映画だったのねぇ。
しかも、その理論もよくわからないし。
やっぱり、ほら、『レディー・イン・ザ・ウォーター』とか、『ヴィレッジ』の落ちとか相当ひどかったからね。
シャマランも今回ばかりは、逃げに走ったのね。
毎回がっくりさせてくれる監督だけに、今回はどんだけがっくりさせてくれるのかと思ったら、ある意味ガックリ。
やっぱり、もう、彼の映画は、奇跡の「シックスセンス」だけだったのねぇ、って感じ。
わたしさぁ~マイケル・ウォルバーグ大好きなのよね。
この前、シューターで来日した時も、記者会見にいったけど。
彼って、やっぱり良い男だわ。
私、すっごくタイプなのよね。
今回も、素敵な教師を熱演してるのよね~。
彼を見に行った映画だったのかも。
予告編は面白いのに残念だわ。
それにしても、人がどんどん死んでいくシーンが結構、目をつむりたくなるのよねぇ~。
そうそう、なんか最近観た『ミスト』にちょっとかぶる感じがするのよね。
ディザスターもそうだけど、そういう事態に陥った時の人間の残酷さとかも描いているのよねぇ~。
誰も信じるなみたいな。
とにかく、ガックリさせられることは間違いないので、この映画を見る人は、肝に銘じて見に行きましょうね。
だって、マイケル・ナイト・シャマランですもの。
期待し過ぎは、しちゃダメよ。
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