劇場公開日 2008年7月26日

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「人間の驕り」ハプニング レナカナママさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5人間の驕り

2008年7月27日

怖い

大変に酷評されてるようですが…
そういう評価を頭に入れて見たのが功を奏したのか…

私には良い出来に思えました。
前作の「レディ・イン・ザ・ウォーター」はちょっとよく分からなかったけど…

今回は人間は地球を支配してないんだってことだよね。
地球上で起きていることを正確には人間は把握してないってこと。
地球に住まわせてもらってるってことを忘れちゃダメだってこと。

どうして人が自殺したくなっちゃうようになるのか?…とか
それを防ぐのはどうしたら良いのか?…助かる術は?…とか
そんなことはどうだっていいんです。

地球がそこに住んでる人という生き物を殺したくなったから…
邪魔だったんじゃない?

もし本当に自然界で訳の分からない現象が起きたとしたら
もっともっとパニックになっちゃうんじゃないかしら??

もし…全く知らない人がやってきて(周りは何で死んでいってるのか
分からない状況で)家に入れてくれと言われたら…
やっぱり、ライフルで威嚇しても入れませんよね。
小さい女の子を連れてるからって(それは演出かもしれないし)
油断してちゃ生き延びれないよ。

他人の家にズーズーしく上がりこんで
そこに住んでる女性を嫌いだとか狂ってるとか
思ってるほうがおかしいと思ったわ。

自分の家にどこの馬の骨か分からないのに
食事をご馳走して、泊まらせてあげ、感謝されこそすれ
変人扱いされるなんて……
酷い主人公ですよね。

だって…主人公が安全な人だって保障はどこにも無い訳だし…

地球を人間だけのものって思ってちゃダメってことですよね。

しかし…監督のこれからの動向が気になります。

レナカナママ