「ホロヴィッツも《黒子》に全信頼を置いていた」譜めくりの女 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
ホロヴィッツも《黒子》に全信頼を置いていた
たくさんのコンサートに行ったので、たくさんの譜めくりを見てきました。
一番感心したのは、横浜でのパイプオルガンのコンクール本戦。仲間同士での譜めくりは楽譜も鍵盤も覆ってしまう全身被さっての譜めくりで、どれだけ彼女たちは親友なんだよ!と思った光景。
よっぽどの信頼関係と、芸術に対する共感、そしてリハーサル時にはなかったその場での意気=息の共有が求められます。
You Tubeには下手くそな譜めくりで台無しの演奏動画がアップされていますし、
告白するとですね、僕自身が不安のあまり譜めくり役にキレて、本番の舞台で彼を追い出してしまった事があった・・
傷付けてしまったことを心から謝りたい。
孤独にさらされるステージで、演奏者がどれだけ譜めくりに頼って甘えてしまうかを、本作を観ながら思い出していました。
小さな挫折と憎しみを負った少女の、ピアノ曲に乗せたサスペンス。
小品ですが堪能させてもらいました。
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監督自身がビオラ奏者とのこと。
だから演奏者のメンタルが画面に如実に描き出されている。
カトリーヌ・フロは歩く姿が相変わらず綺麗ですね。
立派なお屋敷に住む弁護士・ピアニスト夫妻とその一粒種に復讐を果たして、自分に期待と愛を注いでくれた両親の元へと帰るメラニー。
《黒子》に徹する無名の存在が、ブラック・スワンのように微笑む横顔でした。
・
譜めくらせ の高慢、
後悔しています。
傷付けたほうが覚えているくらいですから、傷付けられたほうは一生の深手のはずです。
お返事ありがとうございました♪
URLが貼れませんのでタイトルを
You Tubeタイトル
・風で楽譜がめくれる
・accidents aux concerts
屋外はやばいですよねkossyさん(笑)
あとステージの“舞台風”もホント半端ないです、ジャズフェスで楽譜コピーがぶっ飛ぶの見ました(汗)
「電子楽譜アプリ」は普及中ですがこんなものまでありますね
You Tubeタイトル
・【ウインク譜めくり】どれくらいスムーズにできるの?
(足で譜めくりボタンどころかウインクで譜めくり出来る時代となりました、驚きです)。