劇場公開日 2008年10月25日

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「時代活劇としてはいいけど座頭市を強調するなら大沢たかおのキャラクターをおさえた方がよかった」ICHI Sp!ke-Yさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5時代活劇としてはいいけど座頭市を強調するなら大沢たかおのキャラクターをおさえた方がよかった

2008年10月31日

勝新太郎、ビートたけしが演じた座頭市をまさか綾瀬はるかがやるってことにまず驚きなんだけどこれはリメイクではなく座頭市をベースにはしているものの全く別ものとして描いている☆
 性別を女性にすることでバッシングからも逃げられるってこともあったのかもしれないけど勝新の座頭市らしきキャラクターもチラリと登場するなど憎い演出もあってなかなか楽しめる時代活劇に仕上がっている(>_<)

 綾瀬はるか主演だから余分なシーンがたくさんあるのかと思ったけど直球の時代活劇で単純に楽しむことができて映画としてそこそこ満足のいく出来になっている(>_<)
 ただ綾瀬はるかファンにとっては今回かつてないほど彼女がボコボコにされるから辛いシーンはあるかもしれない(>_<)ただこの人はちゃんと女優魂を持ってる女優だということを確信させられたね☆

 さすがに綺麗な顔を見せるため勝新みたく目をつぶってしいないから盲人という点ではリアリティにかける感じもするけどこの映画に関しては仕方ないしそう感じたの は勝新の演技が上手すぎたからかもしれない(>_<)
この映画を観る前にいくつか勝新の「座頭市」シリーズを観たんだけどさすがに今が旬の女優があそこまでやるっていうのは無理だろうね(@_@)

 この作品実は影の主人公というか下手したらこっちのほうがメインにも思えるくらい大沢たかおが活躍していてこのキャラクターのストーリーを孤立させても十分に成立するから2つの映画が合体したような感じがするしラストもおいしい所をかっさらっていく(@_@)
 個人的にはこれはこれで楽しめたけど座頭市というものを強調したいのであれば大沢たかおのキャラクター性は少し控えめにしたほうがよかったとは思うよ(>_<)

Sp!ke-Y